Tableau Server 2018.1.x 以前からのアップグレード (Windows)

このトピックは、Tableau Server on Windows の次のようなアップグレードに適用されます。

  • 現在 Tableau Server 2018.1.x 以前を実行している
  • バージョン 2019.4.0 以降にアップグレードする
  • Tableau サーバーは既定の場所にインストールされている

または

  • 現在実行中のバージョンが Tableau Server 2018.1.x 以前である
  • アップグレード先のバージョンが 2019.4.5 以降である
  • Tableau Server が既定の場所や既定以外の場所にインストールされている

 

展開された Tableau Server がこれらの基準を満たしていない場合は、Tableau Server のアップグレードの概要を参照して、アップグレードの正しい手順を確認してください。

バージョン 2018.2 から、 Tableau Server on Windows で Tableau サービスマネージャー (TSM) が利用できるようになりました。TSM は Web ベースのサーバー構成と管理のユーティリティで、サーバー構成と tabadmin コマンド ラインのユーティリティに代わるものです。TSM の導入にともない Tableau Server アップグレード プロセスが変わりました。アップグレードがどのように変わったかについては、アップグレード プロセスの変更を参照してください。

TSM 以前のバージョンの Tableau Server (2018.1 以前) から TSM で実行するバージョンにアップグレードする際は、特殊なアップグレード ステップを行う必要があります。これは TSM 以前から TSM へのアップグレードにのみ必要です。 TSM 以前のバージョンの Tableau Server on Windows は 2018.2 よりも古いバージョンです。TSM 以前のバージョンの例は 9.3、10.5、および 2018.1、です。Tableau Server のバージョンを決定する方法の詳細については、サーバーのバージョン表示を参照してください。

Tableau サービス マネージャー (TSM) を使用するサーバーへのアップグレード

バージョン 2018.2 以降、Tableau Server on Windows では Tableau サービス マネージャー (TSM) が使用されています。TSM は Web ベースのサーバー構成と管理のユーティリティで、サーバー構成と tabadmin コマンド ラインのユーティリティに代わるものです。TSM の導入にともない Tableau Server アップグレード プロセスが変わりました。どのように変わったかの詳細については、アップグレード プロセスの変更を参照してください。

TSM 以前のバージョンの Tableau Server (2018.1 以前) から TSM で実行するバージョンにアップグレードする際は、特殊なアップグレード ステップを行う必要があります。これは TSM 以前から TSM へのアップグレードにのみ必要です。TSM 以前のバージョンの Tableau Server on Windows は 2018.2 よりも古いバージョンです。TSM 以前のバージョンの例は 10.5 および 2018.1 です。Tableau Server のバージョンを決定する方法の詳細については、サーバーのバージョン表示を参照してください。

ビデオを視聴する:
(Link opens in a new window)

アップグレード前に

サーバーベースの製品のアップグレードには、計画と準備が必要です。Tableau Server のバージョン 2018.1 以前からバージョン 2018.2 以降へのアップグレードと変わりありません。製品環境をアップグレードする前に、 (アップグレード (Tableau Blueprint)(Link opens in a new window))、 (アップグレードの準備)、 (Tableau Server のアップグレードの確認) のセクションをすべて読み、完了するようにしてください。

ベスト プラクティスとして、アップグレード前に Tableau Server データのバックアップを常に作成しておき、このバックアップを Tableau インストールとは別の安全な場所に保存する必要があります。このバックアップは、アップグレードの際に予期しない事が起こる場合や、以前のバージョンの Tableau Server に戻す必要がある場合に Tableau データを保護するものとなります。詳細については、Tableau Server データのバックアップを参照してください。

アップグレードの主要な側面

TSM へのアップグレードの主要な側面を理解する

以下の点は、Tableau Server をバージョン 2018.1 以前からバージョン 2018.2 以降にアップグレードする際に留意しておく必要がある主要な側面です。

すべてのアップグレードに関する事項:

  • ローカル管理者—ローカル管理者としてサインインします。Tableau Server セットアップ プログラムを実行し、アップグレードに関連したスクリプトを実行するには、Tableau Server コンピューターに「local admin」としてサインインする必要があります。「local admin」は、Windows の [ローカル ユーザーとグループ] 管理コンソールの管理者グループに含まれるメンバーであるユーザーのことです。

  • ローカル セキュリティ ポリシー—ローカル セキュリティ ポリシーで実行サービス アカウントに「サービスとしてログオン」および「ローカルにログオン」パーミッションを許可することを確認します。詳細については、ローカル セキュリティ ポリシーの検証を参照してください。

