Cloud 管理者のロールとタスク

このトピックでは、Cloud 管理者のロールについて概説し、サイト管理者のロールとの違いを明らかにして、Tableau Cloud Manager (TCM) に関わる主な責任を定義します。

Cloud 管理者の役割の定義方法

Cloud 管理者は、組織内の Tableau Cloud サイトを統括する責任を負います。Cloud 管理者は、特定のサイト設定やコンテンツの権限を管理するサイト管理者とは異なり、テナント レベルで操作し、複数のサイトにわたるユーザー管理、ライセンスの監視、サイトの作成など、より広範な責任を果たします。Tableau Cloud のテナントとサイトの管理の詳細については、「Tableau Cloud のテナントとサイトの管理の理解」を参照してください。

ライセンスとアクセス権

Cloud 管理者のロールは、従来のサイト ロールと比べると独特です。Cloud 管理者は Tableau Cloud Manager にのみアクセスでき、サイトへのアクセス権はないので、Tableau Cloud ライセンスは消費しません。サイトへのアクセスが必要な場合、Cloud 管理者は TCM を通じて自分自身にサイト ロールを割り当てることで、テナント内の任意のサイトにアクセスできるようになります。

Cloud 管理者の主な責任

Tableau Cloud Manager における Cloud 管理者の主な責任は次のとおりです。

  • サイトをまたがってユーザーを管理します。Cloud 管理者は、テナント レベルでのユーザーの追加や削除、サイト ロールの調整など、Tableau Cloud 内のすべてのサイトのユーザーを統括します。

  • サイトをまたがってユーザーを一括アップロードできます。Cloud 管理者は、CSV ファイルを使用して多数のユーザーをインポートし、サイトへのアクセス権を設定できます。一括アップロードは、大規模な展開において複数のサイトにわたるユーザーのアクセス権を管理するのに役立ちます。

  • 全体のライセンス数を追跡します。Cloud 管理者は、サイト ロールの制限を設定して Tableau Cloud ライセンス数を能動的に監視および管理し、サイト管理者が指定された数までユーザーを追加できるようにします。

  • サイトを作成します。Cloud 管理者は、Tableau Cloud 内のサイトの作成と削除を担当します。名前、地域、初期サイト管理者を割り当てることで、サイトの初期フレームワークを設定します。サイトを設定した後、管理責任はサイト レベルの操作を管理するサイト管理者に渡されます。

Cloud 管理者の管轄外のタスク

Cloud 管理者はテナント レベルの管理に重点を置き、特定のサイトの日常的な管理を直接行うことはありません。サイトへのアクセス権を得て、特定のサイトのパーミッションを設定したり、コンテンツを管理したり、サイトを詳しくカスタマイズしたりするタスクを実行するには、サイト管理者のロールも割り当てられている必要があります。サイトへのユーザーのメンバーシップを変更する方法の詳細については、ユーザーのサイト メンバーシップの管理を参照してください。

このトピックでは、Cloud 管理者とサイト管理者の役割の違いについて確認しました。とはいえ、組織によっては同じ担当者が両方の役割を担う場合もあります。実際には、組織の環境に適した方法でこれらの責任を分担できます。

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