カスタム TSM 管理グループの構成
このトピックでは、カスタム TSM 管理グループを構成する方法について説明します。
既定では、TSM 管理に使用するユーザー アカウントは、Tableau Server を実行しているコンピューターの管理者グループのメンバーである必要があります。組織によっては、セキュリティ ポリシーを使用する場合は、管理者の役割を分ける必要があります。これらのシナリオでは、既定の TSM 管理の構成は許可されていません。
任意のグループをカスタム TSM 管理グループとして使用するように Tableau Server を構成することができます。構成が完了すると、カスタム グループのメンバーに属するユーザーは TSM を管理できるようになります。
既定の Windows 管理者グループのユーザーには、引き続き TSM へのフル アクセス権が付与されます。
ステップ 1: 新しいグループを作成する
ローカル Windows グループまたは Active Directory 内のグループを作成できます。既定の設定でグループを作成することをお勧めします。Windows で作成された既定のグループにパーミッションを適用したり、グループからパーミッションを削除したりしないでください。
注: 既定の TSM グループ名は tsmadmin
です。tsmadmin
という名前で Windows グループを作成する場合は、Tableau Server でこれ以上構成する必要はありません。
ステップ 2: Tableau Server の構成
カスタム TSM 管理グループ名は、tsm.authorized.groups
構成 キーに保存されます。グループ名を指定する場合 (tsmadmin
以外)、tsm.authorized.groups
構成キーを更新してから Tableau Server を再起動する必要があります。
tsm configuration set コマンドを使用して、グループ名の値を設定します。たとえば、TSM 管理グループ名を myadmingroup
に変更するには、次のコマンドを実行します。
tsm configuration set -k tsm.authorized.groups -v myadmingroup
tsm pending-changes apply
注
tsm.authorized.groups
構成キーを設定すると、そのキーに保存されている既存の値が上書きされます。- グループ名のコンマ区切りリストを値として入力すると、複数のグループを指定できます。
ステップ 3: 新しいグループにユーザーを追加する
tsm.authorized.groups
を設定したら、指定した新しいグループに属するユーザーは、Tableau Server で完全な TSM 管理権限を持つことになります。