Azure SQL Database
この記事では、Tableau を Azure SQL Database に接続し、データ ソースを設定する方法について説明します。
注: OAuth 経由の Azure Active Directory 認証を使用している場合は、続行する前にサーバーが既に設定されていることを確認してください。サーバー構成の詳細については、「OAuth と最新の認証用に Azure AD を構成する」を参照してください。
開始する前に、次の接続情報を収集します。
接続するデータベースをホストする完全修飾サーバー名 (例: myserver-20171113.database.windows.net)
(オプション) データベースの名前
認証方法:
ユーザー名とパスワード
Active Directory のパスワード
Oauth 経由の Azure Active Directory (統合)
注: このオプションを使用するには、システム管理者が組織の Azure Active Directory テナントで [user consent (ユーザーの同意)] を有効にする必要があります。詳細については、Microsoft ドキュメントの「ユーザーの同意の構成」を参照してください。
Active Directory のサービス プリンシパル。この認証方法の詳細については、「Azure のサービス プリンシパル」を参照してください。
サインイン認証資格情報は選択する認証方法によって異なり、以下の情報が含まれます。
ユーザー名とパスワード
Active Directory のユーザー名とパスワード
Azure Active Directory インスタンスの URL
サービス プリンシパルの ClientID とクライアント シークレット
SSL サーバーに接続している場合
コミットされていないデータを読み取れるようにデータベースの分離レベルを設定しますか。
(オプション) Tableau が接続するたびに初期 SQL ステートメントを実行する
- Tableau を起動し、[接続] で [Azure SQL Database] を選択します。データ接続の完全なリストについては、[サーバーへ] の [詳細] を選択します。その後、次を実行します。
- 接続するサーバーの URL を入力します。
- (オプション) 含まれているデータベースに接続するには、データベース名を入力します。
- サーバーへのサインイン方法を指定するため、ユーザー名とパスワード、Active Directory のユーザー名とパスワード、Active Directory のプリンシパル、または OAuth 経由の Azure Active Directory の統合サインインのいずれかを選択します。
- ユーザー名とパスワードを入力します。サービス プリンシパルを使用する場合は、ユーザー名に ClientID を使用し、パスワードにクライアント シークレットを使用します。
または、OAuth 経由の Azure Active Directory を使用する場合は、Azure Active Directory インスタンスの URL を入力します。詳細については、Microsoft ドキュメントの「エンドポイント」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。注: 組織で複数の Azure Active Directory テナントを使用している場合、Azure Active Directory インスタンスの URL は、データベースが構成されているテナントと一致する必要があります。テナント ID は、Azure ポータルまたは Azure 管理者から確認できます。
- SSL サーバーに接続する場合は、[SSL が必須] チェック ボックスをオンにします。
- [コミットされていないデータの読み取り] を行うかどうかを指定します。このオプションを使用すると、コミットされていないデータを読み取る分離レベルで実行できます。抽出更新など Tableau から長いクエリを実行すると、データベースがロックされ、トランザクションが遅延する場合があります。このオプションをオンにすると、他のトランザクションによって変更された行がコミットされていなくてもクエリで読み取ることができます。このオプションをオフにすると、Tableauによりデータベースで指定された既定の分離レベルが使用されます。
- (任意) ワークブックを開いたときや、抽出を更新、Tableau Server にサインイン、または Tableau Server にパブリッシュするときなど、毎回接続の始めに実行する初期 SQL コマンドを指定するには、[初期 SQL] を選択します。詳細については、初期 SQL の実行を参照してください。
- [サインイン] を選択します。
Tableau が接続できない場合は、認証資格情報が正しいことを確認します。引き続き接続に失敗する場合は、コンピューターにおけるサーバーの検出に問題があります。サポートが必要な場合は、ネットワーク管理者またはデータベース管理者にお問い合わせください。
データ ソース ページで次の手順を行います。
(任意) ページ上部にある既定のデータ ソース名を選択し、Tableau で使用する一意のデータ ソース名を入力します。たとえば、データの他のユーザーが、どのデータ ソースに接続するか推測するのに役立つ命名規則を使用します。
[データベース] ドロップダウン リストから、データベースを選択します。
[テーブル] で、テーブルを選択するか、検索フィールドを使用して名前でテーブルを検索します。
データベース内のストアド プロシージャを指定することもできます。SQL Server データベース固有の制約の一覧など、ストアド プロシージャの詳細については、ストアド プロシージャの使用を参照してください。
表をキャンバスにドラッグしてから、シート タブを選択して分析を開始します。
カスタム SQL を使用して、データ ソース全体ではなく、特定のクエリに接続します。詳細については、カスタム SQL クエリへの接続を参照してください。
注: Tableau Desktop では、Microsoft SQL Server の TIME データ型はサポートされていません。このデータ型のフィールドはインポートされないため、Tableau Desktop には表示されません。ストアド プロシージャに含まれている場合、TIME データ型のフィールドは Tableau Desktop に表示されません。詳細については、ストアド プロシージャの使用を参照してください。
Mac で Tableau Desktop を使用する場合、サーバー名を入力して接続するときに、mydb または mydb.test などの相対ドメイン名の代わりに mydb.test.ourdomain.lan などの完全修飾ドメイン名を使用します。
また、Mac コンピューターの [検索ドメイン] リストにドメインを追加し、接続する際には、サーバー名のみを提供する必要があります。[検索ドメイン] リストを更新するには、[システム環境設定] > [ネットワーク] > [詳細] に移動し、[DNS] タブを開きます。
注: OAuth 経由 (統合) の Azure Active Directory は Mac ではサポートされていません。
Tableau は、Azure Synapse および Azure SQL Database コネクタでのサービス プリンシパルの使用をサポートしています。Azure のサービス プリンシパルは、ホストされたサービス、Tableau などのアプリケーション、自動化ツールを通じて、ユーザーが Azure リソースに容易アクセスできるようにするためのセキュリティ ID です。ロールベースの制限を使用したリソースへのアクセス管理によって、ユーザーのアクセス レベルとアクセスできるリソースを制御できます。Azure Active Directory から派生したサービス プリンシパルは、ロールベースのアクセス制御を活用します。これらは、Azure Synapse または Azure SQL データベースへの接続時に Tableau アプリケーションを認証するために使用できます。
Microsoft Entra (旧称 Azure Active Directory) の認証で使用するサービス プリンシパルを作成するには、Microsoft の以下の手順(新しいウィンドウでリンクが開く)に従ってください。
関連項目
- データ ソースの設定 – このデータ ソースにさらにデータを追加したり、データ分析の前にデータを準備したりします。
- グラフの構築とデータの分析 – データ分析を開始します。