サイトの追加、削除、有効化
Tableau Cloud Manager (TCM) で管理するサイトは、組織内の Tableau Cloud サイトに対応します。既定では、1 つのテナントには最大 3 つのサイトが含まれますが、この容量はライセンスの種類に応じて増加します。Enterprise ライセンスでは最大 10 サイト、Tableau+ ライセンスでは最大 50 サイトが含まれます。
注: マルチサイト パイロット プログラムのお客様は、Tableau Cloud Manager を使用して複数のサイトを管理することはできません。利用できる機能の詳細については、Tableau アカウント担当者にお問い合わせください。
[サイト] ページでは、サイトの場所、ユーザー数、ストレージ使用量など、テナント内の各サイトのデータを確認できます。TCM を使用するとサイトとユーザーを管理できますが、コンテンツやサイト設定までは管理できません。それらの管理はサイト管理者のロールを持つユーザー専用であり、サイト レベルでのアクセス権とパーミッションが必要です。
このトピックでは、TCM で新しいサイトを追加し、既存のサイトを変更する手順について説明します。
サイトを追加する
Cloud 管理者は、新しいサイトを追加することで Tableau Cloud 内で組織の能力を拡張できます。Tableau では、特定のユーザーの集まりとそのコンテンツを他のユーザーとは別に管理する必要がある場合に、サイトを作成することをお勧めします。次のような場合にサイトを作成することを検討します。
環境の分離: 開発環境、テスト環境、本番環境を区別する場合。
プロジェクトの隔離: 機密性が必要なプロジェクトや、既存のプロジェクトから独立したプロジェクトの場合。
地域的な要件: 新しい地域に拡大する場合や、特定のデータ保存およびプライバシーに関する法律に準拠する場合。
サイトを追加するには、次の手順に従います。
Tableau Cloud Manager に Cloud 管理者としてサインインします。
[サイト] ページで [新しいサイト] をクリックします。
[新しいサイト] ダイアログのフィールドに次を入力します。
サイト名: Tableau Cloud サイトの名前。サイト名は、組織名や、営業やマーケティングなどの特定のチーム名にすることができます。わかりやすい名前を付けると、ユーザーはサイトの目的をすぐに理解できるようになります。
サイト URI: ユーザーがサイトにサインインするために入力する統一リソース識別子 (URI)。
サイトの場所: Tableau Cloud サイトがホスティングされている地域またはポッド。ユーザーの拠点に最も近い場所を選択することをお勧めします。
初期サイト管理者: 最初のサイト管理者のメール アドレス。サイトの分析と設定にアクセスできるように、自分自身を最初のサイト管理者として追加します。他のサイト管理者は後で追加できます。
値を確認して [作成する] をクリックします。
最初のサイト管理者は、サイトにサインインするための手順が記載された電子メールを受け取ります。詳細については、Tableau Cloud へのサインインを参照してください。
サイト認証を変更する
サイト認証は、サイト管理者のみがサイト レベルで直接設定できます。Cloud 管理者の場合は、認証設定を変更できるサイト管理者の権限も必要です。詳細については、Tableau Cloud サイトの認証を設定するを参照してください。
サイトを削除する
サイトを削除すると、そのサイトは直ちに無効化され、30 日後に削除されるようにスケジュールされます。この期間中、ユーザーはサイトにアクセスできませんが、30 日以内であればいつでもサイトをもう一度有効化できます。サイト管理者は、削除を続行する前に、必要なすべてのワークブックとデータ ソースをバックアップするようにコンテンツ所有者に通知してください。サイトの削除は 30 日を過ぎると元に戻すことはできず、パブリッシュされたすべてのコンテンツは永久に削除されます。
注: 誤ってサイトを削除した場合は、サイトをもう一度有効化することを試みる前に、動作が完了するまで最大 24 時間お待ちください。
サイトを削除するには、次の手順に従います。
Tableau Cloud Manager に Cloud 管理者としてサインインします。
[サイト] ページに移動し、削除するサイトの横にあるチェック ボックスを選択します。
[アクション] メニューまたは省略記号アイコン (...) をクリックし、[削除] を選択します。
確認ダイアログで、[削除] をクリックします。サイトの削除がスケジュールされたことを示す通知が表示されます。
サイトの削除がスケジュールされると、そのサイトには「削除保留中」ステータスが反映され、削除されると Cloud Manager の [サイト] ページから削除されます。削除までの残り日数を確認するには、[ステータス] 列の情報アイコンにカーソルを合わせます。
サイトを有効化する
Cloud 管理者は、30 日以内に削除がスケジュールされたサイトを有効化して、永久に削除されるのを防ぎ、引き続き利用できるようにすることができます。
サイトを有効化するには、次の手順に従います。
Tableau Cloud Manager に Cloud 管理者としてサインインします。
[サイト] ページに移動し、有効化するサイトの横にあるチェック ボックスを選択します。
[アクション] メニューまたは省略記号アイコン (...) をクリックし、[有効化] を選択します。
確認ダイアログで、[有効化] をクリックします。
サイトを有効化すると、そのサイトには「有効」ステータスが反映され、ユーザーがもう一度アクセスできるようになります。サイトを有効化すると、既存のワークブックとデータ ソースはすべて変更されずに保持されます。
ユーザーの有効化とサイト ロール
サイトを有効化すると、ユーザーは、サイトの削除がスケジュールされる前に保持していたロールに復元されます。保留中のステータスの間に他のサイトがライセンスを消費するなど、使用可能なライセンスが不足している場合は、使用可能なライセンス数がなくなるまでユーザーが追加されます。残りのユーザーはサイト上でライセンスが付与されません。
影響を受けたユーザーにライセンスを付与するには、サイト間でサイト ロールの制限を調整します。詳細については、サイト ロール制限の管理を参照してください。