Tableau Server のアプリケーション サーバー

アプリケーション サーバー (VizPortal) は、Web アプリケーションと REST API 呼び出しを処理します。アプリケーション サーバーは参照と検索もサポートしています。アプリケーション サーバーの高可用性を確保するため、Tableau Server クラスタ内の各ノードでインスタンスを構成します。

プロセス

Application Server

ステータス Application Server のステータスは [ステータス] ページに表示されます。詳細については、サーバー プロセス ステータスの表示を参照してください。
ロギング Application Server プロセスが生成したログは C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\vizportal にあります。詳細については、Tableau Server ログとログ ファイルの場所を参照してください。

アプリケーション サーバーのプロセスが失敗するとどうなりますか? そのインスタンスによって処理される要求は失敗しますが、それ以降の要求は、他の実行中のアプリケーション サーバー プロセスにルーティングされます。失敗したアプリケーション サーバーを含むノードがまだ実行中の場合、失敗したプロセスは数秒以内に自動的に再起動します。

アプリケーション サーバーの問題のトラブルシューティング

バージョン 2024.2.0 以降、管理者はアクティビティとリソースのトレース (ART) データを有効にして、アプリケーション サーバーの問題を解決できます。キャプチャされた ART データは、メモリと CPU の使用状況に関する詳細な情報を提供します。これは、アプリケーション サーバー (VizPortal) のネイティブ メモリの飽和により、サーバーで サーバー リソース マネージャー (SRM) の再起動が発生している場合に役立ちます。

重要: ART を有効にすると、vizportal java および cpp ログに追加のエントリが書き込まれます。調査が終了したら、ART を有効のままにしないでください。余分なディスク領域の使用を避けるため、必ず ART を無効にしてください。

Tableau Server で ART データを有効にする

ART データを有効にするには、以下を実施します。

  1. 初期ノード (TSM がインストールされているノード) で管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

  2. 次の tsm コマンドを実行します。

    1. tsm configuration set -k vizportal.enable_art -v true
    2. tsm configuration set -k vizportal.log_art_java -v true
    3. tsm configuration set -k vizportal.art_skip_list -v "/v1/reportEventUnauthenticated,/v1/getSessionInfo,/v1/hasUnseenNotifications,/v1/refreshSession,/v1/getViews,/v1/getUsers,/v1/getWorkbooks,/v1/getView,/v1/getServerSettingsUnauthenticated,/v1/getProjectAncestors,/v1/getWorkbook"
    4. tsm restart 

アプリケーション サーバー ログは、既定では次の場所にあります。

C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\logs\vizportal

ATR を無効にする

調査が完了したら、ART データを無効にします。ART を無効にするには、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。

  1. tsm configuration set -k vizportal.enable_art -v false
  2. tsm configuration set -k vizportal.log_art_java -v false
  3. tsm configuration set -k vizportal.art_skip_list -v ""
  4. tsm restart 

 

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