ダッシュボードの再ブランド化
Tableau Desktop は視覚化の見た目が最初から良くなるよう、既定の書式設定に視覚的なベスト プラクティスを構築します。ただし、ダッシュボードの書式設定を変更する場合があります (たとえば、組織のブランドに合わせるなど)。
この記事では、"Citywide Bike Share (市内自転車シェア)" という架空の組織に対すダッシュボードの再ブランド化プロセスを通じて説明します。ブランドの色にはターコイズ、オレンジ、および灰色が、フォントには Century Gothic が含まれます。全体的に軽く、洗練された外観になり、すべてが自転車に関する内容になりました。
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通常、フォントや色は組織のブランドの重要な部分です。ダッシュボード内のすべてのタイトルを素早く、大規模に変更する最も速い方法は、ワークブック レベルでそれらを変更することです。書式設定に使用できる最大のコンテナーは、ワークブックです。
[書式設定] > [ワークブック] をクリックします。
[ワークブックの書式設定] ペインの [フォント] で変更を加えます。
ここでは、フォントを Century Gothic、フォント色をターコイズに変更しています。ワークブックのすべてのタイトルを変更するよう選択されていますが、個別のタイトルの外観も変更できます。
使用するフォントが Tableau 内に既定で存在しない場合は、追加できます。詳細については、「カスタム フォントの使用」を参照してください。
マークはビュー内のデータを表します。この再ブランディング シナリオでは、マークはバイクの共有場所を示します。組織のブランドを対象ユーザーに伝える別の方法として、マークの色の変更があります。特定のタイプのマークでは、ハロー (マーク周辺の色付きリング) を追加および書式設定できます。
ダッシュボードのビューに移動し、ビューのショートカット メニューから [シートに移動] をクリックします。
ビューで、[マーク] カードの [色] をクリックします。
新しい色を選択します。
ここでは、"Chicago Ride Share (シカゴ ライド シェア)" マップのマークを灰色、ターコイズのハローを使用するように変更しています。
ダッシュボードの各ビューで上記の手順を繰り返します。
希望する色を使用できない場合、独自のカスタム パレットを作成できます。詳細については、カスタム カラー パレットの作成を参照してください。たとえば、カスタム分岐パレットで作成された棒グラフの色を変更しました。
フォントとマークの色を少し変えただけで、ダッシュボードのブランドはすでに形成されています。
ツールヒントは、マウスでマークをポイントすると表示されます。ほとんどのビューでは、既定でツールヒントが表示されます。ブランドを強化し、より優れたストーリーを伝える優れた方法があります。
マップのツールヒントは、既定で次のようになります:
ビューのワークシートに移動して、[ワークシート] > [ツールヒント] をクリックします。
ツールヒントに必要な詳細が表示されていることを確認します。フォント、順序、テキスト、配置および色を変更できます。
この再ブランディング シナリオでは、ユーザーが最も関心を持つ内容を素早く見つけることができるよう、ツールヒントに表示されるアイテムの数を減らしています。また、いくつかのアイテムのテキストを変更し、ブランドに適した、コントラストとなる色として、オレンジを追加しました。
マップ ツールヒントは、次のように表示されます:
独自のイメージを追加して、組織のブランドをワークブックに加えることもできます。たとえば、既定のダッシュボード タイトルを表示する代わりに、ロゴをインポートしてダッシュボードの上部で使用することができます。
タイトルを削除してイメージを追加するには: