Tableau Server on Linux の 10.5 からのアップグレード

重要: バージョン 2020.4.0 以降、Linux で Tableau Server のバージョン 10.5 を実行している場合は、最新バージョンに直接アップグレードすることはできません。2020.4 以降にアップグレードする前に、2018.1 と 2020.3 の間のバージョンにアップグレードする必要があります。2020 年 7 月にバージョン 10.5 のサポートが終了したため、バージョン 2020.4 以降に直接アップグレードすることはできません。サポートされているバージョンの詳細については、「Tableau の Web サイト」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

Tableau Server on Linux をバージョン 10.5 からアップグレードする場合、いくつかの特有なアップグレード完了手順を踏む必要があります。これらの手順は、バージョン 10.5.0 のリリース以降、sudo 権限に関連する変更が行われたために必要です。詳細については、システム ユーザー、sudo 権限、systemdを参照してください。この余分な手順は 1 度だけ、2018.1 以降へのアップグレードを行う際にのみ必要です。このトピックではバージョン 10.5.0 または 10.5.x (10.5.1 以降) からバージョン 2018.1 以降へのアップグレード方法を説明します。

これらの指示に従わずに 10.5.0 または 10.5.x からアップグレードしようとすると、警告が表示されてアップグレードはキャンセルされます。既存の Tableau Server インストールが破損することはありませんが、アップグレードを続行することはできません。

インストールのバージョンを特定するには、サーバーのバージョン表示を参照してください。

10.5.0 からアップグレードするには以下の手順に従います。

  1. 10.5.x にアップグレードする — バージョン 10.5.0 を実行中の場合、まずは 10.5.x (10.5.1 以降) にアップグレードするために、最初のノードで 10.5.x をインストールし、10.5.x スクリプト ディレクトリで upgrade-tsm スクリプトを実行する必要があります。

  2. 2018.x と 2020.3.x の間のバージョンのインストール — 10.5.x をインストールして期待通りに実行している状態で 2018.x 以降をインストールしますが、このバージョンへのアップグレードはまだ行わないでください。

  3. TSM コマンドを実行する — TSM を使用してサーバーを停止し、追加コマンドを 3 つ実行します。

  4. 10.5.x を単一ユーザーに移行する — 新しいバージョン (2018.x 以降) のスクリプト ディレクトリで移行スクリプトを実行します。クラスタ内の全ノードでこれを実行します。

  5. 2018.x と 2020.3.x の間のバージョンへのアップグレード — 最初のノードで、新しいバージョンのスクリプト ディレクトリから upgrade-tsm スクリプトを実行し、Tableau Server をアップグレードします。

  6. 2018.2 以降からのアップグレード — 2018.x と 2020.3.x の間のバージョンにアップグレードした後、Tableau Server を 2020.4 以降にアップグレードするには、次の手順に従ってください。2018.1 以降からのアップグレード (Linux)

 

10.5.x にアップグレードする

バージョン 10.5.0 の Tableau Server on Linux を実行している場合、最初に行う必要がある手順は、より以降のバージョンの 10.5 へのアップグレードです。バージョン 10.5.1 より、2018.1 以降へのアップグレードに必要な変更が行われました(10.5.0 よりも上のバージョンの 10.5 を既に使用している場合は、2018.x と 2020.3.x の間のバージョンのインストールのステップに進みます)。

10.5.0 から、以降のバージョンの 10.5 にアップグレードするには、次の手順に従います。

  1. クラスタ内の各ノードで以下を実行します。
    1. Tableau Server バージョン 10.5.x の .rpm または .deb パッケージを、アップグレードしようとしているコンピューターからアクセスできる場所にコピーします。

      Tableau Server の分散展開をアップグレードしようとしている場合には、.rpm または .deb パッケージをクラスタ内の各ノードにコピーするか、各ノードからアクセスできる場所にコピーします。

    2. アップグレードしようとしているコンピューターに sudo アクセス権を持つユーザーとしてログオンします。

    3. .rpm または .debTableau Server パッケージをコピーしたディレクトリに移動します。

    4. パッケージ マネージャーを使用して、Tableau Server パッケージをインストールします。

      • CentOS を含む RHEL ライクなディストリビューションで、次のコマンドを実行します。

        sudo yum install tableau-server-<version>.x86_64.rpm

      • Ubuntu で次のコマンドを実行します。

        sudo gdebi -n tableau-server-<version>_amd64.deb

  2. Tableau Server を停止します。クラスタをアップグレードしている場合、これを行うのは、クラスタのすべてのノードに新しいパーケージをインストールしてからにしてください。

    tsm stop

  3. Tableau Server が停止した状態で、最初のノードで以下のコマンドを実行します。このコマンドは追加ノードでは実行しないでください。

    sudo /opt/tableau/tableau_server/packages/scripts.<version_code>/upgrade-tsm --accepteula

    ここで <version> はアップグレードしようとしている 10.5.x バージョンです。

    upgrade-tsm スクリプトで使用できるすべてのオプションを表示するには、-h オプションを使用します。例は次のとおりです。 

    upgrade-tsm -h

  4. アップグレードが完了したら、セッションで更新された TSM バージョンが使用されていることを確認するために、以下のいずれかを実行します。

    • ソース コマンドの使用:

      source /etc/profile.d/tableau_server.sh

    • 最初のノードのターミナル セッションを終了し、もう一度ログインします。

  5. Tableau Server を起動します。

    tsm start

2018.x と 2020.3.x の間のバージョンのインストール

新しい Tableau Server パッケージをインストールしますが、まだこのバージョンへのアップグレードは行わないでください。アップグレード前に、いくつかのコマンドと移行スクリプトを実行する必要があります。新しいバージョンのパッケージのインストールは、サーバーを停止しなくても実行できます。新しいパッケージのインストールを行うとき、ソフトウェアをコンピューターにコピーしていますが、現在実行中のバージョンに変更を加えているわけではありません。

