ユーザーのインポート

ユーザー情報を含む CSV ファイルを作成し、そのファイルをインポートすることによって、サイトへのユーザーの追加プロセスを自動化することができます。

サイト管理者は、特定のサイトにユーザーをインポートできます。サーバー管理者 (Tableau Server のみ) は、サーバー レベルでユーザーをインポートし、後で複数のサイトに追加できます。

注: このトピックでは、既に CSV ファイルが作成済みであることを前提として、インポートの手順を説明します。まだファイルを作成していない場合は、CSV インポート ファイルのガイドラインでファイルの書式の要件とインポート オプションの一覧を参照してください。

CSV ファイルからのユーザーの追加

次の手順では、ユーザーをサイトまたはサーバーに追加する方法について説明します。イメージは、サイト レベルでのユーザーの追加を示しています。

  1. 次のいずれかを実行します。

    • サイト レベルでユーザーを追加するには、[ユーザー] の次に [ユーザーの追加] を選択します。

    • シングルサイト サーバー上でサーバー レベルでユーザーを追加するには、[ユーザー] の次に [ユーザーの追加] を選択します。

    • マルチサイト サーバー上でサーバー レベルでユーザーを追加するには、サイトのリストを開き、[すべてのサイトの管理] を選択します。[ユーザー]、[ユーザーの追加] の順に選択します。

  2. [ファイルからインポート][参照] の順にクリックしてファイルに移動し、[ユーザーのインポート] をクリックします。

    Tableau によりインポート プロセスの結果が表示されます (このイメージでは名前を不鮮明にしてあります)。

  3. [完了] をクリックします。

ユーザーのサイト ロールの割り当てまたは維持方法

サイト レベルまたはシングルサイト サーバー上で tabcmd を使用してインポートする場合、CSV ファイル内のすべてのユーザーにサイト ロールを指定することができます。ユーザーが Tableau Server サイトに既に存在する場合、インポート プロセス時に割り当てられたサイト ロールの制限がユーザーの既存のサイト ロールより厳しい場合でも適用されます。例外として、サーバー管理者のサイト ロールに影響を与えることはできません。

マルチサイト サーバーの場合、[サーバー ユーザー] ページでユーザーをインポートすると、サイトに所属しないサーバーユーザーが作成されます。これらのユーザーはサイトに属さないため、サイト ロールを持つことができません。ユーザーがサーバー レベルで持つことのできるサイト ロールは、「ライセンスなし」または「サーバー管理者」のみです。

ユーザーにサイト メンバーシップを割り当てるときに、ユーザーのサイト ロールも指定することができます。詳細については、ユーザーのサイト メンバーシップの管理を参照してください。

マルチサイト環境におけるサーバー レベルでのインポート

サーバーで複数のサイトが実行されており、ユーザーがサーバー管理者である場合、2 つの場所から CSV ファイルをインポートできます。既存のユーザー アカウントが関係する場合、それぞれの場所は権限が異なります。

  • [サーバー ユーザー] ページはマルチサイト環境で表示されます。サーバー管理者のみがこのページにアクセスできます。

    新しいユーザーの追加だけではなく、既存のユーザー アカウントを更新する場合は、ここから CSV ファイルをインポートすることができます。たとえば、既存ユーザーの新しいパスワードを入れたファイルをインポートすると、既存ユーザーのパスワードがリセットされます。

  • [サイト ユーザー] ページです。

    サーバー管理者は、CSV インポートにより新しいユーザー アカウントを追加することができます。CSV ファイルに既存のユーザーが含まれている場合、[パスワード] フィールドと [表示名] フィールドが既存の内容と一致しているか、または空白になっている必要があります。新しいパスワードまたはフルネームが使用されると、インポートは失敗します。

シングルサイト環境へのインポート

シングルサイト サーバーのサーバー管理者およびサイト管理者は、CSV ユーザー インポートをサイトの [ユーザー] ページから実行します。

マルチサイト インポートとシングルサイト インポート

ユーザーは同じサーバーの複数のサイトに属することができますが、各サイトで同じ認証資格情報を使用する必要があります。これは、ユーザーをサイトに追加し、それらのユーザーが既に別のサイトのメンバーの可能性がある場合に重要です。既に存在するユーザーをインポートしようとしていて、CSV ファイル内のユーザーの認証資格情報が既存の認証資格情報と一致しない場合、そのユーザーのインポートは失敗します。

ユーザーをあるサイトにインポートしているものの、そのユーザーがサーバー上に既に存在する可能性がある場合、試しに CSV ファイルの Password フィールドを空白のまま残すことができます (フィールドの区切り文字は含めます)。CSV で定義されたユーザーが別のサイトに既に存在する場合、そのユーザーはインポートしようとしているサイトに追加されます。ただし、そのユーザーがサーバー上に存在しない場合は、ユーザーが作成され、CSV インポート ウィンドウに新しいユーザーのパスワードがありませんというアラートが表示されます。その場合は、サーバー管理者のページを使用して、パスワードを持たないユーザーにパスワードを割り当てることができます。

: サーバーが認証に Active Directory を使用するよう構成されている場合、ユーザー パスワードは Active Directory によって管理されるため、CSV ファイルのパスワード フィールドを空欄のままにすることができます。

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