  • 実行必要な実行サービス アカウント設定に記載されている実行サービス アカウント要件を読んで理解します。

  • Windows アカウントとパーミッションWindows アカウントとパーミッションに記載されている Windows アカウント要件を読んで理解します。

  • ポート—アップグレードする前に、Tableau サービス マネージャーのポートに記載されているポートの要件を読んで理解します。

  • ライセンス

    • トライアル版のプロダクト キー—トライアル版のプロダクト キーを実行しているサーバーを、あるメジャー バージョンから別のバージョン (バージョン 10.5.x からバージョン 2018.x など) に直接アップグレードすることはできません。あるメジャー バージョンから別のバージョンにトライアル版のプロダクト キーを使用してアップグレードするには、新しいバージョンの Tableau Server を別のマシンにインストールし、そこでトライアル版のプロダクト キーをライセンス認証してから、既存のバージョンよりバックアップを復元します。詳細については、「サーバーのアップグレード - ライセンス ステータスの確認」を参照してください。

    • メンテナンス期限切れ—サーバーのアップグレードは、メンテナンス期限が切れているプロダクト キー、またはアップグレード先のバージョンのリリース日より前の日付に切れるプロダクト キーを使用して行うことはできません。この状態でサーバーをアップグレードしようとすると、サーバーはライセンスなしの状態になり、アップグレードに失敗する場合があります。メンテナンス期限が切れているまたは古すぎる場合、元のバージョンをアンインストールするに、[プロダクト キーの管理] アプリケーションを使用してプロダクト キーを更新してください。2018.2.0 以前のバージョンでプロダクト キーを更新する方法の詳細については、「プロダクト キーのメンテナンス日の更新」(Link opens in a new window)を参照してください。キーを更新してもメンテナンスが有効な日付に更新されない場合は、Tableau カスタマー ポータルで Tableau Server キーのメンテナンスが最新かどうかを確認してください。

  • アンインストール—アップグレード前に既存の TSM 前バージョンの Tableau Server をアンインストールするには、Windows コントロール パネルを使用します。この特殊なケースのアップグレードは、以前のバージョンでのアップグレード (以前のバージョンの Tableau Server が自動的にアンインストールされていた) とは異なります。バージョン 2018.1 以前からバージョン 2018.2 以降にアップグレードする際に、以前のバージョンは自分でアンインストールする必要があります。以前のバージョンをアンインストールしていない場合は、新しいバージョンをインストールしようとする際にアンインストールするようメッセージが表示されます。これは 2018.1 以前から 2018.2 以降のアップグレードに固有です。

  • バックアップ—以前のバージョンのバックアップを別のコンピューターの安全な場所に保存します。以前のバージョンの Tableau Server をアンインストールすると、Tableau データ ディレクトリ (既定: C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server) にバックアップが作成されます。このバックアップは、アップグレード前に Tableau Server インストールが含まれていないコンピューターにコピーしておくことを強くお勧めします。アップグレード前にバックアップを作成することで、以前のバージョンの Tableau Server に戻す必要がある場合に使用可能な最新バージョンのデータが得られます。適切にアップグレードを準備するための詳細については、「アップグレードの準備」を参照してください。

    Tableau Server バージョン 9.x 以前からのバックアップは、バージョン 2018.2.x 以降では使用できません。古いバージョンの Tableau Server を実行している場合は、バージョン 9.x ~ 10.x の中間アップグレードを行ってから 2018.2 以降にアップグレードする必要が生じることがあります。

  • ファイアウォール管理—ファイアウォール管理は手動で行います。以前のバージョンの Tableau Server とは異なり、Tableau Server を実行するコンピューターではローカル ファイアウォールの管理を行う必要があります。詳細については、ローカル ファイアウォール構成を参照してください。

  • アップグレード スクリプト—新しいバージョンをインストール後、アップグレードを完了して新しいバージョンに切り替えるには、upgrade-tsm.cmd スクリプトを実行します。このスクリプトは、インストールしたばかりの新しいバージョンの \scripts.<version_code> フォルダにインストールされます。既定のディレクトリは次のとおりです。C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\packages\scripts.<version_code>\

    アップグレードを完了するには、Tableau Server を停止する必要があります。スクリプトの実行時に Tableau Server が停止していない場合、スクリプトによりサーバーが停止していないことが知らされ、サーバーの停止が提案されます。スクリプトを実行する前に、tsm stop コマンドを使用してサーバーを停止することもできます。

