「データに聞く」機能でサポートされる分析機能

「データに聞く」とメトリクスへの重要な変更点

「データに聞く」機能とメトリクス機能は、2024 年 2 月の Tableau Cloud および Tableau Server バージョン 2024.2 で廃止されます。自然言語技術の進歩に伴い、Tableau は、データに関する質問や変更点の把握をより簡単に行えるように、インターフェイスの改善に取り組んでいます。詳細については、「Tableau AI と Tableau Pulse によるデータ エクスペリエンスの再構築」を参照してください。

「データに聞く」は、集計、グループ作成、並べ替え、数値やカテゴリーのフィルターリングなど、Tableau の主要な分析機能をサポートしています。

注: 「データに聞く」では英語の分析フレーズを使用する必要がありますが、英語以外のデータでも優れた働きをします。たとえば、食料品店で果物を注文するときのデータがスペイン語だった場合は、“how many pedidos where fruta is manzanas” と聞くことができます。

集計

「データに聞く」を使用する際、集計フレーズとして “Sum of Sales (売上高の合計)”、“Average Profit (平均収益)”、“Count of Customers (顧客数)” などを使用します。平均には “mean (平均)”、カウントには “cnt (カウント)” など、これらの用語に対応するよくある同義語を使用することもできます。

  • Sum (合計)

  • Average (平均)

  • Median (中央値)

  • Count (カウント)

  • Distinct count (個別のカウント)

  • Minimum (最小)

  • Maximum (最大)

グループ作成

グループ作成フレーズには “by (別)” という言葉がありますが、“by Region (地域別)” や “by Sales (売上高別)” などのように使用します。

この表現は、標準的な Tableau Viz の作成時に [列] シェルフや [行] シェルフにディメンションや非集計メジャーを配置することに相当します。

並べ替え

並べ替えフレーズの例には、“sort Products in ascending order by sum of Profit (製品を収益合計別に昇順で並べ替える)” や “sort Customer Name in alphabetical order (顧客名をアルファベット順で並べ替える)” などがあります。また、昇順には “from smallest (一番小さいものから)”、降順には “from largest (一番大きいものから)” のような同義語を使用することもできます。

  • Ascending (昇順)

  • Descending (降順)

  • Alphabetical (アルファベット順)

数値フィルター

「データに聞く」を使用すると、データを関心ある数値範囲までフィルターし、その後、必要に応じてその範囲を微調整することが可能です。フレーズの例としては、“sum of Sales at least $2,000 ($2,000 以上の売上高の合計)” や “prices between $10 and $20 ($10 から $20 の間の価格)” などがあります。.

  • At least (少なくとも)

  • At most (多くても)

  • Between (の間)

数値制限 (上限値と下限値)

“top 10 cars sold last year (昨年売れた上位 10 位の自動車)” や “bottom Region by average Profit (平均収益別で最も低い地域)” などのフレーズを含むフィールドの上限値と下限値を簡単に表示することができます。

  • Top (上限値)

  • Bottom (下限値)

「データに聞く」では “low (低い)”、“high (高い)”、“lowest (一番低い)”、“highest (一番低い)” など、ユーザーがデータで使用する傾向がある一般的な用語もサポートしています。通貨ベースのフィールドでは、低価格のものに "cheap (安い)"、高価格のものに "expensive (高い)" など、こうした用語に対応する同義語を使用することができます ("show me the cheapest houses in Ballard (バラードで最安の家を表示する)" など)。

テキスト値のカテゴリー フィルター

カテゴリー フィルターを使用すると、関心のある特定のテキスト値にまでデータを狭めることができます。フィルターの各タイプの例は以下のとおりです。

  • Is (State is “Ohio” (州は “オハイオ”))

  • Is not (State is not “Ohio” (州は “オハイオ” でない))
  • Starts with (State starts with “O” (“O” で始まる州))

  • Ends with (State ends with “O” (“O” で終わる州))

  • Contains (State contains “O” (“O” を含む州))

  • Does not contain (State does not contain “hi” (“hi” を含まない州))

時刻フィルターリング

「データに聞く」は “Sales in the last 10 years (過去 10 年間の売上高)” や “Profit between 2012 and 2014 (2012 年から 2014 年の間の収益)” などのフレーズを含む時刻フィルターリングをサポートしています。“starting at (で始まる)” ではなく “starts in (に始まる)” など、以下のフレーズの同義語を使用することもできます。

  • In (特定の日付が続く)

  • 前へ

  • 最終

  • Following (続く)

  • 次へ

  • Between (の間)

  • Starting at (に始まる)

  • Ending at (に終わる)

ヒント:時間の経過に伴う差異と表計算を比較することもできます。

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