tabcmd
注:
Tableau では、Tableau Server サイトでのサイト管理タスクの自動化に使用できる tabcmd コマンドライン ユーティリティを提供しています。サイトの管理タスクを自動で実行できます (ユーザー、プロジェクト、グループの作成や削除など)
注: Tableau バージョン 2024.1 より前では、tabcmd バージョン 1 は Viz のエクスポートには機能しません。
注: この tabcmd ユーティリティは Tableau Server に含まれ、サーバー ノードに自動でインストールされています。ただし、インストーラーが含まれていないため、Tableau Server のインストールに含まれないコンピューター上で tabcmd を実行する場合は、Tableau Web サイトからインストーラーをダウンロードする必要があります。詳細については、tabcmd のインストールを参照してください。
注: これらの手順は、tabcmd 1.0 コマンドライン ユーティリティをインストールするためのものです。tabcmd 2.0 コマンドライン ユーティリティをインストールするには、Tableau tabcmd(新しいウィンドウでリンクが開く) (新しいウィンドウ) に移動します。
Tableau Server または Tableau Cloud を新しいバージョンにアップグレードする際に、更新後のバージョンの tabcmd が必要な場合は、Tableau Web サイトの Tableau Server リリース ページからダウンロードできます。
Tableau Server の場合は、サーバー バージョンと一致するバージョンをダウンロードすることをお勧めします。Tableau Cloud の場合は、バージョンの不適合によって生じる問題を避けるために、常に最新バージョンをダウンロードすることをお勧めします。どちらの場合でも、古いバージョンの tabcmd を使用すると、エラーや予期しない結果を引き起こすことがあります。
Web ブラウザーを開き、Tableau Server リリース(新しいウィンドウでリンクが開く) ページに移動します。Tableau Online を使用している場合でも、このページに移動します。
次の製品を使用している場合:
- Tableau Cloud では、Tableau tabcmd 2.0(新しいウィンドウでリンクが開く) (新しいウィンドウ) を使用します。
- Tableau Server (Windows または Linux): お使いのサーバー バージョンと一致するリリースを選択してください。
どちらの場合でも、展開された情報にメンテナンス リリースが表示されていれば、最新のメンテナンス リリースまたはサーバー バージョンと一致するものを選択してください。
これによりリリース ノート ページ (解決済みの問題) が表示され、セキュリティ改善と解決した問題について読むことができます。
解決した問題の下にある [ファイルのダウンロード] セクションまでスクロールして、tabcmd コマンドを実行する予定のコンピューターと互換性のある tabcmd ダウンロード リンクを選択します。
残りの手順では、このコンピューターを "tabcmd コンピューター" と呼びます。
インストーラーを tabcmd コンピューターまたはそのコンピューターからアクセス可能な場所 に保存します。
tabcmd コンピューターのオペレーティング システムで適切なインストール手順を完了します。
- Windows
- Linux
Linux PC から tabcmd をアンインストールするには、実行中の各種 Linux に関するドキュメントを参照してください。
(オプション) tabcmd がインストールされている完全修飾場所をお使いのシステム パスに追加すると、その場所へ変更したり、各コマンドで場所を指定したりせずに tabcmd コマンドを実行できます。この手順は、オペレーティング システムの種類とバージョンによって異なります。詳細については、「PATH (変数)」を参照してください。
tabcmd を使用する基本的な手順は次のとおりです。
管理者としてコマンド プロンプトを開きます。
注: Windows では、PowerShell を使用して tabcmd コマンドを実行しないでください。PowerShell を使用すると、予期しない動作が発生する可能性があります。
Windows コンピューターで、最初のノード以外のコンピューターに tabcmd をインストールした場合は、tabcmd をインストールしたディレクトリに変更します。
Linux コンピューターでは、インストール ディレクトリに変更する必要はありません。
tabcmd コマンドを実行します。
tabcmd を使用する場合、認証されたサーバー セッションを確立する必要があります。セッションは、Tableau Server や Tableau Cloud サイト、およびセッションを実行している ユーザーを識別します。最初にセッションを開始してコマンドを指定するか、セッションの開始とコマンドの実行を一度に行うことができます。
重要: tabcmd を使用して複数のタスクを実行している場合、各タスクを同時に (並行して) ではなく、順番に (連続して) 実行する必要があります。
コマンド (login
など) およびオプション ( -s
、-u
など) は大文字と小文字を区別しませんが、ユーザーが指定する値 (User@Example.com
など) は大文字と小文字を区別します。
次のコマンドは、Tableau Serverでの tabserver.mycompany.com という名前のセッションの開始を示します。
tabcmd login -s http://tabserver.mycompany.com -u admin -p mypassword
次の例は、Sales_Workbookというワークブックを削除するコマンドを示します。
tabcmd delete "Sales_Workbook"
次に、1 つのコマンドで上記の手順すべてを達成する方法を示します。ここで login
は必要ありません。
tabcmd delete "Sales_Workbook" -s http://tabserver.mycompany.com -u admin -p mypassword
Tableau Server では複数のサイトを実行できます。ワークブックがマルチサイト サーバーの既定サイトにある場合、既定を指定する必要はありません。上記のコマンドで十分です。ただし、コマンドが既定以外のサイトのものに適用されている場合、そのサイト用にサイト ID を指定する必要があります (loginを参照)。West Coast Sales サイト上にあるワークブックの場合の同じコマンドは、次のとおりです (サイト ID は wsales
)。
tabcmd delete "Sales_Workbook" -s http://tabserver.mycompany.com -t wsales -u admin -p mypassword
オプションの -s
、-t
、-u
、-p
などは、tabcmd間のグローバル変数であるため、任意のコマンドと共に使用できます。
詳細については、tabcmd コマンドを参照してください。