  • ウイルス対策ソフトウェア—Tableau Server で使用されるディレクトリをスキャンするウイルス対策ソフトウェアは、Tableau Server のインストールや現在の使用に干渉する可能性があります。場合によっては、これによってインストール エラーや Tableau Server の起動の問題が発生したり、パフォーマンスへの影響が生じたりすることがあります。Tableau Server を実行しているコンピュータでウイルス対策ソフトウェアを実行する予定がある場合は、ナレッジ ベース(Link opens in a new window)の推奨事項に従ってください。

マルチノード アップグレードに関する事項:

  • マルチノード用語—TSM では、分散インストールで Tableau Server ノードを説明するために使用する用語を変更しました。TSM のリリース以前は、第一ノードを「プライマリ」ノードと呼び、追加のノードを「ワーカー」ノードと呼んでいました。TSM でノードがよりピアに近くなってきたため、今後は第一ノードを「最初の」ノードと呼び、その他のノードを「追加」ノードと呼ぶことにします。

  • アンインストール—アップグレード前にすべてのノードから既存の TSM 前バージョンの Tableau Server をアンインストールするには、Windows コントロール パネルを使用します。以前のバージョンをアンインストールしていない場合は、新しいバージョンをインストールしようとする際にアンインストールするようメッセージが表示されます。

  • ノードのインストール—クラスタ内のすべてのノードでセットアップ プログラムを実行します。2018.2.0 以前のバージョンにおける一部の分散インストールのアップグレードと異なり、追加のノードが自動的にアップグレードされることはありません。

  • 単一インストーラー—すべてのノードで同じセットアップ プログラムを使用します。2018.2.0 より、すべてのノードで同じインストーラーを使用し、プロンプトが表示される場合には、最初の (プライマリ) ノードまたは追加の (ワーカー) ノードをアップグレードしようとしているかを指定します。追加ノード向けの別のインストーラーはありません。

  • アップグレード スクリプト—クラスタ内のすべてのノードで新しいバージョンをインストール後、アップグレードを完了して新しいバージョンに切り替えるには、クラスタ内の最初のノードで upgrade-tsm.cmd スクリプトを実行します。

    アップグレードを完了するには、Tableau Server を停止する必要があります。スクリプトの実行時に Tableau Server が停止していない場合、スクリプトによりサーバーが停止していないことが知らされ、サーバーの停止が提案されます。スクリプトを実行する前に、tsm stop コマンドを使用してサーバーを停止することもできます。

実行ユーザー形式

実行ユーザーの形式にドメインが含まれていることを確認する

Tableau Server のインストールでは、実行ユーザーのローカル ネットワーク サービス アカウント (NT Authority\Network Service) が既定で使用されます。この既定のアカウントを使用している場合は、このセクションをスキップできます。既定のアカウントを変更した場合、またはカスタム実行ユーザーを使用しているかどうかが定かでない場合は、次の手順に従います。

バージョン 2018.2 以降にアップグレードする前に、実行ユーザーが適切な形式になっていることを確認します。この形式には、<domain>\<runasuser> のようなドメインが含まれている必要があります。

  1. Windows の [スタート] メニューで [すべてのプログラム] > [Tableau Server] <バージョン>> [Tableau Server の停止] を選択して、サーバーを停止します。

  2. Windows の [スタート] メニューで [Tableau Server の構成] を選択します。

  3. サーバーの実行ユーザー アカウントに Active Directory アカウントを使用している場合は、[全般] タブにパスワードを入力します。

  4. 実行ユーザー アカウントの形式を確認します。

    • 実行ユーザーが「NT AUTHORITY\NetworkService」の場合、既定を使用しているため変更を加える必要はありません。構成ユーティリティをキャンセルします。

    • ユーザー名にドメインが含まれている場合は、変更を加える必要はありません。構成ユーティリティをキャンセルします。

    • ユーザー名にドメインが含まれていない場合は、ユーザー名の冒頭にドメインを追加し、バックスラッシュ (\) を使用して名前とドメインを区切ります。

      たとえば、サーバーの実行ユーザーが「MYCO」ドメインの「TableauServer」である場合は、[ユーザー] フィールドを MYCO\TableauServer に更新します。

