データのパフォーマンスと鮮度を理解する
ワークブックを作成し、チームがそのワークブックを気に入っているとします。しかし、最新のデータを Viz に表示するには、[更新] ボタンをクリックする必要がある場合があります。ライブ接続を使用してワークブックを作成したのに、なぜデータを更新する必要があるのでしょうか。その答えはパフォーマンスです。
Tableau では、パフォーマンスを向上させるために、データをキャッシュに保存し、以降のアクセスで、キャッシュに保存されたデータをより迅速に再利用して返すことができるようにしています。[更新] ボタンをクリックすると、更新されたデータを取得できますが、パフォーマンス コストが増大する可能性があります。
データのパフォーマンスと鮮度のバランスをとるには、ワークブックのデータ鮮度ポリシーを設定します。データ鮮度ポリシーを設定すると、指定した時間にデータが更新されます。Tableau は、キャッシュに保存されたデータが設定した鮮度ポリシーを満たしていない場合、そのデータを視覚化しません。
ワークブックに最適なデータを選択する
データをキャッシュに保存せずに、常に最新のデータを表示することを望むユーザーがいる一方で、オーバーヘッドを削減してワークブックのパフォーマンスを向上させるために大きなキャッシュを望むユーザーもいます。データ鮮度ポリシーを設定する最初のステップは、ビジネスに適したデータを決定することです。
Tableau Cloud では、キャッシュに保存されたデータが既定で 12 時間ごとに更新され、ワークブックの所有者はワークブック レベルでデータ鮮度ポリシーを設定できます。
Tableau Server では、サーバー管理者はサーバー上のすべてのサイトに既定のキャッシュ ポリシーを設定でき、ワークブックの所有者はワークブック レベルでデータ鮮度ポリシーを設定できます。
注: データ鮮度ポリシーは、Tableau Desktop またはファイルベースのデータ ソースを使用するワークブックでは使用できません。
ワークブックのデータ鮮度ポリシーを編集する
ワークブックのデータ鮮度ポリシーを編集するには、ワークブックの所有者であることに加えて、データ ソースへのライブ接続がワークブックに必要です。
- Tableau Cloud または Tableau Server でサイトにサインインします。
- [ホーム] または [探索] ページから、ポリシーを設定するワークブックに移動します。
- 詳細アイコン
をクリックします。
- [ワークブックの詳細] ダイアログで、[Edit Data Freshness Policy (データ鮮度ポリシーの編集)] をクリックします。
- 次のいずれかのオプションを選択します。
Site default (12 hours) (サイトの既定値 (12時間))
Always live (Tableau will always get the latest data) (常にライブ (Tableau は常に最新のデータを取得します))
Ensure data is fresh every (データの更新頻度)
Ensure data is fresh at (データの更新日時) - [OK] をクリックします。
[Site default (サイトの既定値)] では、12 時間ごとにデータが更新されます。オーディエンスがダッシュボードを定期的に使用しているが、最新のデータ鮮度を必要としない場合に最適なオプションです。
[Always live (常にライブ)] では、常に最新のデータが提供されるため、読み込み時間が長くなる可能性があります。
[Ensure data is fresh every (データの更新頻度)].では、データを更新する頻度を、分、時間、日、または週単位で指定できます。
[Ensure data is fresh at (データの更新日時)] では、データを更新する日時をスケジュールできます。毎週月曜日、水曜日、金曜日の午前 9 時 (太平洋時間) に重要な会議がある場合は、毎週月曜日、水曜日、金曜日の午前 8 時 45 分にデータを更新するように設定すると、会議の開始時に最新のデータを用意することができます。