SharePoint リスト (JDBC)

この記事では、Tableau を SharePoint リスト (JDBC) に接続し、データ ソースを設定する方法について説明します。

注: SharePoint リスト JDBC コネクタには、Tableau 2022.3 以降と SharePoint リスト JDBC ドライバーが必要です。

接続の準備

開始する前に、次の接続情報を収集します。

  • 接続したいリストが含まれている SharePoint サイトの URL

  • お使いの SharePoint サーバーのエディション: オンプレミスまたは SharePoint Online

  • 認証方法: Azure AD、サードパーティー SSO、または統合認証

  • 必要に応じてユーザー名またはメール アドレス、パスワード、SSO ドメイン (任意)

必要な API パーミッション

SharePoint で、Tableau に次のアプリケーション プログラミング インターフェイス (API) 権限を付与します。

  • profile
  • openid
  • email
  • AllSites.Manage
  • offline_access
  • User.Read

カスタム OAuth クライアントの使用

Tableau では、独自の IT ポリシーに従って OAuth 設定を完全に制御できるように、カスタム OAuth クライアントを設定することをお勧めします。独自の OAuth クライアントを使用するオプションにより、Tableau のリリース サイクルや、Tableau の OAuth クライアントのローテーション スケジュールに縛られることもなくなります。独自の OAuth クライアントを設定する方法については、「サイトのカスタム OAuth の構成」を参照してください。

必要なドライバー

このコネクタにはデータベースとやり取りするためのドライバーが必要です。ドライバーがコンピューターにインストールされていない場合、Tableau によって「ドライバー ダウンロード」(新しいウィンドウでリンクが開く)ページへのリンクを含むメッセージが接続ダイアログ ボックスに表示されます。このページで、ドライバーのリンクとインストール手順を確認できます。

Tableau Server の SharePoint Lists (JDBC) の設定

Tableau Server を使用している場合、まず、コネクタとドライバの両方を各サーバー ノードにインストールする必要があります。

  1. パッケージ化された Sharepoint Lists (JDBC) の Tableau コネクタ (TACO) ファイルまたは「cdata.sharepoint.taco」を Tableau Exchange(新しいウィンドウでリンクが開く) からダウンロードします。
  2. .taco ファイルを Tableau Server インスタンスの各ノードにある以下のディレクトリに移動します。
  • Windows: C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\vizqlserver\Connectors
  • Linux: [Tableau Server インストール ディレクトリ]/data/tabsvc/vizqlserver/Connectors
  1. SharePoint Lists (JDBC) ドライバーを Tableau ドライバー センター(新しいウィンドウでリンクが開く)からダウンロードしてインストールします。JDBC ドライバー (data.tableau.sharepoint.jar) は、Tableau Server インスタンスの各ノードにある以下のディレクトリに配置する必要があります。
  • Windows: C:\Program Files\Tableau\Drivers
  • Linux: /opt/tableau/tableau_driver/jdbc
  1. Tableau Server を再起動します。
  2. SharePoint リスト (JDBC) で OAuth を使用する予定の場合は、Tableau Server の追加の構成も必要になります。詳細については、「OAuth と最新の認証用に Azure AD を構成する」を参照してください。

接続してデータ ソースを設定する

  1. Tableau を起動し、[接続][SharePoint リスト (JDBC)] を選択します。
  2. [Server] テキスト ボックスに SharePoint URL を入力します。
  3. エディションを次の中から選択します: [オンプレミス] または [SharePoint Online]
  4. 認証方法を次の中から選択します: Azure ADユーザー名とパスワードNTLMADFS または Basic
  5. Azure AD を選択した場合は、[サインイン] を選択します。
  6. 他の認証方法を選択した場合は、必要な情報を入力し、[サインイン] を選択します。

[データ ソース] ページで、次の手順を行います。

  1. (任意) ページ上部にある既定のデータ ソース名を選択し、Tableau で使用する一意のデータ ソース名を入力します。

たとえば、データの他のユーザーが、どのデータ ソースに接続するか推測するのに役立つ命名規則を使用します。

  1. 分析を開始するには、シート タブを選択します。

Mac でのサインイン

Mac で Tableau Desktop を使用する場合、サーバー名を入力して接続するときに、mydb または mydb.test などの相対ドメイン名の代わりに mydb.test.ourdomain.lan などの完全修飾ドメイン名を使用します。

また、Mac コンピューターの [検索ドメイン] リストにドメインを追加し、接続する際には、サーバー名のみを提供する必要があります。[検索ドメイン] リストを更新するには、[システム環境設定] > [ネットワーク] > [詳細] に移動し、[DNS] タブを開きます。

Mac ではどちらの認証方法でもユーザー名とパスワードを入力して接続する必要があります。

データの更新

Tableau は SharePoint リストで、抽出接続のみをサポートし、ライブ接続はサポートしません。抽出を更新してデータを更新できます。増分更新はサポートされません。詳細については、抽出の更新を参照してください。更新スケジュールの詳細については、ワークブックをパブリッシュする際に抽出の更新をスケジュールするを参照してください。

 

関連項目