NULL 値およびその他の特殊な値の取り扱い

一部のデータは Tableau で特殊な処理を行う必要があります。具体的には次のとおりです。

  • null 値
  • 不明またはあいまいな地理的位置
  • 論理スケールで作業する際には負の値またはゼロ
  • ツリーマップで作業する際には負の値またはゼロ

特殊な値のインジケーター

データにこれらの特殊な値のいずれかが含まれている場合、Tableau ではその値をビューにプロットできません。代わりに、ビューの右下隅にインジケーターが表示されます。インジケーターをクリックすると、これらの値を処理する方法のオプションが表示されます。

値の処理方法が不明な場合は、特殊な値のインジケーターを表示させたままにすることができます。通常、ビューに表示されていないデータを認識できるように、インジケーターを表示させたままにすることをお勧めします。ただし、インジケーターを非表示にするには、インジケーターを右クリック (Mac では Control を押しながらクリック) し、[インジケーターを非表示] を選択します。

Null の数値と日付、および対数軸の負の値

Null 値は空白のフィールドで、欠損値や不明な値を示します。

メジャーまたは連続日付をビューにドラッグすると、値は連続軸に沿って表示されます。フィールドに Null 値が含まれている場合や、対数軸上のゼロ値や負の値が含まれる場合、Tableau ではそれらの値をプロットできません。これらの値が存在する場合、Tableau では、ビューの右下隅に、不明な値が存在することを示すインジケーターが表示されます。インジケーターをクリックし、次のオプションから選択します。

  • データのフィルター - フィルターを使用してビューから null 値を除外します。データをフィルターすると、null 値はビューで使用されているすべての計算からも除外されます。

  • 既定の位置のデータを表示 - 軸の既定の位置にデータを表示します。null 値は引き続き計算に含められます。既定の位置はデータ型によって異なります。次の表に既定値を示します。

    データ型既定の位置
    数値0
    日付12/31/1899
    対数軸の負の値1
    不明な地理的位置(0,0)

Null 値の非表示

  • Null 値を含むディメンションまたは不連続メジャーをフィルター処理するには、ピルを [フィルター] シェルフにドラッグし、[Null] の選択を解除します。Null 値は不連続な値を含むリストに表示されるので、そこで Null 値を削除できます。
  • 通常、メジャーに含まれている NULL 値は、ビュー内ではゼロとしてプロットされます。これらの Null 値を完全に非表示にする方法など、その他のオプションを参照するには、NULL 値の書式設定を参照してください。

: 計算フィールドで Null 値を処理する際に使用できる ISNULL() や IFNULL() などの関数については、論理関数を参照してください。

不明な地理的位置

マップおよび地理的フィールドを使用する場合、不明またはあいまいな位置はビューの右下隅のインジケーターで識別されます。インジケーターをクリックし、次のオプションから選択します。

  • 場所の編集 - データを既知の位置にマッピングして、位置を修正します。

  • データのフィルター - フィルターを使用してビューから不明な位置を除外します。この位置は計算に含められません。

  • 既定の位置のデータを表示 - マップ上の既定の位置 (0, 0) に値を表示します。

ツリーマップのゼロ値または負の値

ツリーマップを使用する場合、null 値またはゼロ値はビューの右下隅のインジケーターに表示されます。インジケーターをクリックし、次のオプションから選択します。

  • データのフィルター - フィルターを使用してビューから不明な位置を除外します。この位置は計算に含められません。

  • 絶対値の使用 - 絶対値を使用して、ビュー内の対応するエリアのサイズを特定します。たとえば、5 および -5 は同じサイズとして表示されます。

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