  5. [OK] をクリックします。

  6. サーバーを再起動します。

既存のファイル

既存のファイルを収集する

以下のファイルを既存の Tableau Server 展開から収集する必要があります。後ほど、アップグレード プロセスの終了時に、これらのファイルをアップロードしてアップグレードを完了する必要があります。

いくつかのファイルには保護するべき機密が含まれています。これらのファイルをコピー、保管、転送する際は、安全なプロセスを使用します。

  • カスタム ロゴ。Tableau Server ポータルをカスタム イメージでカスタマイズする場合は、アップグレードにこれらのファイルのコピーが必要です。

    詳細については、Tableau Server 2018.1 オンラインヘルプ トピック、「名前またはロゴの変更」(Link opens in a new window)を参照してください。

  • SAML ファイル。SAML 証明書、キー、および IdP メタデータファイルが必要になります。これらのファイルの既定の場所は C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\SAML.

    詳細については、Tableau Server 2018.1 オンラインヘルプ トピック、「SAML の構成」(Link opens in a new window)を参照してください。

  • Kerberos キータブ ファイル。Kerberos SSO for Tableau Server を有効にしている場合、その構成の一部として生成されたキータブファイルが必要になります。

    詳細については、Tableau Server 2018.1 オンラインヘルプ トピック、「Kerberos 構成スクリプト」(Link opens in a new window)を参照してください。

  • SSL

    • CA 証明書ファイル。既存の Tableau Server が相互 SSL 向けに構成されている場合は、CA 証明書ファイルを再送信する必要があります。これらのファイルの既定の場所は C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\SSL..

    • 証明書およびキー ファイル。これらのファイルでは何も実行する必要はありません。これらのファイルは自動的にアップグレードされます。

  • Open ID ファイル。組織が静的検出ファイルを (オンライン検出ファイルの代わりに) 使用している場合、アップグレードでそのファイルのコピーが必要になります。

    詳細については、Tableau Server 2018.1 オンラインヘルプ トピック、「Open ID Connect 向けの Tableau Server の構成」(Link opens in a new window)を参照してください。

単一ノード Tableau Server のアップグレード (Windows)

単一ノード Tableau Server のアップグレード
  1. 更新先のバージョンでプロダクト キーとメンテナンスが有効であること、またアップグレード前にプロダクト キーを更新したことを確認します。詳細については、上記の「ライセンス」セクションを参照してください。メンテナンスがアクティブである有効なプロダクト キーがない場合、アップグレードは失敗します。

  2. [プロダクト キーの管理] アプリケーションが開いていないことを確認したら、Windows の [コントロール パネル] を使用して Tableau Server をアンインストールします。従来のバージョンのセットアップ プログラムとは異なり、バージョン 2018.2 以降では以前のバージョンがアンインストールされません。

    アンインストールによりデータのバックアップが作成され、Tableau が停止します。データ ディレクトリはそのまま残ります。

    アンインストールにより作成されるバックアップ ファイルは後ほどアップグレードに使用し、「uninstall-<version>.tsbak」として Tableau データディレクトリ (既定では C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server) に保存されます。

    重要: 別のコンピューターにバックアップのコピーを保存します。これにより、Tableau Server コンピューターに問題が何か発生してもバックアップは確保できます。バックアップを作成し、Tableau 以外の場所に保存するのがベスト プラクティスのステップで、常にこれを行う必要があります。

  3. Tableau Server ノードの TSM を使用し、新しいバージョンの Tableau Server のセットアップ プログラムを実行します。

    以前のバージョンの Tableau をまだアンインストールしていない場合は、現在のバージョンは自動的にアップグレードされないことを示すメッセージが表示されます。

    You are currently running a version of Tableau Server that cannot be upgraded automatically.
    To upgrade, uninstall your current version of Tableau Server and then run this installer. Your data will be preserved during this process.

    このメッセージが表示されたら、コントロール パネルを使って以前のバージョンをアンインストールしてからこの手順に戻ります。

  4. 次の中からインストール場所を選択します。

    • 既定の場所—既定のインストール場所は、C:\Program Files\Tableau\Tableau Server です。以前のインストールがこの既定の場所で実行されていた場合、Tableau Server はこのパスにあるバージョン固有のフォルダーにインストールされています (例: C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\10.5 )。この場合は、[Next] をクリックして既定を受け入れます。パスにはバージョンのフォルダーを含めないでください。

    • 既定以外の場所— 以前のインストールが既定以外の場所で実行されていた場合、セットアップ プログラムで既存のデータを検索し、アップグレードされたバージョンに追加することができるように、正しい場所を指定する必要があります。