新しいバージョンのパッケージをインストールするには、クラスタ内の各ノードで以下を実行します。

  1. Tableau Server の .rpm または .deb パッケージを、アップグレードしようとしているコンピューターからアクセスできる場所にコピーします。

    Tableau Server の分散展開をアップグレードしようとしている場合には、.rpm または .deb パッケージをクラスタ内の各ノードにコピーするか、各ノードからアクセスできる場所にコピーします。

  2. アップグレードしようとしているコンピューターに sudo アクセス権を持つユーザーとしてログオンします。

  3. .rpm または .deb の Tableau Server パッケージをコピーしたディレクトリに移動します。

  4. パッケージ マネージャーを使用して、Tableau Server パッケージをインストールします。

    • CentOS を含む RHEL ライクなディストリビューションで、次のコマンドを実行します。

      sudo yum install tableau-server-<version>.x86_64.rpm

    • Ubuntu で次のコマンドを実行します。

      sudo gdebi -n tableau-server-<version>_amd64.deb

 

TSM コマンドを実行する

インストール済みで実行中のバージョン 10.5.x の Tableau Server を使用し、以下を実行します。

  1. サーバーを停止します。

    tsm stop

  2. 次の 3 つのコマンドを実行します。

    tsm configuration set -k service.linux.privileged_user -v 'tableau'

    tsm configuration set -k install.username -v 'tableau'

    tsm pending-changes apply

    ここで、'tableau' とは、最初に 10.5.x をインストールしたときに initialize-tsm --unprivileged-user オプションで指定したユーザー名です。ユーザーを指定しなかった場合、既定は 'tableau' です。

10.5.x を単一ユーザーに移行する

2018.x 以降のスクリプト ディレクトリより次のスクリプトを実行します。

sudo /opt/tableau/tableau_server/packages/scripts.<version_code>/migrate-to-single-user

ここで、<version_code> は新しいバージョン番号の正式名です。

重要: マルチノード インストールするには、クラスタのすべてのノードでこのスクリプトを実行する必要があります。

この時点で Tableau Server は 10.5.x を実行中ですが、単一ユーザーで機能するように構成されています。これは一時的な段階です。Tableau を使用する前に、バージョン 2018.x 以降へのアップグレードを完了する必要があります。

2018.x と 2020.3.x の間のバージョンへのアップグレード

上記の手順を完了後、以下を実行します。

  1. Tableau Server が停止した状態で、最初のノードでアップグレード スクリプトを実行します。このスクリプトは追加ノードでは実行しないでください。含める必要があるオプションは、アップグレードするバージョンによって異なります。

    • バージョン 2019.3 以降:

      sudo /opt/tableau/tableau_server/packages/scripts.<version_code>/upgrade-tsm --accepteula

      ここで、<version_code> はアップグレードしている新しいバージョンの正式名です (例: scripts.20183.18.1128.2033)。

      バージョン 2019.3.0 以降では、2019.2.x 以降からアップグレードすると、ログインしているアカウントを使用してスクリプトが実行されます。プロンプトが表示される場合は、パスワードを入力します。詳細については、変更箇所 - アップグレード前に知っておく事柄を参照してください。-u オプションを使用し、最初のノードがインストールされているコンピューターで管理パーミッションを持つユーザーを指定すると、管理パーミッションを持つ別のユーザーを指定できます。管理ユーザーのパスワードを求めるプロンプトが表示されます。

    • バージョン 2018.1 からバージョン 2019.2.x:

      sudo /opt/tableau/tableau_server/packages/scripts.<version_code>/upgrade-tsm -u <system_admin> --accepteula

      ここで、<version_code> は、アップグレードしている新しいバージョンの正式名です (例: scripts.20183.18.1128.2033)。また、<system_admin> は、最初のノードがインストールされているコンピューターで管理パーミッションを持つユーザーです。管理ユーザーのパスワードを求めるプロンプトが表示されます。

      この -u オプションは 2018.1 以降追加されました。詳細については、変更箇所 - アップグレード前に知っておく事柄を参照してください。

    upgrade-tsm スクリプトで使用できるすべてのオプションを表示するには、-h オプションを使用します。例: 

    sudo /opt/tableau/tableau_server/packages/scripts.<version_code>/upgrade-tsm -h
  2. アップグレードが完了したら、セッションで更新された TSM バージョンが使用されていることを確認するために、以下のいずれかを実行します。

    • ソース コマンドの使用:

      source /etc/profile.d/tableau_server.sh

    • 最初のノードのターミナル セッションを終了し、もう一度ログインします。

  3. Tableau Server を起動します。

    tsm start

希望する場合は、サーバーから Tableau Server on Linux バージョン 10.5 を削除できます。Linux 上で実行する他の大半のプログラムとは異なり、以前の Tableau Server バージョンはアップグレードに成功しても、その一環として自動的には削除されません。詳細については、コンピュータから Tableau Server を削除するを参照してください。

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