単一サーバーのアップグレード -- セットアップの実行

セットアップの実行

次の手順に従って、Tableau Serverバージョン 2018.2 以降のシングル ノード インストールをアップグレードします。

  1. アップグレードしようとしているコンピューターに sudo アクセス権を持つユーザーとしてログオンします。

  2. .rpm または .deb Tableau Server パッケージをコピーしたディレクトリに移動します。
  3. パッケージ マネージャーを使用して、Tableau Server パッケージをインストールします。

    新しいバージョンを既存のバージョンと同じ場所にインストールする必要があります。インストール場所は、すべてのノードで同じである必要があります。シンボリック リンクを使用している場所や、ネットワーク ファイル システム (NFS) ボリューム上のディレクトリにインストールしないでください。

    • CentOS を含む RHEL ライクなディストリビューションでは、既定以外の場所に Tableau をインストールすることができます。

      • 既定の場所: 既定の場所 (/opt/tableau/tableau_server) にインストールするには次のコマンドを実行します (<version> の書式設定は「メジャー-マイナー-メンテナンス」(例: 2019-2-5))。

        sudo yum update

        sudo yum install tableau-server-<version>.x86_64.rpm

      • 既定以外の場所: 既定以外の場所にインストールするには、rpm -i を使用する必要があります。また、依存するすべてのパッケージをインストールする必要があります。下記の注を参照してください。

        次のコマンドを実行します。

        sudo rpm -i --prefix /preferred/install/path tableau-server.rpm

      注: Tableau Server のインストールに yum を使用した場合、すべての依存するパッケージが自動的にダウンロード、インストールされます。これが Tableau のインストール推奨方法です。既定以外の場所にインストールする場合、または所属の組織で yum の使用が禁止されているため、rpm -i を使用しなくてはならない場合は、依存するすべてのパッケージを個別にインストールしなくてはなりません。依存パッケージのインストールの詳細については、Tableau Server を Linux を実行するエア ギャップ環境にインストールするを参照してください。

    • Ubuntu で次のコマンドを実行します (<version> の書式設定は「メジャー-マイナー-メンテナンス」(例: 2019-2-5))。

      sudo apt-get update
      sudo apt-get upgrade
      sudo apt-get -y install gdebi-core
      sudo gdebi -n tableau-server-<version>_amd64.deb
      
  4. アップグレード スクリプトを実行します。

    スクリプトの実行時に Tableau Server が停止していない場合、スクリプトによりサーバーが停止していないことが通知され、サーバーの停止が提案されます。スクリプトを実行する前に、tsm stop コマンドを使用してサーバーを停止することもできます。アップグレードを完了するには、Tableau Server を停止する必要があります。

    含める必要があるオプションは、アップグレードするバージョンによって異なります。

    • バージョン 2019.3 以降:

      sudo /opt/tableau/tableau_server/packages/scripts.<version_code>/upgrade-tsm --accepteula

      ここで、<version_code> はアップグレードしている新しいバージョンの正式名です (例: scripts.20183.18.1128.2033)。

      バージョン 2019.3.0 以降では、2019.2.x 以降からアップグレードすると、ログインしているアカウントを使用してスクリプトが実行されます。プロンプトが表示される場合は、パスワードを入力します。詳細については、変更箇所 - アップグレード前に知っておく事柄を参照してください。-u オプションを使用し、最初のノードがインストールされているコンピューターで管理パーミッションを持つユーザーを指定すると、管理パーミッションを持つ別のユーザーを指定できます。管理ユーザーのパスワードを求めるプロンプトが表示されます。

    • バージョン 2018.1 からバージョン 2019.2.x:

      sudo /opt/tableau/tableau_server/packages/scripts.<version_code>/upgrade-tsm -u <system_admin> --accepteula

      ここで、<version_code> は、アップグレードしている新しいバージョンの正式名です (例: scripts.20183.18.1128.2033)。また、<system_admin> は、最初のノードがインストールされているコンピューターで管理パーミッションを持つユーザーです。管理ユーザーのパスワードを求めるプロンプトが表示されます。

      この -u オプションは 2018.1 以降追加されました。詳細については、変更箇所 - アップグレード前に知っておく事柄を参照してください。

    upgrade-tsm スクリプトで使用できるすべてのオプションを表示するには、-h オプションを使用します。例は次のとおりです。 

    sudo /opt/tableau/tableau_server/packages/scripts.<version_code>/upgrade-tsm -h
  5. アップグレードが完了したら、ターミナル セッションを終了し、もう一度ログインします。これにより、セッションで更新された TSM バージョンが使用されるようになります。

  6. Tableau Server を起動します。

    tsm start

続けて、「Tableau Server のアップグレードの確認」を行います。

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