    正しい場所を選択しないと、セットアップ プログラムにより新規インストールとみなされ、Tableau Server にバックアップ データが含まれません。

    重要: 既定以外の場所にインストールした TSM 以前のバージョンをバージョン 2019.4.0 ~ 2019.4.4 にアップグレードする場合、既定以外の場所にインストールされた Tableau Server 2018.1.x 以前からのアップグレード (Windows)の手順に従う必要があります。

  5. 「インストール タイプの選択」を求めるメッセージが表示される場合は、[Tableau Server をアップグレード] が選択されていることを確認します。マルチノードの場合は、既存クラスタのプライマリ ノードをアップグレードします。] が以下のように選択されていることを確認します (既定)。

    重要: アップグレード オプションではなく 新規 Tableau Server インストールの作成 オプションが表示されたら、以前のインストールの正確な場所に進んでいない可能性があります。続行する場合、そのインストールには以前のインストールからのデータまたは構成を含みません。

  6. [次へ] をクリックして続行します。

    Windows Defender ファイアウォールによるメッセージが表示される場合は、[アクセスを許可] をクリックします。インストールを完了するためにこの手順を複数回実行する必要が生じる場合があります。

  7. インストールが完了すると、セットアップ プログラムの最後のページにアップグレードがまだ完了していないと表示されます。アップグレード スクリプトを実行してアップグレードを完了する必要があります。セットアップ プログラムからスクリプトを実行することも、コマンド ラインから自分で実行することもできます。

  8. アップグレード スクリプトは次の 2 つの方法で実行できます。

    • セットアップ プログラムから、

      1. [アップグレード スクリプトを自動的に起動する] を選択し、[OK] をクリックします。

      2. コマンド ウィンドウが開いてスクリプトが実行されます。ローカル管理者権限を持つユーザーとしてログインしているため、スクリプトはお使いの認証資格情報を使用して実行されます。プロンプトが表示される場合は、パスワードを入力します。Tableau Server の古いインストールに既定値以外の実行ユーザーを使用した場合は、実行ユーザー パスワードも求められます。

        アップグレード スクリプトは以前のバージョンのアンインストールにより作成されたバックアップ ファイルを Tableau データ フォルダー (C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server) で探します。バックアップ ファイルは --backup-path オプションを使用して別の場所に指定することもできますが、まずコマンド ラインからスクリプトを実行する必要があります。

      注: [OK] をクリックすると、[セットアップ プログラム] ダイアログが閉じます。アップグレード スクリプトを自動的に起動するオプションをオフにした場合は、コマンド ラインから手動でスクリプトを実行する必要があります。

    • コマンド ライン:

      1. 最初のノードで、管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

      2. 新しいインストール場所の scripts フォルダーに移動します。

        既定のディレクトリは次のとおりです。

        C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\packages\scripts.<version_code>\

      3. アップグレード スクリプトを実行します。

        upgrade-tsm

        スクリプトでは以前のインストール場所からバックアップ ファイルの場所を想定し、パスワードを指定するよう求めるプロンプトが表示されます。

        • 既定により、アップグレード スクリプトは以前のバージョンのアンインストールにより作成されたバックアップ ファイルを Tableau データ フォルダー (C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server) で探します。--backup-path オプションを使用して、別の場所を指定することができます。例:

          upgrade-tsm --backup-path "C:\path\to\backup\file\uninstall-10.5.tsbak"

        • ローカル管理者権限を持つユーザーとしてログインしているため、スクリプトはお使いの認証資格情報を使用して実行されます。プロンプトが表示される場合は、パスワードを入力します。--username オプションと --password オプションを使用してスクリプトを実行する場合は、別のユーザーとパスワードを指定できます。

        • Tableau Server の古いインストールに既定値以外の実行ユーザーを使用した場合は、実行ユーザー パスワードも求められます。--service-runas-password オプションを使用してスクリプトを実行する場合に、これを指定できます。

        upgrade-tsm スクリプトのすべてのオプションを表示するには、以下のように -h オプションを使用します。
        upgrade-tsm -h

  9. アップグレードが完了したら、ブラウザ ウィンドウで TSM サインイン ページが開きます。TSM にサインインします。これらのステップが必要な場合は、Tableau Server をライセンス認証するか登録するように求められます。

