SharePoint への Tableau Server ビューの埋め込み (ローカル認証)

注: Tableau ビューを SharePoint に埋め込むための以下の手順は、Tableau 2023.3 で廃止されました。今後は、これらの手順に従って Tableau ビューを埋め込むことはできません。

Tableau Server がローカル認証を使用してユーザーを認証している場合、SharePoint ページに埋め込まれたビューを表示可能にするために追加の手順を行う必要があります。

代わりに、Tableau Server が Active Directory を使用してユーザーを認証している場合は、Tableau Server ビューの SharePoint への埋め込み (Active Directory 認証)を参照してください。お使いの Tableau Server が使用する認証のタイプがわからない場合は、管理者に問い合わせてください。

要件

  • ビューを埋め込むには、SharePoint 2013 以降が必要です。
  • 埋め込まれたビューを表示するには、ユーザーに Tableau Server ライセンスおよび SharePoint と同じユーザー名が必要です。

TableauEmbeddedView.dll のセキュリティ パーミッションの編集

オペレーティング システムのすべてのユーザーが TableauEmbeddedView.dll を使用できるように、TableauEmbeddedView.dll のセキュリティ パーミッションを編集します。

  1. Tableau Server と共にインストールする TableauEmbeddedView.dll および TableauEmbeddedView.wsp ファイルを見つけます。Tableau Server が C ドライブにインストールされる場合、ファイルは次のディレクトリあります。

    C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\packages\extras.<version_code>\embedding\sharepoint\

  2. ファイルを SharePoint サーバーのルート ディレクトリにコピーします。通常、ルート ディレクトリは C:\Inetpub\wwwroot\wss\VirtualDirectories\<port>\bin などの場所にあります。

    C:\Inetpub\wwwroot\wss\VirtualDirectories\80\bin
  3. TableauEmbeddedView.dll のセキュリティ パーミッションを編集するには、TableauEmbedded.dll を右クリックし [プロパティ] > [セキュリティ] を選択します。

  4. [グループまたはユーザー名][すべての人] を選択し、[編集] クリックします。

  5. [すべての人のパーミッション][フル コントロール] パーミッションの [許可] を選択します。

  6. [OK] をクリックします。

TableauEmbeddedView.wsp のインストールと展開

TableauEmbeddedView.wsp ファイルは、.dll ファイルに対する処理について多くの情報を SharePoint に提供します。前の手順で TableauEmbeddedView.wsp ファイルを SharePoint のルート ディレクトリにコピーしました。.wsp ファイルをインストールおよび展開するには、次の手順を実行します。

  1. SharePoint 2013 管理シェルを開き、次のコマンドを入力します。

    Add-SPSolution -LiteralPath "C:\Inetpub\wwwroot\wss\VirtualDirectories\80\bin\TableauEmbeddedView.wsp"

  2. [SharePoint 全体管理] ホームページで [システム設定] をクリックします。

  3. [ファーム管理] セクションで [ファーム ソリューションの管理] をクリックします。

  4. [ソリューション管理] ページで展開するソリューションをクリックします。

  5. [ソリューションのプロパティ] ページで [ソリューションの展開] をクリックします。

  6. [ソリューションの展開] ページの [展開する時刻] セクションで、次のいずれかのオプションを選択します。

    • 今すぐ実行

    • 指定時刻日付と時刻のボックスで時刻を指定します

  7. [展開先] セクションの [このソリューションを展開する Web アプリケーションを選択] リストで [すべてのコンテンツ Web アプリケーション] をクリックするか特定の Web アプリケーションを選択し [OK] をクリックします。

  8. SharePoint サイトを開きます。設定アイコンをクリックし、[サイトの設定] を選択します。

  9. [サイト コレクションの管理] で [サイト コレクションの機能] をクリックします。

  10. TableauEmbeddedView 機能までスクロールし、[有効化] をクリックして機能をアクティブにします。

Web パーツの展開を確認

次の手順では、Tableau Web パーツがインストールされていることを確認します。

  1. Web ブラウザーで SharePoint サイトを開きます。
    サイトが表示されるまでにしばらくかかることがあります。

  2. 設定アイコンをクリックし、[サイトの設定] を選択します。

  3. [Web デザイナー ギャラリー][Web パーツ] をクリックします。

  4. TableauEmbeddedView.webpart がリストされていることを確認します。

Tableau Web パーツを使用したビューの埋め込み

新しい SharePoint ページまたは既存の SharePoint ページに Tableau Web パーツを埋め込むことができます。

  1. ビューを埋め込むページを開き、編集モードに切り替えます。

  2. ビューを埋め込むページのセクションの [挿入] タブで、[Web パーツ] をクリックします。

  3. [カテゴリー] の [カスタム] (または [その他]) フォルダーで、[TableauEmbeddedView] を選択し、右下隅の [追加] をクリックします。

  4. TableauEmbeddedView Web パーツを選択し、ドロップダウン リストの矢印をクリックして [Web パーツの編集] を選択します。

  5. ページの右側で、TableauEmbeddedView Web パーツの属性を指定できます。

    • [Tableau Server 名] に Tableau Server の名前を入力します。Tableau Server 名の前に "http://" を入力する必要はありません。
    • [ビューのパス] に、埋め込むビューへのパスを入力します。
    • ツールバーを表示するかどうか、信頼できる認証を使用するかどうか、SSL を使用するかどうか、またはインタラクティブなビューとしてではなくイメージとしてビューを埋め込むかどうかを指定します。

    • [外観] セクションで Web パーツの [タイトル][高さ][幅][Chrome の状態]、および [Chrome の種類] を指定できます。通常は、固定の高さ (700 ピクセルなど) を指定し、領域に合わせて幅を調整することをお勧めします。

  6. [OK] をクリックして変更内容を適用し、編集モードを終了します。

ビューがページに埋め込まれ、アクセスしたユーザーは SharePoint のユーザー名とパスワードに基づいて自動的にサインインします。

これは、提供されている .dll ファイルを使用して SharePoint にビューを埋め込む例です。他のタイプの Web アプリケーションにビューを埋め込むこともできます。詳細については、Tableau 開発者ポータルの「JavaScript API」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。