アクティビティ ログ

Tableau Cloud を Advanced Management でご利用の場合、アクティビティ ログを使用すると、テナントやサイトのイベントを分析および監査することができます。データにアクセスするには、調査するイベントに応じて、追加の設定を実施するか、API を呼び出す必要があります。

アクティビティ ログを使用すると、次のことができます。

  • イベント データの表示と分析: Tableau Cloud の詳細なイベント データにアクセスすることができ、コンプライアンス情報を収集したり、テナントやサイト上のアクティビティを追跡したりすることができます。すべてのイベントには、タイムスタンプと行為者の ID、および、関連がある場合、影響を与えたたコンテンツの ID が含まれます。

  • パーミッション変更の監査: コンテンツのパーミッションの変更を追跡および監査します。これには、グループへのユーザーの追加やグループからの削除、プロジェクト間でのコンテンツの移動、コンテンツのパーミッションの明示的な変更などが含まれます。これは、コンプライアンス目的で堅牢な制御を実装するために不可欠です。

  • 管理者インサイトの補足: 管理者インサイトと管理ビューが提供する情報を強化して、サイトのアクティビティと使用状況のメトリクスを追跡します。アクティビティ ログのデータを Splunk や Amazon EventBridge などの監視ツールと統合すると、ログのフィールドをクエリすることにより、ユーザーが実行した最後の 10 件のアクション、コンテンツに対して最後にイベントを実行したユーザー、コンテンツに対する最後のアクションは何であったかなどの質問に答えることができます。アクティビティ ログのデータは、Snowflake、Data Bridge、Google BigQuery などのクラウド データ ウェアハウスにインポートして分析することもできます。

アクティビティ ログのイベントへのアクセス

アクティビティ ログに進む前に、Tableau Cloud のさまざまなイベント タイプとそれらにアクセスする方法を理解することが重要です。

テナント イベント

テナント イベントは、Tableau Cloud Manager テナント内で発生した変更を記録します。これには、サイト上でのユーザーのアクセス権限とロールの割り当て、サイト ロールの容量制限の変更、複数のサイトにわたるライセンス消費の監視などのアクティビティが含まれます。テナント イベントには、クラウド管理者のロールを持つユーザーが Tableau Cloud Manager REST API(新しいウィンドウでリンクが開く) を使用してアクセスします。詳細については、Tableau Cloud Manager REST API ヘルプのメソッド「テナント アクティビティ ログのパスの一覧表示」(新しいウィンドウでリンクが開く)および「テナント アクティビティ ログのダウンロード URL の一括生成」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

アクティビティ ログのテナント イベントの完全なリストについては、アクティビティ ログのテナント イベント タイプのリファレンスを参照してください。

サイト イベント

サイト イベントは、Tableau サイト内で発生した変更を記録します。これには、ログインの成功と失敗、パーミッションの変更、ユーザーによるコンテンツの操作などのアクティビティが含まれます。サイト イベントにアクセスするには、ログ データを Amazon Simple Storage Service (S3) に送信して分析できるようにアクティビティ ログを設定します。詳細については、アクティビティ ログの設定を参照してください。

アクティビティ ログのサイト イベントの完全なリストについては、アクティビティ ログのサイト イベント タイプのリファレンスを参照してください。

イベントの更新頻度とデータ保持期間

アクティビティ ログのイベント タイプに応じて、ログの更新頻度とデータ保持期間の値が異なります。

 テナント イベントサイト イベント
   
アクセス方法Tableau Cloud Manager REST API顧客が管理する Amazon Simple Storage Service (S3) バケット
   
更新頻度15 分15 分
   
データ保持期間365 日データ保持期間は、バケットの S3 ライフサイクル設定に基づいて決定されます。詳細については、 AWS ヘルプの「バケットに S3 ライフサイクルを設定する」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。