    ウィンドウが自動的に開かない場合は、ブラウザ ウィンドウを開いて以下に移動します。

    https://<tsm-computer-name>:8850
  10. Tableau Server を起動します。

    • Web UI で、

      • [Tableau Server は停止しました]、および [Tableau Server の起動] をクリックします。

    • コマンド ライン:

      1. 最初のノードで、管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

      2. 新しいインストール場所の bin ディレクトリに移動します。既定では、次になります。

        C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\packages\bin.<version_code>

      3. Tableau Server を起動します。

        tsm start

  11. ファイルをアップロードします。以下の TSM コマンドを使用してファイルを以前の Tableau Server からアップロードします。ファイルは TSM でアップロードされる必要があります。Tableau Server フォルダ階層にある宛先にコピーしないでください。代わりに、一時ディレクトリ (たとえば C:\temp) にコピーしてから、TSM コマンドを実行してシステムにコピーします。

    • カスタム ロゴ ファイル。Tableau Server ポータルをカスタム イメージでカスタマイズした場合は、以下のコマンドを実行します。

      tsm customize --header-logo <file> --signin-logo <file> --logo <file>

    • SAML ファイル。SAML SSO のコマンドを実行します。

      tsm 認証 saml configure --cert-file <file> --key-file <file> --idp-metadata <file>

      データソース委任に SAML を使用している場合は、次のコマンドを実行します。

      tsm data-access set-saml-delegation --cert-file <file> --key-file <file>

    • Kerberos。次のコマンドを実行します。

      tsm 認証 kerberos configure --keytab-file <file>

      tsm 認証 kerberos enable

    • 相互 SSL ファイル。次の手順に従います。

      相互 SSL 認証の構成(Link opens in a new window)

    • Open ID ファイル。次のコマンドを実行します。

      tsm 認証 openid configure --metadata-file <file>

    上記のコマンドのいずれかを実行する場合は、保留中の変更も適用する必要があります。

    tsm pending-changes apply

複数ノード Tableau Server のアップグレード (Windows)

複数ノード Tableau Server のアップグレード
  1. 更新先のバージョンでプロダクト キーとメンテナンスが有効であること、またアップグレード前にプロダクト キーを更新したことを確認します。詳細については、上記の「ライセンス」セクションを参照してください。メンテナンスがアクティブである有効なプロダクト キーがない場合、アップグレードは失敗します。

  2. [プロダクト キーの管理] アプリケーションが開いていないことを確認したら、Windows の [コントロール パネル] を使用して Tableau Server をアンインストールします。従来のバージョンのセットアップ プログラムとは異なり、バージョン 2018.2 以降では以前のバージョンがアンインストールされません。

    アンインストールによりデータのバックアップが作成され、Tableau が停止します。データ ディレクトリはそのまま残ります。

    アンインストールにより作成されるバックアップ ファイルは後ほどアップグレードに使用し、規定により「uninstall-<version>.tsbak」として Tableau データディレクトリに保存されます: C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server.

    重要: 別のコンピューターにバックアップのコピーを保存します。これにより、Tableau Server コンピューターに問題が何か発生してもバックアップは確保できます。バックアップを作成し、Tableau 以外の場所に保存するのがベスト プラクティスのステップで、常にこれを行う必要があります。

  3. Tableau Server をプライマリ ノードでアンインストールする場合、すべてのワーカー ノードでコントロール パネルを使用して Tableau をアンインストールしてから続行してください。

  4. 最初の (古いプライマリ) ノードの TSM を使用し、新しいバージョンの Tableau Server のセットアップ プログラムを実行します。

    以前のバージョンの Tableau をまだアンインストールしていない場合は、現在のバージョンは自動的にアップグレードされないことを示すメッセージが表示されます。

    You are currently running a version of Tableau Server that cannot be upgraded automatically.
    To upgrade, uninstall your current version of Tableau Server and then run this installer. Your data will be preserved during this process.

    このメッセージが表示されたら、コントロール パネルを使って以前のバージョンをアンインストールしてからこの手順に戻ります。

  5. 次の中からインストール場所を選択します。

    • 既定の場所—既定のインストール場所は、C:\Program Files\Tableau\Tableau Server です。以前のインストールがこの既定の場所で実行されていた場合、Tableau Server はこのパスにあるバージョン固有のフォルダーにインストールされています (例: C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\10.5 )。この場合は、[Next] をクリックして既定を受け入れます。パスにはバージョンのフォルダーを含めないでください。

    • 既定以外の場所— 以前のインストールが既定以外の場所で実行されていた場合、セットアップ プログラムで既存のデータを検索し、アップグレードされたバージョンに追加することができるように、正しい場所を指定する必要があります。

