Tableau Server からのチケットの取得
Tableau Server に信頼できる IP アドレスを追加すると、POST 要求を介して Tableau Server からチケットを受け取るように Web サーバーを構成できます (図のステップ 2)。POST 要求は http://<server_name>/trusted
に送信される必要があります。たとえば、POST 要求は http://tabserv
ではなく http://tabserv/trusted
に送信される必要があります。
注: SSL が有効になっている場合、http の代わりに https を使用する必要があります。たとえば、 https://tabserv/trusted
。
次に、Tableau Serverへの POST 要求に使用できるデータを示します。
username=<username>
(必須): Tableau Server のライセンス ユーザーのユーザー名。ローカル認証を使用している場合、ユーザー名は単純な文字列にできます (username=jsmith
など)。複数のドメインを持つ Active Directory を使用している場合は、ドメイン名とユーザー名を含める必要があります (username=MyCo\jsmith
など)。target_site=<site id>
(既定サイトにビューがない場合にのみ必要): Tableau Server で複数のサイトを実行し、ビューが "既定" サイト以外のサイトにある場合は、ビューがあるサイトを指定します (target_site=Sales
など)。<site id>
に使用する値は、サイトが作成されたときに提供された [サイト ID] でなければなりません。この値は大文字と小文字が区別されます。[サイト ID] がSAles
の場合、target_site=SAles
となります。client_ip=<IP address>
(オプション): ビューにアクセスする Web ブラウザーがあるコンピューターの IP アドレスの指定に使用されます (client_ip=123.45.67.891
など)。これは、Tableau Serverの POST 要求を作成する Web サーバーの IP アドレスではありません。このパラメーターを使用する場合の詳細については、オプション: クライアント IP 照合の設定を参照してください。
POST 要求に対する Tableau Server の応答は、固有の文字列形式になります (チケット)。Tableau Server で要求を処理できない場合は、-1
が返されます。この修正手順のヒントについては、Tableau Server から返されたチケットの値 -1を参照してください。また、ユーザーが埋め込みビューをクリックしたときにそれを正常に認証するには、サードパーティのクッキーを許可するようにブラウザーを構成する必要もあります。
Tableau Server 10.2 でチケットの書式設定が変更されました。チケットの書式設定は 2 つの部分で構成される文字列になりました。各部分は、クライアントに返される前にエンコード化された 128 ビットの文字列です。最初の部分は Base64 エンコード化されたユニバーサルに一意の ID (UUID v4) です。2 つ目の部分は 24 文字のセキュア ランダム文字列です。これらの部分の連結は Base64(UUIDv4):SecureRandomString として表されます。チケットの例は次のようになります。9D1ObyqDQmSIOyQpKdy4Sw==:dg62gCsSE0QRArXNTOp6mlJ5
.
次に、ビューの場所とチケットを含むビューの URL の構築を Web サーバーに許可するコードを追加する必要があります。