tabcmd

注: tabcmd コマンド ライン ユーティリティ バージョン 2.0 は、Tableau tabcmd(新しいウィンドウでリンクが開く) (新しいウィンドウ) で入手できます。この新バージョンでは、MacOS 上で tabcmd コマンドを実行し、個人アクセス トークンを使って認証することで、多要素認証に対応することができます。バージョン 2.0 は、Python ベースの Tableau Server クライアント (TSC) で使用可能なパブリック エンドポイントに基づいて構築されています。この最新バージョンは Tableau Cloud で動作しますが、Tableau Server でのサポートは限定的です。

Tableau では、Tableau Cloud サイトでのサイト管理タスクの自動化に使用できる tabcmd コマンドライン ユーティリティを提供しています。サイトの管理タスクを自動で実行できます (ユーザー、プロジェクト、グループの作成や削除など)

重要: tabcmd 1.0 は、多要素認証 (MFA) をサポートしていません。Tableau Cloud で tabcmd を使用するには、Tableau tabcmd 2.0(新しいウィンドウでリンクが開く) (新しいウィンドウ) を使用します。Tableau で MFA を使用する方法については、「多要素認証と Tableau Cloud について」を参照してください。

tabcmd のインストール

注: これらの手順は、tabcmd 1.0 コマンドライン ユーティリティをインストールするためのものです。tabcmd 2.0 コマンドライン ユーティリティをインストールするには、Tableau tabcmd(新しいウィンドウでリンクが開く) (新しいウィンドウ) に移動します。

Tableau Server または Tableau Cloud を新しいバージョンにアップグレードする際に、更新後のバージョンの tabcmd が必要な場合は、Tableau Web サイトの Tableau Server リリース ページからダウンロードできます。

Tableau Server の場合は、サーバー バージョンと一致するバージョンをダウンロードすることをお勧めします。Tableau Cloud の場合は、バージョンの不適合によって生じる問題を避けるために、常に最新バージョンをダウンロードすることをお勧めします。どちらの場合でも、古いバージョンの tabcmd を使用すると、エラーや予期しない結果を引き起こすことがあります。

  1. Web ブラウザーを開き、Tableau Server リリース(新しいウィンドウでリンクが開く) ページに移動します。Tableau Online を使用している場合でも、このページに移動します。

  2. 次の製品を使用している場合:

    どちらの場合でも、展開された情報にメンテナンス リリースが表示されていれば、最新のメンテナンス リリースまたはサーバー バージョンと一致するものを選択してください。

    使用するサーバーのバージョンを選択します (Tableau Cloud の最新リリース)

    これによりリリース ノート ページ (解決済みの問題) が表示され、セキュリティ改善と解決した問題について読むことができます。

  3. 解決した問題の下にある [ファイルのダウンロード] セクションまでスクロールして、tabcmd コマンドを実行する予定のコンピューターと互換性のある tabcmd ダウンロード リンクを選択します。 

    使用するコンピューター (32 ビットまたは 64 ビット) の tabcmd インストーラーを選択します

    残りの手順では、このコンピューターを "tabcmd コンピューター" と呼びます。

  4. インストーラーを tabcmd コンピューターまたはそのコンピューターからアクセス可能な場所 に保存します。

  5. tabcmd コンピューターのオペレーティング システムで適切なインストール手順を完了します。

    • Windows

      既定では、tabcmd は C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\<version>\extras\Command Line Utility にインストールされています。これはインストール中に変更でき、C:\ドライブ (C:\tabcmd) の tabcmd という名前のフォルダーに tabcmd をインストールすることを推奨します。これにより、検索と実行が容易になり、Windows PATH に tabcmd ディレクトリを追加すると、Windows オペレーティング システムに関するいくつかの制限に対応できます。

      :tabcmd 設定プログラムは、tabcmdディレクトリを Windows PATH 変数に追加しません。手動で追加するか、呼び出すたびに tabcmd への完全パスを含めることができます。

      tabcmd は、Windows に次の 2 つの方法でインストールできます。

      • インストーラーをダブルクリックして、UI の手順に従います。

        1. 使用許諾契約書に同意します。

        2. 既定以外の場所にインストールする場合は、[カスタマイズ] をクリックし、tabcmd をインストールする場所を入力または参照します。

        3. [インストール] をクリックします。

          Windows Defender ファイアウォールまたはユーザーアカウントによるメッセージが表示される場合は、[アクセスを許可] をクリックします。

      • インストーラーをコマンドプロンプトから実行します。

        1. tabcmd コンピューターで管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

        2. Tabcmd インストーラーをコピーしたディレクトリに移動します。

        3. tabcmd のインストール:

          tableau-setup-tabcmd-tableau-<version_code>-x64.exe /quiet ACCEPTEULA=1

          既定以外の場所へのインストール:

          tableau-setup-tabcmd-tableau-<version_code>-x64.exe /quiet ACCEPTEULA=1 INSTALLDIR="<path\to\install\directory>"

