バージョン間でワークブックの互換性があるようにする

ワークブックを作成し、それを共有したり、他の Tableau ユーザーに編集をしてもらうことができます。ワークブックを保存するとき、そのワークを送信する相手が、それを開くことができるようにしておく必要があります。

この記事では、Tableau Desktop および Tableau Server のどの組み合わせが一緒に機能するかと、Tableau Desktop の別のバージョンとしてワークブックをエクスポートする方法について説明します。

この互換性が問題となる時期

互換性の問題は、通常は Tableau 製品のリリース バージョン間でのみ発生します。例えば、Tableau Desktop のバージョン 10.5 と Tableau Server のバージョン 10.2 を使用しているとします。ドット リリース (メンテナンス バージョン) の場合、たとえば Tableau Desktop バージョン 10.4.1 と Tableau Server バージョン 10.4.2 の間では、互換性の問題はありません。

これには例外が 1 つあります。Tableau では、ドット リリースで新しいコネクターのサポートを導入することがあります。これにより、Tableau Desktop がアップグレードされ、Tableau Server がアップグレードされていない場合に、Tableau Desktop と Tableau Server の間に互換性の問題が生じる可能性があります。

リリースによるデータ ソースのサポートの詳細については、リリース ノート ページを参照してください。

Tableau Desktop のバージョン間の互換性

Tableau Desktop ユーザーはメールで送信したり、会社ネットワーク上の場所にコピーすることでワークブックを共有できます。2 人のユーザーが異なるバージョンの Tableau Desktop を使用している場合、共有が常に可能とは限りません。Tableau Desktop は下位互換性があります。つまり、

  • 新しいバージョンの Tableau Desktop は、それ以前のバージョンで作成されたワークブックを開くことができます。

  • 古いバージョンの Tableau Desktop では、古いバージョンにダウングレードしない限り、新しいバージョンで作成されたワークブックを開くことができません。

たとえば、Amanda がバージョン 10.3 の Tableau Desktop を使用して Tableau ワークブックを作成し、バージョン 10.5 の Tableau Desktop を持っている Zachary に送信するとします。彼には次のメッセージが表示されます。

The workbook will be upgraded when it is saved. The upgraded file can't be read by earlier versions of the application.

Zachary がワークブックを編集して Amanda に返送する場合は、彼女が開けるように、ワークブックをダウングレードする必要があります。そうしなければ、Amanda がそのワークブックを Tableau Desktop バージョン 10.3 で開こうとすると、ワークブックは 10.5 ワークブックとなっているため、読み込みは失敗します。

Tableau Desktop バージョン間のワークブックのダウングレードの詳細は、この記事のワークブックのダウングレードを参照してください。

Tableau 抽出での作業

同じ論理は Tableau の抽出にも適用されます。新しいバージョンの Tableau Desktop は古いバージョンで作成された抽出を開くことができます。ただし、新しいバージョンで作成された抽出を古いバージョンの Tableau Desktop で開くことはできません。

古いバージョンで抽出を作成しワークブックを Tableau Desktop 10.5 で開き、のちに抽出を更新した場合、.hyper 形式に変換され、ワークブックは古いバージョンの Tableau とは互換性がなくなります。

ワークブックを Tableau Desktop バージョン 10.5 以降のユーザーと共有することがわかっている場合は、共有するためにまずワークブックのコピーを保存してください。ワークブックが既にバージョン 10.5 以降で開かれていた場合は、抽出が更新されていなければ、ワークブックを古いバージョンにダウングレードすることができます。

.hyper 抽出形式の詳細については、「抽出の .hyper 形式へのアップグレード」を参照してください。ワークブックを以前のバージョンにダウングレードする方法の詳細は、この記事のワークブックのダウングレードを参照してください。

Tableau Desktop と Tableau Server の互換性

任意のバージョンの Tableau Desktop で作成されたワークブックは、サポートされている任意のバージョンの Tableau Server に接続できます。ただし、接続すると、実行するアクションによっては、使用しているバージョンによって互換性が問題となる場合があります。

Tableau Desktop から Tableau Server へのパブリッシュ

Tableau Server のバージョンが Tableau Desktop のバージョンと同じかそれより新しい場合、ワークブックおよびデータ ソースを Tableau Server にパブリッシュできます。たとえば、Tableau Desktop 10.0 から Tableau Server 10.0 や、Tableau Server 10.1、Tableau Server 10.2 にワークブックやデータ ソースをパブリッシュすることはできます。

しかし、Tableau Server が Tableau Desktop よりも古いバージョンの場合は、Tableau Server にパブリッシュする前にワークブックをダウングレードするように求めるプロンプトが表示されます。たとえば、Tableau Desktop バージョン 10.5 で作成したワークブックをダウングレードして、Tableau Server バージョン 10.2 にパブリッシュすることができます。ワークブックのダウングレード方法の詳細は、この記事のワークブックのダウングレードを参照してください。

注: ワークブックに .hyper 形式の抽出が含まれる場合、あるいは Tableau Server バージョン 10.1 以前を使用している場合は、ワークブックのダウングレード機能は利用できません。

