Tableau データ ソース ファイルを使用したモニタリング データの探索

Tableau Resource Monitoring Tool には、Tableau Server の正常性とパフォーマンスの監視と分析に使用できる組み込みのグラフが含まれています。Tableau Resource Monitoring Tool が利用するデータは、Tableau データ ソース (.tds) ファイルとしてダウンロードし、Tableau Desktop で探索することができます。.tds ファイルは、Resource Monitoring Tool Web インターフェースを使用して、Admin メニューからダウンロードできます。この方法は、ローカルと外部の両方のリポジトリ構成で機能します。

以下は、ダウンロードできる Tableau データ ソース (.tds) ファイルのリストです。

  • バックグラウンド タスク: 抽出の更新、サブスクリプション、フローなどの、スケジュール済みのバックグラウンダー タスクに関する情報。
  • データ クエリ: Tableau Server が実行するすべてのクエリに関する情報。
  • ゲートウェイ要求: VizQL Server セッションの詳細を含む、Tableau Server が処理する HTTP 要求。
  • インシデント: Resource Monitoring Tool が記録したインシデント。
  • サーバーのパフォーマンス: Resource Monitoring Tool が収集した、Tableau Server のハードウェアとプロセスの情報。
  • Tableau エンティティ: Resource Monitoring Tool が収集した、Tableau Server のサイト、プロジェクト、ワークブック、ビューの情報。

要件

  • 暗号化には、Tableau Desktop 2020.4 以降でサポートされている SCRAM-SHA-256 を使用しています。

Resource Monitoring Tool PostgreSQL データベースへのアクセスの有効化

Tableau データ ソース (.tds) ファイルには、Resource Monitoring Tool PostgreSQL データベースへの接続が含まれています。ダウンロードした .tds ファイルに接続する前に、readonly ユーザーによる Resource Monitoring Tool PostgreSQL データベースへのアクセス権を有効化する必要があります。readonly ユーザーにアクセス権が与えられると、readonly のユーザー名とパスワードを使用して、Tableau Desktop の .tds ファイルから Resource Monitoring Tool PostgresSQL データベースに接続できるようになります。

Resource Monitoring Tool バージョン 2022.3 以降:

ローカル リポジトリを持つ Resource Monitoring Tool

  1. RMT サーバー マシンで、readonlyユーザーによる Resource Monitoring Tool PosgreSQL データベースへのアクセス権を有効化します。

    rmtadmin data-access ReadOnly

  2. 設定変更を有効にするため、Resource Monitoring Tool PostgreSQL データベースを再起動します。

    rmtadmin restart --db

  3. readonly ユーザーのパスワードを取得します。

    rmtadmin get db.readOnlyPassword

外部リポジトリを持つ Resource Monitoring Tool

RDS インスタンスを設定して、Tableau Desktop からのアクセスを許可する必要があります。Resource Monitoring Tool PostgreSQL データベースのユーザー名とパスワードを取得し、それらを使用して .tds ファイルをダウンロードします。詳細については、AWS サイトのドキュメントを参照してください。

Resource Monitoring Tool バージョン 2022.2 以前:

  1. テキスト エディターで postgresql.conf ファイルを開きます。デフォルトでは、ファイルは C:\Program Files\Tableau\Tableau Resource Monitoring Tool\data\postgresql<version> にあります。

  2. Listen_addresses = 'localhost'Listen_addresses = '*' に更新します。

    注:#」をこの行から削除する必要があります。

  3. テキスト エディターで pg_hba.conf ファイルを開きます。このファイルも postresql.conf ファイルと同じディレクトリにあります。デフォルトでは、ファイルは C:\Program Files\Tableau\Tableau Resource Monitoring Tool\data\postgresql<version> にあります。

  4. pg_hba.conf ファイルの最後に以下を追加し、ファイルを保存します。

    host all all 0.0.0.0/0 scram-sha-256

    host all all ::/0 scram-sha-256

  5. 設定変更を有効にするため、Resource Monitoring Tool PostgreSQL データベースを再起動します。

    rmtadmin restart --db

  6. readonly ユーザーのパスワードを取得します。

    rmtadmin get db.readOnlyPassword

Tableau Desktop から RMT .tds ファイルへの接続

readonly ユーザーに対して Resource Monitoring Tool PostgreSQL データベースへのアクセスが有効になったら、Tableau Desktop からダウンロードした .tds ファイルに接続できます。

  1. Tableau Desktop で、[ファイル]、[開く] の順に移動し、Resource Monitoring Tool Web インターフェースからダウンロードした .tds ファイルを選択します。

    : PostgreSQL データベース ドライバーのインストールが必要になる場合があります。www.tableau.com/ja-jp/support/drivers(新しいウィンドウでリンクが開く) からドライバーをダウンロードできます。

    .tds ファイルを開いた後、Tableau Desktop が Resource Monitoring Tool Postgres データベースに自動的に接続されない場合、readonly のユーザー名とパスワードを Tableau Desktop の接続編集ウィンドウに手動で入力しなければならない場合があります。

実行可能なユーザー

Resource Monitoring Tool 管理者または「TDS ファイルのダウンロード」のサーバー ロールを持つResource Monitoring Tool ユーザー。

フィードバックをお送りいただき、ありがとうございます。フィードバックは正常に送信されました。ありがとうございます!