Tableau Server データ ソース
Tableau ユーザー同士で定義したデータ接続を共有する場合は、データ ソースを Tableau Server にパブリッシュできます。データ ソースをサーバーにパブリッシュすると、他のタイプのデータと同様に他のユーザーが独自のワークブックから接続できるようになります。Tableau データ ソースのデータが更新されると、これに接続するすべてのワークブックがこの変更を取得します。
Tableau Server on Windows については、「Tableau Server データ ソース」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
Tableau Server データ ソースは、次を説明するメタデータで構成されます。
接続情報: データがライブ データベースにあるか抽出かを定義します。また、どのデータを Tableau に取り込むかについても定義します。
カスタマイズとクリーンアップ: データの効率的な使用を促進するための情報が含まれます(計算、セット、グループ、ビン、パラメーター、カスタム フィールドの書式設定など)。
データへのアクセスや更新の手順: 参照元となるデータベース サーバーの場所 (オンプレミスまたはクラウド内)、ファイルベースのデータのネットワーク パス、認証資格情報やアクセス トークンなどのセキュリティ情報、および関連情報が含まれます。
ユーザーが一貫した信頼性の高いデータを作成する際に便利なだけでなく、Tableau データ ソースを使用すると、管理者にもメリットがあります。複数のワークブックを 1 つのデータ ソースに接続できるため、データ ソースの急増を最小限に抑え、ストレージ容量と処理時間を節約できます。また、Tableau データ ソースに接続し、抽出接続も使用するワークブックをダウンロードすると、その抽出がサーバー上に残るため、ネットワークのトラフィック量が減ります。最後に、接続にデータベース ドライバーが必要な場合は、各ユーザーのコンピューター上ではなくサーバー上にのみドライバーをインストールして保持する必要があります。Tableau Cloud を使用している場合は、サポートされるすべてのドライバーをサイトにパブリッシュされたデータ ソースに使用できます。
データ ソースの管理
次のいずれかのアクセス レベルがある場合は、データ ソース上の一部またはすべての管理タスクを実行できます。
サイトまたはサーバー管理者
データ ソースをパブリッシュするプロジェクトのプロジェクト リーダーまたは所有者
完全なプロジェクト リーダー アクセス権は一部のサイト ロールでのみ利用可能です。詳細については、プロジェクト レベルの管理を参照してください。
データ ソースの所有者
サイトまたはサーバー管理者でない場合は、すべての管理タスクに対するアクセス権がありません。たとえば、[パーミッション] メニューが使用できない場合、プロジェクトのパーミッションがロックされている可能性があり、個々のワークブックおよびデータ ソース上でパーミッションの設定が拒否されます。
ヒント: すべてのデータ ソースを同一のガイドラインの下で維持できるよう、ベスト プラクティスは任意のプロジェクトまたはサイト全体にパブリッシュされたすべてのデータ ソースを管理するユーザーまたはチームを指定することです。
アクセス権のある管理タスクを実行するには、次を実行します。
サイトにサインインし、[コンテンツ] タブで [検索] > [データ ソース] を選択します。
データ ソースで [アクション] (…) メニューを選択します。
新しいワークブックまたはダウンロード: このデータ ソースに接続するブラウザー環境で新しいワークブックを作成します。または、ローカルで使用するデータ ソースをダウンロードします。
タグ: キーワード タグを追加または削除します。タグには、単一の語句、または複数の語句をコンマで区切って含めることができます。
移動: データソースをあるプロジェクトから別のプロジェクトに移動します。これを実行するには、プロジェクトごとに個別の設定が必要です。詳細については、アセットを移動するための要件を参照してください。
パーミッション: どのユーザーまたはグループがデータ ソースの接続、修正、ダウンロードを行えるかを指定するパーミッションを表示または更新します。このセクションの冒頭に記載されているように、このアクションが利用できない場合はプロジェクト パーミッションがロックされる場合があり、プロジェクト リーダーまたは管理者のみがパーミッションを変更できます。
所有者の変更: 誰かを所有者にすると、それに対する完全なアクセス権を付与することになります。
抽出の更新: データ ソースに抽出が含まれている場合は、この抽出を更新スケジュールに割り当てることができます。
詳細については、定期的なデータ更新を参照してください。
データ ソースのリビジョン履歴の表示
削除: データ ソースを削除すると、そのデータ ソースに接続するワークブックに影響を与えます。データ ソースを削除する前に、そのデータ ソースに接続されているワークブックがないことを確認するか、別のデータ ソースを使用するようワークブックを編集します。
さらに、プロキシ接続のデータ ソースの場合、管理者はデータベースに対するユーザー認証がどのように行われるか、および適切なドライバーがインストールされているかどうかを常に把握できます。詳細については、データベース ドライバーおよびデータ セキュリティを参照してください。
制限事項
パブリッシュされたデータ ソースは、多くの場合、キュレーションされた信頼できるデータ ソースとして機能します。そのため、変更方法や使用方法に関して制限事項があります。
別名と計算は編集できません。
- 新しい別名も作成できません。フィールドを複製して、そのコピーに別名を付けることができます。
- 新しい計算を作成できます。既存の計算もコピーして編集することができます。
関係と結合は編集できません。
パブリッシュされたデータ ソースは結合でも関係でも使用することはできません。
- パブリッシュされたデータ ソースを結合する必要がある場合は、ブレンドを使用します。