低速クエリ インシデント
低速クエリ インシデントは、データのクエリに時間がかかりすぎて完了できない場合にトリガーされます。既定では、データ クエリの実行に 30 秒以上かかる場合に低速クエリ インシデントで警告がトリガーされます。
しきい値は、RMT サーバー Web インターフェースを使用して構成するか、構成ファイル config.json
を更新することによって構成できます。
低速クエリ インシデントのしきい値を設定するには、[管理] メニューの [構成] を選択し、[インシデント] タブに移動します。
キー | 必須か? | 説明 |
---|---|---|
重大度 | 必須 | 「インシデントの重要度レベル」を参照してください。 |
期間 | 必須 | クエリが低速であるとみなされるまでの最短時間。値は秒単位で指定します。 |
低速クエリ インシデントを定義する config.json
スニペットの例:
{
"monitoring": {
"incidents": {
"triggers": [
{
"counter": "DataQueryDuration",
"severity": "critical",
"threshold": 45000
}
]
}
}
}
この低速クエリ インシデントは、データ クエリの実行に 45 秒以上かかる場合に起動します。
インシデントは環境ごとに構成できます。たとえば、データ クエリの実行に 30 秒以上かかる場合に識別子が “staging-environment” となり警告をトリガーする環境では、構成が次のようになります。
{
"environments": {
"staging-environment": {
"monitoring": {
"incidents": {
"triggers": [
{
"counter": "DataQueryDuration",
"severity": "warning",
"threshold": 30000
}
]
}
}
}
}
}
キー | データ型 | 必須か? | 説明 |
---|---|---|---|
counter | 文字列 | 必須 | 低速クエリ インシデントでは、DataQueryDuration 識別子を使用します。 |
severity | 文字列 | オプション | 「インシデントの重要度レベル」を参照してください。既定値: Warning |
threshold | 数値 | 必須 | クエリが低速であるとみなされるまでの最短時間。値はミリ秒単位で指定します。 |
実行可能なユーザー
"Server/Environment Management (サーバー/環境管理)" の役割を持つ Resource Monitoring Tool 管理者や Resource Monitoring Tool ユーザー。