ダッシュボードの拡張機能の使用
拡張により、固有の機能をダッシュボードに追加したり、Tableau 以外のアプリケーションに直接統合できます。拡張の追加は簡単です。他のダッシュボード オブジェクトと同じようにダッシュボードのレイアウトに組み込みます。
拡張によりダッシュボードの機能は、サードパーティー開発者により作成された Web アプリケーションで改善しました。ユーザーが開発者であり、独自の拡張を作成したい場合は、GitHub の「Tableau 拡張 API ドキュメンテーション」(新しいウィンドウでリンクが開く) を参照してください。
注: Tableau 管理者は、Tableau Desktop(新しいウィンドウでリンクが開く)、Tableau Server(新しいウィンドウでリンクが開く)、および Tableau Cloud(新しいウィンドウでリンクが開く) のダッシュボードの拡張機能をオフにすることができます。
拡張機能をダッシュボードに追加する
Tableau ワークブックで、ダッシュボード シートを開きます。
[オブジェクト] セクションから、 [拡張機能] をダッシュボードにドラッグします。
[Add an Extension (拡張機能の追加)] ダイアログ ボックスで、次のいずれかを実行します。
拡張機能を検索して選択します。
[Access Local Extensions (ローカルの拡張機能にアクセス)] をクリックして、先ほどダウンロードした .trex ファイルを開きます。
プロンプトが表示されたら、ワークブックにあるデータへのダッシュボードの拡張機能のアクセスを許可または拒否します。詳細については、データ セキュリティ、ネットワーク対応、およびサンドボックス拡張機能を参照してください。
アクセスを許可する場合は、画面上の指示に従って拡張機能を設定します。
注: Tableau Server または Tableau Cloud を使用している場合、拡張機能オブジェクトは、印刷物、PDF、およびダッシュボードの画像 (登録メールの画像を含む) で空白表示されます。
ダッシュボードの拡張機能の構成
機能をカスタマイズできる構成オプションを提供するダッシュボードの拡張機能もあります。
拡張機能をダッシュボードで選択し、右上隅のドロップダウンメニューから[構成]をクリックします。
画面上の指示に従って拡張機能を構成します。
ダッシュボードの拡張機能の再読み込み
ダッシュボードの拡張機能が応答しなくなったら、再読み込みする必要があります。これは、ブラウザーでWeb ページを更新するのと似ています。
拡張機能をダッシュボードで選択し、右上隅のドロップダウンメニューから[再読み込み]をクリックします。
ダッシュボードの拡張機能が更新され、その元々の状態に設定されます。
拡張機能を再読み込みしても使用できる状態に復元できない場合は、ダッシュボードから削除して再度追加してみてください。
データ セキュリティ、ネットワーク対応、およびサンドボックス拡張機能
ダッシュボード拡張機能は、次の 2 つの形式の Web アプリケーションです。
- ネットワーク対応拡張機能は、ローカル ネットワークの外部にある Web サーバーで実行されます。
- サンドボックス化された拡張機能は、Web 上の他のリソースやサービスにアクセスすることなく、保護された環境で実行されます。
ネットワーク対応拡張機能の追加または、拡張でダッシュボードを表示する前に、それをホストしている Web サイトが信頼できるか確認します。デフォルトにより、ダッシュボードの拡張機能は HTTPS プロトコルを使用します。これにより、データの送受信用の暗号化チャネルが保証され、ある程度のプライバシーとセキュリティが保証されます。
ダッシュボードの拡張機能を使用する際のデータ セキュリティの詳細については、「拡張機能のセキュリティ - 展開に関するベスト プラクティス(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。
ネットワーク対応拡張機能へのデータ アクセスの許可または拒否
拡張機能の設計に応じて、ビュー内の表示データ、または参照元データ全体、データソースからの表およびフィールド名、さらにデータソース接続についての情報のいずれかにアクセスできます。拡張機能を追加、または拡張機能でダッシュボードを表示する場合は、拡張機能の実行およびデータへのアクセスを許可または拒否する機会があります。
フルデータ アクセスを必要とするがアクセスが拒否されている拡張機能を含むダッシュボードを表示している場合は、拡張機能の代わりにメッセージが表示されます。拡張機能を信頼しこれを使用したい場合は、パーミッションをリセットして拡張機能の実行を許可します。
拡張機能をダッシュボードで選択し、右上隅のドロップダウンメニューから[パーミッションのリセット]をクリックします。
[許可] をクリックして拡張機能を実効しデータにアクセスするか、または [拒否] をクリックして拡張機能の実行を防ぎます。
Tableau Desktop で JavaScript が有効になっていることを確認する
ダッシュボードの拡張機能は JavaScript ライブラリである Tableau 拡張 APIライブラリを使用してデータを操作します。拡張機能を使用する場合は、ダッシュボードのセキュリティ設定で JavaScript が有効になっていることを確認します。
[ヘルプ] > [設定とパフォーマンス] > [ダッシュボード Web 表示セキュリティ] > [JavaScript を有効にする]を選択します。
拡張機能が Tableau Cloud または Tableau Server で実行していることを確認する
拡張機能を、Tableau Desktop からパブリッシュするワークブックに追加したり、Tableau Cloud および Tableau Server の Web 作成モードに直接追加したりすることが可能です。Tableau 管理者は、拡張のサイトでの実行を可能にし、ネットワーク対応拡張を安全なリストに追加する必要があります。管理者は、テスト済で信頼できる拡張だけを許容すべきです。
ダッシュボードの拡張機能を Tableau Cloud または Tableau Server で使用する場合は、管理者に「ダッシュボードの拡張機能を Tableau Cloud で管理」または「ダッシュボードの拡張機能を Tableau Server で管理」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照するように指示します。
サンドボックス拡張機能でサポートされる Web ブラウザー
サンドボックス拡張機能は、Internet Explorer 11 を除くすべてのブラウザーでサポートされている Tableau Server(新しいウィンドウでリンクが開く) と Tableau Cloud(新しいウィンドウでリンクが開く) で実行されます。
サンドボックス拡張機能でサポートされているバージョンの Tableau Server
サンドボックス拡張機能は、Tableau Server 2019.4 以降で使用できます。
ダッシュボードの拡張機能についてのサポートを得る
拡張機能のヘルプを得るには、それを作成した開発者か企業に連絡する必要があります。
拡張機能をダッシュボードで選択し、右上隅のドロップダウンメニューから[拡張機能について]をクリックします。
[サポートを得る] をクリックして拡張機能の開発者のサポート ページに進みます。
注: Tableau は、拡張 API とインターフェイスする拡張や他のプログラムはサポートしていません。ただし、Tableau 開発者コミュニティ(新しいウィンドウでリンクが開く)に質問を送信してアドバイスを求めることができます。