          例:

          tableau-setup-tabcmd-tableau-<version_code>-x64.exe /quiet ACCEPTEULA=1 INSTALLDIR="C:\tabcmd"

          tabcmd インストーラーで使用できるコマンド ライン オプションの完全な一覧については、/?を指定してインストーラーを実行します。tabcmd インストーラーのコマンド ライン オプションの詳細については、tabcmd 用のスイッチとプロパティのインストール (Windows)を参照してください。

      tabcmd のセットアップ プログラムでは、tabcmd のインストールで問題が発生した場合に使用できるログが C:\Users\<user>\AppData\Local\Temp 内に作成されます。ログでは、Tableau_Server_Command_Line_Utility_(<version_code>)_##############.log という命名規則が使用されます。

    • Linux

      注: Linux コンピューターで tabcmd を実行するには、Java 11 がインストールされている必要があります。RHEL ライクなシステムでは、これは tabcmd のインストール時に依存関係としてインストールされます。Ubuntu のようなシステムでは、Java 11 がまだインストールされていない場合は個別にインストールする必要があります。

      2022 年 7 月の時点で、Debian ディストリビューションはサポートされなくなりました。詳細については、Tableau コミュニティのこの投稿(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

      1. sudo アクセスのあるユーザーで tabcmd コンピューターにログインします。

      2. ダウンロードした .rpm または .deb パッケージをコピーしたディレクトリに移動します。

        • CentOS を含む RHEL ライクなディストリビューションで、次のコマンドを実行します。

          sudo yum install tableau-tabcmd-<version>.noarch.rpm

        • Ubuntu で次のコマンドを実行します。

          sudo apt-get install ./tableau-tabcmd-<version>_all.deb

    Linux PC から tabcmd をアンインストールするには、実行中の各種 Linux に関するドキュメントを参照してください。

  6. (オプション) tabcmd がインストールされている完全修飾場所をお使いのシステム パスに追加すると、その場所へ変更したり、各コマンドで場所を指定したりせずに tabcmd コマンドを実行できます。この手順は、オペレーティング システムの種類とバージョンによって異なります。詳細については、「PATH (変数)」を参照してください。

tabcmd の使用方法

tabcmd を使用する基本的な手順は次のとおりです。

  1. 管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

    注: Windows では、PowerShell を使用して tabcmd コマンドを実行しないでください。PowerShell を使用すると、予期しない動作が発生する可能性があります。

  2. Windows コンピューターで、最初のノード以外のコンピューターに tabcmd をインストールした場合は、tabcmd をインストールしたディレクトリに変更します。

    Linux コンピューターでは、インストール ディレクトリに変更する必要はありません。

  3. tabcmd コマンドを実行します。

tabcmd を使用する場合、認証されたサーバー セッションを確立する必要があります。セッションは、Tableau Server や Tableau Cloud サイト、およびセッションを実行している ユーザーを識別します。最初にセッションを開始してコマンドを指定するか、セッションの開始とコマンドの実行を一度に行うことができます。

重要: tabcmd を使用して複数のタスクを実行している場合、各タスクを同時に (並行して) ではなく、順番に (連続して) 実行する必要があります。

コマンド (login など) およびオプション ( -s-u など) は大文字と小文字を区別しませんが、ユーザーが指定する値 (User@Example.com など) は大文字と小文字を区別します。

次のコマンドは、セッションの開始を示します。

tabcmd login -s https://prod-useast-b.online.tableau.com -t mysite -u authority@email.com -p password

次に、1 つのコマンドでセッションを開始し、ワークブックを削除する方法を示します。ここで login は必要ありません。

tabcmd delete "Sales_Workbook" -s https://prod-useast-b.online.tableau.com -t campaign -u admin@email.com -p password

オプションの -s-t-u-p などは、tabcmd間のグローバル変数であるため、任意のコマンドと共に使用できます。

詳細については、tabcmd コマンドを参照してください。

ありがとうございます!