ログ ファイルのスナップショット (ログのアーカイブ)

Tableau Server には、アーカイブ目的でログ ファイルのスナップショットを生成する機能があります。定期的なサーバー メンテナンスの一環として古いログ ファイルのクリーンアップや削除を計画している場合、それを削除する前に、サーバー外の保存場所にログ ファイルをアーカイブすることを検討するかもしれません。

または、あるケースに関して Tableau サポートと協力している場合には、サポート エンジニアがサーバー ログ ファイルのスナップショットを要求する場合があります。

このトピックで説明する内容:

  • ログ ファイルのスナップショットを作成する方法
  • Tableau Server 管理ツールから Tableau サポートに直接スナップショットを送信する方法
  • スナップショットをダウンロードする方法
  • アーカイブ済みのログを削除する方法
  1. ブラウザーで TSM を開きます。

    https://<tsm-computer-name>:8850詳細については、「Tableau サービス マネージャーの Web UI へのサインイン」を参照してください。

  2. [メンテナンス] をクリックします。

  3. ログ ファイルのスナップショットを作成します。

    1. サーバーの [メンテナンス] ページの [ログ ファイル] で、[ログ ファイルのスナップショットを作成] をクリックします。

      オプションのダイアログが表示されます。

    2. [オプション] ページで、[説明]、含めるログ ファイルの期間の [範囲]、含めるログの種類 (オプション) など ([Postgres データを含める][最近のクラッシュ ダンプを含める])、必要なオプションを入力するか選択し、[ログ ファイルのスナップショットを作成] をクリックします。

    ログ ファイルのスナップショットが、TSM および Tableau Server がインストールされているコンピューターの固定された場所に保存されます。マルチノード インストールを行う場合、スナップショットはクラスタの最初のノードに保存されます。この場所は、basefilepath_log_archives 変数で指定します。

    既定ではスナップショットは次に保存されます。

    /var/opt/tableau/tableau_server/data/tabsvc/files/log-archives

    現在の場所は basefilepath.log_archives 設定をクエリして確認でき、basefilepath.log_archive に新しい値を指定することで場所を変更できます。詳細については、tsm ファイル パスを参照してください。

  4. スナップショットの生成後は、それを選択してテクニカル サポートへのアップロード、ローカル マシンへのダウンロード、または削除を行えます。

  5. スナップショットのローカル コピーをダウンロードするには、またはそれを削除するには、[ログ ファイル] でスナップショットを選択し、該当する [アクション] を選択します。

Tableau サポート用のログのスナップショットのアップロード

  1. [メンテナンス] タブをクリックします。

  2. 送信するスナップショットを選択します。

  3. [テクニカル サポート ケースへのアップロード] をクリックします。

  4. 表示されるダイアログで [サポート ケース番号] および [連絡先メール アドレス] に入力し、[スナップショットのアップロード] をクリックします。

ログ アーカイブを Tableau サポートに送信するその他の方法については、Salesforce ヘルプの「Tableau への大きなファイルの送信」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

tsm maintenance ziplogs コマンドを使用して、Tableau Server ログ ファイルのスナップショットのアーカイブを作成します。

既定では、このコマンドによりすべてのログ ファイルを含む zip ファイルが作成されます。Tableau Server の分散インストールを実行している場合、初期ノードからこの手順を実行します。すべてのノードからのログが zip ファイルに含まれます。

注: ziplogs コマンドを正常に実行できない場合は、Tableau Server ログを手動で圧縮できます。詳細については、Linux での Tableau Server のトラブルシューティングを参照してください。

ログ ファイルのスナップショットを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 最初のノードで、ターミナル セッションを開きます。

  2. 次のコマンドを入力します。

    tsm maintenance ziplogs -l -f <filename>

    ここで、<filename> は作成する zip アーカイブ ファイルの名前です。スペースを含まない一意の名前を指定します。同じファイル名の ziplog が既存する場合は、コマンドに -o オプションを含めて強制的な上書き、既存ファイルの削除、または別の名前の指定を行わない限り、ファイルの作成に失敗します。

    スナップショットの時間範囲と、含めるログのタイプを指定することができます。たとえば、エラーが発生したタイミングがわかっている場合は、--startdate オプションと --enddate オプションを使用して、エラー発生前後の数時間からログをキャプチャします。

    tsm maintenance ziplogs -f <filename> --startdate "<mm/dd/yyyy H:mm>" --enddate "<mm/dd/yyyy H:mm>"

    詳細については、tsm maintenance ziplogsを参照してください。

    ログ ファイルのスナップショットが、TSM および Tableau Server がインストールされているコンピューターの固定された場所に保存されます。マルチノード インストールを行う場合、スナップショットはクラスタの最初のノードに保存されます。この場所は、basefilepath_log_archives 変数で指定します。

    既定では、ログ ファイルのスナップショットは次の場所に保存されます。

    /var/opt/tableau/tableau_server/data/tabsvc/files/log-archives

    basefilepath.log_archives 設定を照会すると、現在の場所を見つけることができます。

    tsm configuration get -k basefilepath.log_archive

    basefilepath.log_archiveをクリックし、新しい値を指定して場所を変更します。

    tsm configuration set -k basefilepath.log_archive -v "<drive>:/new/directory/path"

    詳細については、tsm ファイル パスを参照してください。

Tableau Support のログ アーカイブの送信

カスタマー サポート ケースの一部としてログ ファイルを Tableau サポートへ送信できます (カスタマー サポート ケース番号が必要)。ログ ファイルを送信する前に、tsm maintenance ziplogs コマンドを使用して、ログ ファイルを単一の zip ファイル アーカイブにまとめます。

  • ターミナル セッションで、次のコマンドを入力します。

    tsm maintenance send-logs -f <zip file name> -c <case number> -e <email address>

    ここで、<case number> はサポート ケース番号、<email address> はこのサポート ケースの連絡先メール、<zip file name> は .zip ファイル拡張子が付いたアーカイブのファイル名です。

ログ アーカイブを Tableau サポートに送信するその他の方法については、Salesforce ヘルプの「Tableau への大きなファイルの送信」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

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