Amazon Redshift
この記事では、Tableau を Amazon Redshift データベースに接続し、データ ソースを設定する方法について説明します。Amazon Redshift で OAuth をセットアップする手順については、Tableau Server ドキュメント(新しいウィンドウでリンクが開く)またはTableau Cloud ドキュメント(新しいウィンドウでリンクが開く)の「Amazon Redshift IAM OAuth のセットアップ」を参照してください。認証にアイデンティティ センターを使用する方法の詳細については、「Amazon Redshift IAM アイデンティティ センター OAuth の設定(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。
はじめる前に
開始する前に、次の接続情報を収集します。
- 接続先のデータベースをホストするサーバーの名前とポート番号
- データベース名
- 認証:
- ユーザー名とパスワード
- IAM フェデレーション タイプを使用する OAuth
- OAuth プロバイダーを最初にインストールする必要があります
- IAM ロール
- IAM IDC フェデレーション タイプを使用する OAuth
- OAuth プロバイダーを最初にインストールする必要があります
- IDC 名前空間 (オプション)
- SSL サーバーに接続している場合
- (オプション) Tableau が接続するたびに初期 SQL ステートメントを実行する
必要なドライバー
このコネクタにはデータベースとやり取りするためのドライバーが必要です。ドライバーがコンピューターにインストールされていない場合、Tableau によって「ドライバー ダウンロード」(新しいウィンドウでリンクが開く)ページへのリンクを含むメッセージが接続ダイアログ ボックスに表示されます。このページで、ドライバーのリンクとインストール手順を確認できます。
Redshift に接続する
- [接続] ページの [サーバーへ] で、[Amazon Redshift] を選択します。
- 接続先のデータベースをホストするサーバーの名前とポート番号、およびデータベースの名前を入力します。
- [認証] で、[ユーザー名とパスワード] または [OAuth] のいずれかを認証タイプとして選択し、選択に応じて必要な認証フィールドに入力します。
- ユーザー名とパスワード: ユーザー名と任意のパスワードを入力します。
- OAuth:
- [Federation Type (フェデレーション タイプ)] フィールドで、[IAM ロール] または [アイデンティティ センター] のいずれかを選択します。
- [IAM ロール] で、任意の [AWS ロール ARN] を入力し、[フェデレーションのグループ化] を使用するかどうかを選択します。
- [アイデンティティ センター] で、[Identity Center Namespace (アイデンティティ センターの名前空間)] を入力します。
- 使用する事前設定された OAuth プロバイダーを選択します。
- [Federation Type (フェデレーション タイプ)] フィールドで、[IAM ロール] または [アイデンティティ センター] のいずれかを選択します。
- SSL サーバーに接続する場合は、[SSL が必須] チェック ボックスをオンにします。
- (任意) ワークブックを開いたときや、抽出を更新、Tableau Server にサインイン、または Tableau Server にパブリッシュするときなど、毎回接続の始めに実行する初期 SQL コマンドを指定するには、[初期 SQL] を選択します。詳細については、初期 SQL の実行を参照してください。
- (オプション) [詳細] タブをクリックして、必要に応じてカスタム ドライバー パラメーターを入力し、接続を変更します。
- [サインイン] をクリックして接続を開始します。
Tableau が接続できない場合は、認証資格情報が正しいことを確認します。引き続き接続に失敗する場合は、コンピューターにおけるサーバーの検出に問題があります。サポートが必要な場合は、ネットワーク管理者またはデータベース管理者にお問い合わせください。
データ ソースの設定
[データ ソース] ページで、次の手順を行います。
(任意) ページ上部にある既定のデータ ソース名を選択し、Tableau で使用する一意のデータ ソース名を入力します。たとえば、データの他のユーザーが、どのデータ ソースに接続するか推測するのに役立つ命名規則を使用します。
[スキーマ] ドロップダウン リストから、スキーマを選択するかテキスト ボックスを使用して、スキーマを名前で検索します。
[表] で、表を選択するかテキスト ボックスを使用して、名前で表を検索します。
表をキャンバスにドラッグしてから、シート タブを選択して分析を開始します。
カスタム SQL を使用して、データ ソース全体ではなく、特定のクエリに接続します。詳細については、カスタム SQL クエリへの接続を参照してください。
ドライバー パラメーターを使用した接続のカスタマイズ
Amazon Redshift コネクタを使用して接続を変更する必要が生じる場合があります。Tableau 2019.2.1 以降、カスタム ドライバー パラメーターのテキスト ボックスで接続文字列にドライバー パラメーターを追加すると、接続を変更できます。
注: Tableau が生成するドライバー パラメーターは変更できません。パラメーターの追加のみを行えます。
次の例では、agarcia が IDP を使用してフェデレーション認証を有効にするパラメーターを入力しています。
DbUser=agarcia;AutoCreate=1;AuthType=Plugin;plugin_name=Ping;IAM=1;idp_host=idp.business-example.com;idp_port=443;preferred_role=arn:aws:iam::12345:role/dev;partner_spid=urn:amazon:webservices;
次の例では、取得される行数を 1000 に制限しています。
Fetch=1000;
ドライバー パラメーターの詳細については、Amazon AWS Web サイトの「ODBC Driver Configuration Options」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
Mac でのサインイン
Mac で Tableau Desktop を使用する場合、サーバー名を入力して接続するときに、mydb または mydb.test などの相対ドメイン名の代わりに mydb.test.ourdomain.lan などの完全修飾ドメイン名を使用します。
また、Mac コンピューターの [検索ドメイン] リストにドメインを追加し、接続する際には、サーバー名のみを提供する必要があります。[検索ドメイン] リストを更新するには、[システム環境設定] > [ネットワーク] > [詳細] に移動し、[DNS] タブを開きます。
関連項目
- データ ソースの設定 – このデータ ソースにさらにデータを追加したり、データ分析の前にデータを準備したりします。
- グラフの構築とデータの分析 – データ分析を開始します。
- パフォーマンス向上のために Amazon Redshift と Tableau ソフトウェアの展開を最適化 (英語)(新しいウィンドウでリンクが開く) - Tableau ホワイトペーパー (登録またはサインインが必要です)
- Amazon Redshift によるビッグ データ分析 (英語)(新しいウィンドウでリンクが開く) - Tableau オンデマンド セミナー (登録またはサインインが必要です)