    正しい場所を選択しないと、セットアップ プログラムにより新規インストールとみなされ、Tableau Server にバックアップ データが含まれません。

    重要: 既定以外の場所にインストールした TSM 以前のバージョンをバージョン 2019.4.0 ~ 2019.4.4 にアップグレードする場合、既定以外の場所にインストールされた Tableau Server 2018.1.x 以前からのアップグレード (Windows)の手順に従う必要があります。

  6. 「インストール タイプ」を求めるメッセージが表示される場合は、「Tableau Server をアップグレードします。マルチノードの場合は、既存クラスタのプライマリ ノードをアップグレードします。] が以下のように選択されていることを確認します (既定)。

    重要: アップグレード オプションではなく 新規 Tableau Server インストールの作成 オプションが表示されたら、以前のインストールの正確な場所に進んでいない可能性があります。続行する場合、そのインストールには以前のインストールからのデータまたは構成を含みません。

  7. [次へ] をクリックして続行します。

    Windows Defender ファイアウォールによるメッセージが表示される場合は、[アクセスを許可] をクリックします。インストールを完了するためにこの手順を複数回実行する必要が生じる場合があります。

    インストールが完了しても、アップグレード スクリプトは実行しないでください。bootstrap ファイルを生成して他のノードをインストールしてからスクリプトを実行する必要があります。

  8. 最初のノード上で bootstrap ファイルを生成します。

    1. 最初のノードで、管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

    2. 新しいインストール場所の bin ディレクトリに移動します。既定では、次になります。

      C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\packages\bin.<version_code>

    3. bootstrap ファイルを生成します。

      tsm topology nodes get-bootstrap-file -f <path\file>.json

  9. Bootstrap ファイルをそれぞれの追加のノード、またはノードにアクセスできるネットワーク場所にコピーします。

  10. それぞれの追加のノードで、セットアップを実行し新しいバージョンの Tableau Server をインストールします。以前のバージョンの Tableau Server とは異なり、バージョン 2018.2 以降には最初のノードとすべての追加ノードの両方で使用するセットアップ プログラムが 1 つ含まれています。

    以前のバージョンの Tableau をまだアンインストールしていない場合は、現在のバージョンは自動的にアップグレードされないことを示すメッセージが表示されます。このメッセージが表示されたら、コントロール パネルを使って以前のバージョンをアンインストールします。

  11. インストール場所を確認します。

    • 既定の場所—既定のインストール場所は、C:\Program Files\Tableau\Tableau Server です。以前のインストールがこの既定の場所で実行されていた場合、Tableau Server はこのパスにあるバージョン固有のフォルダーにインストールされています (例: C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\10.5 )。この場合は、[Next] をクリックして既定を受け入れます。パスにはバージョンのフォルダーを含めないでください。

    以前のインストールが既定の場所ではなく、バージョン 2019.4.0 以降にアップグレードする場合、既定以外の場所にインストールされた Tableau Server 2018.1.x 以前からのアップグレード (Windows) の手順に従う必要があります。

    正しい場所を選択しないと、セットアップ プログラムにより新規インストールとみなされ、Tableau Server にバックアップ データが含められません。

  12. 「インストール タイプの選択」を求めるメッセージが表示される場合は、[既存の Tableau Server クラスタのワーカー ノードをアップグレードしてください(マルチノードのみに適用)。] オプションを以下のように選択します。

    重要: アップグレード オプションではなく 新規 Tableau Server インストールの作成 オプションが表示されたら、以前のインストールの正確な場所に進んでいない可能性があります。続行する場合、そのインストールには以前のインストールからのデータまたは構成を含みません。

  13. [次へ] をクリックして続行します。

    Windows Defender ファイアウォールによるメッセージが表示される場合は、[アクセスを許可] をクリックします。インストールを完了するためにこの手順を複数回実行する必要が生じる場合があります。

  14. 当該のメッセージが表示されたら、

    1. コピーした bootstrap ファイルの場所まで進みます。

    2. bootstrap ファイルが作成されたコンピューターの管理権限を持つユーザーのユーザー名およびパスワードを入力します (bootstrap ファイルを作成した TSM 管理者など)。

