Tableau データ ストーリーを作成する (英語のみ)
Tableau データ ストーリーの重要な変更
Tableau データ ストーリーは、2025 年 1 月 (2025.1) の Tableau Desktop、Tableau Cloud、Tableau Server で廃止されます。自然言語技術の進歩に伴い、Tableau は、データに関する質問や変更点の把握をより簡単に行えるように、インターフェイスの改善に取り組んでいます。詳細については、「Tableau AI を搭載した Tableau Pulse がデータ エクスペリエンスを刷新」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
Tableau ダッシュボードのエグゼクティブ サマリーを書いたことのある方は、それが時間のかかる作業であることをご存じでしょう。どのインサイトを共有するか選ぶだけでも時間がかかり、データが更新されるたびに要旨を書き直す必要もあります。Tableau データ ストーリーを利用するとダッシュボード内に物語風のインサイトを自動的に生成することができ、時間を節約できるだけでなく、関連するインサイトを明らかにできます。ダッシュボード内の Viz を探索すると、データ ストーリー によって書かれたストーリーが調整され、データをより深く掘り下げて、重要なインサイトをより迅速に特定できるようになります。
Tableau で作業しているとき、すばやくその場所でデータ ストーリー オブジェクトをダッシュボードに追加できます。また、ストーリーで使用する用語や指標をカスタマイズできるので、ビジネスで使用していることばを使って データ ストーリー に語らせることができます。
現在は、Tableau を使用している場所であればどこからでも Tableau データ ストーリーを書いたり見たりすることができます。データ ストーリーを作成すると、Tableau Mobile で表示できるようになります。ただし、ダッシュボードを PDF などにエクスポートする場合、データ ストーリーは含まれません。
データ ストーリーがデータを扱う方法を理解する
データ ストーリーを書くために、Tableau は Tableau Cloud または Tableau Server 環境でホストされるサービスを使用します。ダッシュボードに Tableau データ ストーリーを追加するしたり、ダッシュボードからデータ ストーリーを表示したりすると、Tableau は、Cloud のセキュリティおよび Tableau Server のセキュリティで概説されているセキュリティ標準を使用して、関連するワークシートのデータをログインしている環境 (つまり、Tableau Cloud サイトまたは Tableau Server インスタンス) に送信します。データ ストーリーは、Tableau を使用している場所であればどこからでも書いたり見たりすることができます。
データ ストーリーの書き方について学ぶ
Tableau データ ストーリーは、ルール ベースのテンプレート化された自然言語生成 (NLG) を搭載しています。データ ストーリーは自動分析を実行して、基本的な計算からより高度な統計に至るまで、参照元データについて関連性のある正確な事実を判断します。ストーリーを書くために、データ ストーリーは事前定義された言語テンプレートのライブラリを使用して、これらの事実を自然言語のインサイトに合成します。データ ストーリーは、接続されている Tableau ワークシートからの最新の概要データを使用して、ランタイムにこれらのテンプレートを処理します。カスタム言語機能を活用して、独自の言語テンプレートの生成、機能の追加、ビジネス ルールの定義を行うことで、より関連性が高く状況に応じたデータ ストーリーを構築することができます。
注: データ ストーリーでは、インサイトやストーリーを作成する際に、生成 AI、大規模言語モデル (LLM)、または機械学習は使用しません。
サイトのデータス ストーリーを管理する
Tableau 管理者は、サイトで Tableau データ ストーリーを使用するかどうかを選択できます。データ ストーリー は既定でオンになっています。
- Tableau サイトにサインインします。
- 左側のペインで、[設定] を選択します。
- [全般] タブで、[Availability of Data Stories (データ ストーリーの可用性)] セクションまでスクロールします。
- データ ストーリーをオンにするかオフにするかを選択します。
注: データ ストーリーがオフになっている場合、機能をオンに戻すと、ダッシュボードに既に存在していたデータ ストーリーが復元されます。