抽出更新スケジュール

Tableau Desktop の作成者およびデータ案内人は、抽出を作成およびパブリッシュできます。抽出は、元のデータのコピーまたはサブセットです。抽出はデータ エンジンにインポートされるため、抽出に接続するワークブックは一般的に、ライブ データへ接続するワークブックより早く実行できます。また、抽出によって機能性も向上します。

抽出を更新する前に

抽出の更新が Tableau 10.4 以前で作成された抽出 (つまり、.tde 抽出) で実行されると、抽出は自動的に .hyper 抽出にアップグレードされます。.hyper 抽出にアップグレードする利点は多数ありますが、Tableau Desktop の以前のバージョンでは抽出を開けなくなります。Tableau 2024.2 は、.tde ベースのコンテンツを開くことができる最後のバージョンです。詳細については、.hyper 形式への抽出のアップグレードを参照してください。

更新スケジュールの設定

サーバー管理者は、抽出の更新タスクのスケジュールを有効化でき、その後、スケジュールの作成、変更、再割り当てができます。管理者がサーバー上で変更する一般的なスケジュールのオプションは、Tableau Desktop ユーザーが抽出をパブリッシュするときのパブリッシュ プロセスの一部として利用できます。

作成されたスケジュールには次のオプションがあります。

優先度

優先度は、更新タスクが実行される順序を決定します。0 が最高優先度、100 が最低優先度を指します。優先度はデフォルトで 50 にセットされています。

実行モード

実行モードは、Tableau Server バックグラウンダー プロセスに対し、更新を並列または連続で行うかどうかを示します。並列で実行するスケジュールでは使用可能なすべてのバックグラウンダー プロセスを使用し、シリアル スケジュールは 1 つのバックグラウンダー プロセスでのみ実行されます。ただし、スケジュールには 1 つ以上の更新タスクを含めることができ、各タスクでは並列モードかシリアル モードかにかかわらず、1 つのバックグラウンダー プロセスのみを使用します。つまり、並列実行モードのスケジュールでは、使用可能なすべてのバックグラウンダー プロセスを使用してその下にあるタスクを並列で実行しますが、各タスクでは 1 つのバックグラウンダー プロセスのみを使用します。シリアル スケジュールでは、1 つのバックグラウンダー プロセスのみを使用して一度に 1 タスクのみを実行します。

既定では、更新タスクをできるだけ速く終わらせるために、実行モードは "パラレル" にセットされています。大規模なスケジュールにより他のスケジュールの実行できない場合、実行モードを「連続」(および低い優先度) に設定することがあります。

頻度

頻度を毎時、毎日、毎週、または毎月にセットできます。

スケジュールの作成または変更を参照してください。

手動での抽出の更新

Tableau Server の Web 環境では、サーバーとサイトの両方の管理者は、[スケジュール] ページで、抽出の更新をオンデマンドで次のように実行できます。

  • スケジュールを選択し、[アクション][今すぐ実行] の順にクリックします。

また、tabcmd refreshextracts コマンドで、コマンド ラインから抽出の更新を行うことができます。詳細については、tabcmd コマンドを参照してください。

Tableau Desktop からの抽出の更新

Tableau Desktop ユーザーはパブリッシュおよび所有する抽出を更新できます。これは、次の方法で実行できます。

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