    3. [次へ] をクリックして続行します。

  15. ノードのインストールが完了すると、ダイアログによりアップグレードが完了していないことが知らされます。

    [OK] をクリックして、ダイアログを閉じます。

  16. すべてのノードで新しいバージョンをインストールし、最初のノードでアップグレード スクリプトを実行します。

    1. 新しいバージョンのスクリプト ディレクトリに移動します。

      既定のディレクトリは次のとおりです。

      C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\packages\scripts.<version_code>\

    2. アップグレード スクリプトを実行します。

      upgrade-tsm

      ローカル管理者権限を持つユーザーとしてログインしているため、スクリプトはお使いの認証資格情報を使用して実行されます。プロンプトが表示される場合は、パスワードを入力します。--username オプションと --password オプションを使用してスクリプトを実行する場合は、別のユーザーとパスワードを指定できます。

      既定により、アップグレード スクリプトは以前のバージョンのアンインストールにより作成されたバックアップ ファイルを Tableau データ フォルダー (C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server) で探します。

      注: Tableau Server の古いインストールに既定値以外の実行ユーザーを使用した場合は、実行ユーザー パスワードを求められます。この場合は、 --service-runas-password オプションを含むことが可能です。upgrade-tsm スクリプトのすべてのオプションを参照するには、-h オプションを使用します。
      upgrade-tsm -h

  17. アップグレードが完了したら、ブラウザ ウィンドウで TSM サインイン ページが開きます。TSM にサインインします。これらのステップが必要な場合は、Tableau Server をライセンス認証するか登録するように求められます。

    注: ペインが自動的に開かない場合は、ブラウザ ペインを開いて以下に進みます。

    https://<tsm-computer-name>:8850
  18. 合計 3 台以上のノードをインストールした場合、調整サービス アンサンブルも展開してください。これを展開しないと、サーバーの構成やトポロジに変更を加えるたびに警告メッセージが表示されるようになります。このメッセージは無視できますが、ベスト プラクティスはマルチノードの調整サービス アンサンブルを展開することです。

    Tableau Server をインストールすると、調整サービスのインスタンスが最初のノードに 1 つインストールされます。TSM と Tableau Server は調整サービスが正しく機能することに依存しているため、冗長性を提供し、マルチノード インストールでの可用性を確保するため、調整サービス アンサンブルを展開することで調整サービスの追加のインスタンスを構成します。調整サービス アンサンブルは 1、3、または 5 個の調整サービス インスタンスでインストールされます。Tableau Server の 3 ノード インストールでは、推奨される調整サービスのインスタンス数は 3、つまり各ノードに 1 つです。

    調整サービス アンサンブルを展開する方法の詳細については、調整サービス アンサンブルの展開を参照してください。

  19. Tableau Server を起動します。

    Web UI で

    • [Tableau Server は停止しました]、および [Tableau Server の起動] をクリックします。

    • コマンド ライン:

      1. 最初のノードで、管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

      2. Tableau Server を起動します。

        tsm start

        コマンドが認識されないというエラーが発生する場合は、すべてのコマンド ペインを閉じてから管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

  20. ファイルをアップロードします。以下の TSM コマンドを使用してファイルを以前の Tableau Server からアップロードします。ファイルは TSM でアップロードされる必要があります。Tableau Server フォルダ階層にある宛先にコピーしないでください。代わりに、一時ディレクトリ (たとえば C:\temp) にコピーしてから、TSM コマンドを実行してシステムにコピーします。

    ファイルのアップロード後、クライアント ファイル サービス プロセスはファイルをインストールの適切なノードに分配します。

    • カスタム ロゴ ファイル。Tableau Server ポータルをカスタム イメージでカスタマイズした場合は、以下のコマンドを実行します。

      tsm customize --header-logo <file> --signin-logo <file> --logo <file>

    • SAML ファイル。SAML SSO のコマンドを実行します。

      tsm 認証 saml configure --cert-file <file> --key-file <file> --idp-metadata <file>

      データソース委任に SAML を使用している場合は、次のコマンドを実行します。

      tsm data-access set-saml-delegation --cert-file <file> --key-file <file>

    • Kerberos。次のコマンドを実行します。

      tsm 認証 kerberos configure --keytab-file <file>

      tsm 認証 kerberos enable

    • 相互 SSL ファイル。次の手順に従います。

      相互 SSL 認証の構成(Link opens in a new window)

    • Open ID ファイル。次のコマンドを実行します。

      tsm 認証 openid configure --metadata-file <file>

    上記のコマンドのいずれかを実行する場合は、保留中の変更も適用する必要があります。

    tsm pending-changes apply

 

ありがとうございます!