カスタム管理ビューの作成
Tableau Server の [メンテナンス] ページで使用できる組み込みの管理ビューに加えて、Tableau Desktop を使用すると、サーバー アクティビティに関する独自の分析をクエリおよびビルドできます。そのために、Tableau Server リポジトリに接続してリポジトリ内のビューに対してクエリを実行できます。その場合は、"tableau" または "readonly"ユーザーのどちらかを使用します。
Tableau Server リポジトリに接続するには、Tableau Server リポジトリでデータを収集するを参照してください。
tableau ユーザー—tableau ユーザーは、リポジトリ データベース内の特殊なビューやテーブルのサブセットにアクセスできます。これらのビューやテーブルは、管理者がカスタム管理ビューを作成できるように用意されたものです。Tableau では、これらのテーブルやビューを使用して作成されたカスタム ビューを破壊しないように、そうしたテーブルやビューに対する変更を制限するように努めています。
readonly ユーザー: readonly ユーザーは、多数のリポジトリ テーブルにアクセスでき、サーバー使用状況に関するデータをより多く提供できます。管理者はこれらのテーブルを使用してカスタム管理ビューを作成することもできますが、こうしたテーブルの多くは、基本的に Tableau Server の機能をサポートするためのものであり、警告なしに変更または削除できます。つまり、これらのテーブルから作成されたビューは、データベース構造が変化すると破壊される可能性があります。
カスタム管理ビューの例については、Tableau コミュニティ(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。または、組み込まれている管理ビューを表示するときに生成される一時的なワークブックを使用することもできます。
ビルトイン ユーザーのいずれかを使用して接続する前に、Tableau Server データベースへのアクセスを有効にする必要があります。その後、Tableau Desktop を使用して、データベースへの接続およびクエリ実行を tableau ユーザーまたは readonly ユーザーとして行うことができます。
tsm configuration set
オプションの auditing.enabled は、Tableau Server がリポジトリ内のユーザー アクティビティ履歴やその他の情報を収集するかどうかを制御します。既定では有効になっています。履歴イベントの収集は Tableau Server のバックアップ ファイル (.tsbak) のサイズに影響を与えることに注意してください。
hist_
tables はすべて、tsm configuration set
オプションの wgserver.audit_history_expiration_days により制御されます。このオプションは、何日分のイベント履歴をリポジトリに保管するかを制御し、既定値は 183 日です。_http_requests
テーブルは、tsm maintenance cleanup の--http-requests-table
オプションの実行時に、7 日よりも古いデータをすべて消去します。詳細については、不必要なファイルの削除を参照してください_background_tasks
テーブルの内容が自動的に消去され、過去 30 日間のデータが保存されます。"_" 接頭辞で始まる名前を持つその他のテーブルは、現在のデータを含みます。
Tableau Server リポジトリの表の詳細については、ワークグループ データベースのデータ ディクショナリ(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。