ノードの追加と再構成の時期

Tableau Server は、ニーズと要件の拡大に応じて、スケールアップおよびスケールアウトを行うことができます。ここでは、ノードをシステムに追加し、サーバーを再構成するか、またはその両方の操作を行う時期にあるかどうかの判断に役立ついくつかのガイドラインを示します。

  • 100 を超える同時ユーザー: 展開でユーザーを多用する (同時ビューアー数が 100 を超える) 場合は、十分な VizQL プロセスを持っておくことは重要ですが、ハードウェアの処理能力を超えるほど多くは必要ありません。また、Tableau Server のゲスト ユーザー アカウントを有効にすると、潜在的な同時ビューアーの数が思っていたユーザー リストの数を超える可能性があります。管理ビューは、これを判断する際に役立ちます。詳細については、特定のユーザーによるアクションを参照してください。

  • 抽出の多用および頻繁な抽出の更新: 抽出を使用すると、大量のメモリと CPU リソースが消費される可能性があります。サイトを抽出集中型とみなす測定方法は存在しません。少数の極めて大きな抽出を持っているだけで、非常に多数の小さな抽出を持っているのと同じように、サイトはこのカテゴリに入る場合があります。抽出が頻繁に更新される (1 日に数回など) サイトは、更新タスクを処理するバックグラウンド プロセスをより強調することで助けられる場合がよくあります。抽出でのバックグラウンド タスク 管理ビューを使用して、現在の更新率を確認します。抽出が集中的に行われているサイトは、バックグラウンダー プロセスを独自のマシンに分離することでメリットがあります。詳細については、推奨されるベースライン構成トピックの「2 ノード構成」を参照してください。

  • クエリ負荷の高い環境: 抽出を使用するワークブックでクエリのパフォーマンスが低下している場合は、抽出でクエリを処理するノードを VizQL プロセスから隔離するとパフォーマンスが改善し、安定する可能性があります。詳細については、抽出クエリの負荷が大きい環境用に最適化を参照してください。

  • 停止する可能性: サーバー システムがミッション クリティカルとみなされ、高可用性を必要とする場合は、抽出、リポジトリ、およびゲートウェイを処理するサーバー プロセスの冗長性が確保されるように設定できます。