OpenID Connect に対応するように Tableau Server を構成する
このトピックでは、シングルサインオン (SSO) に OpenID Connect を使用するよう Tableau Server を構成する方法を説明します。これは、複数のステップにわたるプロセスの 1 ステップです。次のトピックでは、Tableau Server での OIDC の構成および使用に関する情報を提供します。
OpenID Connect の概要
OpenID Connect 用に Tableau Server を構成する (現在のセクション)
注:
- ここで説明するステップを実行する前に、OpenID Connect 用にアイデンティティ プロバイダーを構成する で説明されている OpenID アイデンティティ プロバイダー (IdP) を構成する必要があります。
- このトピックで説明する手順は、Tableau Server のセットアップ中に TSM で構成された OIDC 認証に適用されますが、アイデンティティ プールを使用して構成された OIDC 認証には適用されません。アイデンティティ プールの詳細については、「アイデンティティ プール (ID プール) を使用したユーザーのプロビジョニングと認証」を参照してください。
ブラウザーで TSM を開きます。
https://<tsm-computer-name>:8850詳細については、「Tableau サービス マネージャーの Web UI へのサインイン」を参照してください。
[構成] タブで [ユーザー アイデンティティとアクセス] をクリックし、次に [認証方法] をクリックします。
[認証方法] で、ドロップダウン メニューから [OpenID Connect] を選択します。
OpenID Connect で、[サーバーの OpenID 認証を有効化] を選択します。
自分の組織の OpenID 構成情報を次のように入力します。
注: プロバイダーが、パブリック URL でホストされたファイルではなくローカル コンピューター上でホストされた構成ファイルに依存している場合は、tsm authentication open-id <commands> でファイルを指定できます。
--metadata-file <file_path>
オプションを使用して、ローカル IdP 構成ファイルを指定します。構成情報を入力したら、[保留中の変更を保存] をクリックします。
ページ上部の [変更を保留中] をクリックします。
[変更を適用して再起動] をクリックします。
このセクションでは、TSM コマンド ライン インターフェースを使用して OpenID Connect を構成する手順を説明します。OpenID Connect の初期構成には、構成ファイルを使用することもできます。openIDSettings エンティティを参照してください。
tsm authentication open-id <commands> の
configure
コマンドを使用して以下の必要オプションを設定してください。--client-id <id>
: IdP がアプリケーションに割り当てているプロバイダー クライアント ID を指定します。たとえば、“laakjwdlnaoiloadjkwha"
。--client-secret <secret>
: プロバイダー クライアント シークレットを指定します。これは、Tableau が IdP からの応答の真偽を検証するために使用するトークンです。この値は秘密で、保護しておく必要があります。たとえば、“fwahfkjaw72123="
。--config-url <url>
または--metadata-file <file_path>
: プロバイダー構成 json ファイルの場所を指定します。プロバイダーがパブリック json 検出ファイルをホストしている場合、--config-url
を使用してください。それ以外の場合、代わりにローカルコンピューター上のパスと--metadata-file
のファイル名を指定してください。--return-url <url>
: サーバーの URL です。一般的には、サーバーのパブリック名 ("http://example.tableau.com"
など) になります。たとえば、このコマンドを実行します。
tsm authentication openid configure --client-id “laakjwdlnaoiloadjkwha" --client-secret “fwahfkjaw72123=" --config-url "https://example.com/openid-configuration" --return-url "http://tableau.example.com"
openIDSettings エンティティ または tsm authentication open-id <commands> を使用して Open ID Connect に設定できるその他のオプション構成もあります。さらに、IdP クレーム マッピングを構成する必要がある場合は、openid map-claims のオプションを参照してください。
次のコマンドを入力して Open ID Connect を有効にします。
tsm authentication openid enable
tsm pending-changes apply
を実行して変更を適用します。保留中の変更にサーバーの再起動が必要な場合は、
pending-changes apply
コマンドの実行時に、再起動が行われることを知らせるメッセージが表示されます。このメッセージはサーバーが停止していても表示されますが、その場合には再起動は行われません。--ignore-prompt
オプションを使用してメッセージが表示されないようにできますが、そのようにしても再起動に関する動作が変わることはありません。変更に再起動が必要ない場合は、メッセージなしで変更が適用されます。詳細については、tsm pending-changes applyを参照してください。