Tableau Server または Tableau Online からのワークブックのダウンロード

Tableau Server からダウンロードしたワークブックは、最後に編集を行った Tableau のバージョンと同じバージョンになります。たとえば、Amanda が Tableau Desktop 10.3 を実行しており、ワークブックを Tableau Server 2018.1 にパブリッシュするとします。Zachary も Tableau Desktop 10.3 を実行している場合、Tableau Server に接続し、ワークブックをダウンロードして開くことができます。

しかし、互換性の問題が起こります。

  • 別の人物がサーバー上のワークブックを編集した場合、そのワークブックはそのバージョンの Tableau Server に更新されます。

  • 誰かが Tableau Server から新しいバージョンの Tableau Desktop にワークブックをダウンロードして編集、保存、パブリッシュした場合、そのワークブックは新しいバージョンの Tableau Desktop に更新されます。

たとえば、Elizabeth が Tableau Desktop 10.0 から Tableau Server 10.3 にワークブックをパブリッシュするとします。Ted は Tableau Server から Tableau Desktop 10.3 にワークブックをダウンロードします。彼はワークブックを編集し、サーバーにワークブックを再パブリッシュして戻します。これで、ワークブックは新しいバージョンにアップデートされました。Zachary と Elizabeth は両方とも Tableau Desktop 10.2 を使用しており、Tableau バージョン 10.3 に更新されたワークブックをダウンロードできますが開くことはできません。

新しいバージョンの Tableau Server または Tableau Online でワークブックを編集または作成すれば、ワークブックをダウングレードして古いバージョンの Tableau Desktop で開けるようにすることができます。

Tableau Server または Tableau Online と Tableau Desktop 間のワークブックのダウングレードの詳細については、この記事のワークブックのダウングレードを参照してください。

パブリッシュされた抽出への接続

Tableau Server バージョン 10.5 以降を使用している場合は、新しい .hyper 抽出形式に更新するときに、パブリッシュ済みの抽出も自動的に更新されます。そのとき、ワークブックは Tableau Desktop の以前のバージョンでは開けなくなります。.hyper 抽出形式の詳細については、「抽出の .hyper 形式へのアップグレード」を参照してください。

以前のバージョンの Tableau Server では、Tableau Desktop で作成した抽出が含まれる、パブリッシュ済みのワークブックまたはデータ ソースは、Tableau Server に更新または追加されても元のバージョンを保持します。

Tableau Server ベースのデータ ソースへの接続

Tableau Desktop 内のワークブックは、より新しいバージョンの Tableau Server にパブリッシュされたデータ ソースを使用できます。ただし、以前のバージョンの Tableau Desktop で使用できない機能を使用するデータ ソースに接続する場合は、そのフィールドは使用できません。

たとえば、バージョン 8.2 の Tableau Desktop でワークブックを作成してから、詳細レベル式が入ったフィールドが含まれる Tableau Server バージョン 9.0 のデータ ソースに接続するとします。その場合、詳細レベルの式は Tableau 9.0 まで利用できなかったため、これらのデータ フィールドは Tableau Desktop 8.2 ワークブックでは使用できません。

Tableau Desktop で作成されたワークブックは常に、以前のバージョンの Tableau Server からのデータ ソースを使用できます。たとえば、Tableau Desktop 10.1 ワークブックは Tableau Server 10.0 からのデータ ソースを使用できます。

ワークブックのダウングレード

前のバージョンの Tableau Server にワークブックをパブリッシュする、あるいは前のバージョンの Tableau Desktop を使っている人とワークブックを共有する必要がある場合、ワークブックを以前のバージョンにダウングレードすることができます。ダウングレードしたワークブックは、選択したバージョン以降のバージョンで開くことができます。

前のバージョンで利用できない機能は、ワークブックがダウンロードされたときに削除されます。ダウングレードできる最も古いバージョンは、Tableau Desktop 10.2 です。

: これらの機能は、バージョン 10.5 で更新された Tableau Data Extract を含むワークブックには使用できません。抽出は変換されて新しい.hyper 形式を使用します。この形式を .tde 形式にダウングレードすることはできません。.hyper 抽出形式の詳細については、「抽出の .hyper 形式へのアップグレード」を参照してください。

以前のバージョンのワークブックのエクスポート

ワークブックを Tableau の別のバージョンにエクスポートするには、Tableau Desktop では [ファイル] > [バージョン名を付けてエクスポート] を使用し、Tableau Online または Tableau Server ではワークブックのツールバーで [ダウンロード] > [Tableau ワークブック] を選択します。詳細については、ビューとワークブックのエクスポートを参照してください。

Tableau Server でのワークブックのダウングレード

新しいバージョンの Tableau Desktop と古いバージョンの Tableau Server を使用している場合、パブリッシュする時にワークブックを古い Tableau Server のバージョンにダウングレードすることができます。

ワークブックをパブリッシュするとき、ワークブックがダウングレードされるという警告メッセージが表示されます。

ワークブックのパブリッシュを続行する場合、旧バージョンで利用できなかった特徴や機能性は互換性のために削除されます。

Tableau Desktop のより新しいバージョンでダウングレードされたワークブックを開くと、下記に示すメッセージが表示されます。

ワークブックがダウングレードされたときは、削除された特徴を再度追加する必要がある可能性があります。

注: このオプションはデータ ソースには適用されません。

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