tsm data-access
tsm data-access
コマンドを使用すると、データ キャッシュの構成、データ リポジトリ アクセスの有効化または無効化、シングル サインオンで使用する SAML の有効化、および Web データ コネクタ (WDC) 設定の構成を行うことができます。
- caching
- repository
- set-saml-delegation
- web-data-connectors
tsm data-access caching list
データ接続のキャッシュ設定を表示します。データ接続のキャッシュ設定の詳細については、データ キャッシュの構成を参照してください。
シノプシス
tsm data-access caching list [global options]
tsm data-access caching set
データ接続のキャッシュ設定を行います。データ接続のキャッシュ設定の詳細については、データ キャッシュの構成を参照してください。
シノプシス
tsm data-access caching set [options] [global options]
オプション
-r, --refresh-frequency
オプション。
参照元データ ソースへの新しいクエリを使用してキャッシュに保存されたデータを更新する頻度を設定します。データをキャッシュする最大分数を定義する数値を指定できます。また、データをできるだけ長い間キャッシュし再使用するには low、またはページを読み込むたびにデータを更新するには always (0 に相当) を指定することもできます。このオプションを指定しない場合は、既定で low となります。
tsm data-access repository-access disable
既定のリモート ユーザーによる Tableau PostgreSQL データベースへの外部アクセスを無効にします。これにより localhost からのアクセスが無効になることはありません。
シノプシス
tsm data-access repository-access disable [options] [global options]
オプション
--repository-username <username>
必須。
データ リポジトリへのアクセス権を持つユーザー名で tableau または readonly のいずれか。
--request-timeout <timeout in seconds>
オプション。
コマンドが終了するまで指定した時間待機します。既定値は 1500 (25 分) です。
--ignore-prompt
オプション。
再起動のメッセージを表示せずに Tableau Server を再起動します。
tsm data-access repository-access enable
Tableau PostgreSQL データベースへのアクセスを有効にします。
既定では、PostgreSQL トラフィックではポート 8060 (TCP) を使用します。ローカル ファイアウォールを実行している場合は、必ずこのポートでトラフィックを許可してください。PostgreSQL のポートを変更するには、動的マッピングされないポートを参照してください。
シノプシス
tsm data-access repository-access enable [options] [global options]
オプション
--repository-password <password>
必須。
指定したユーザー名のデータ リポジトリにアクセスするパスワードを設定 (または変更) します。
--repository-username <username>
必須。
データ リポジトリへのアクセス権を持つユーザー名で tableau または readonly のいずれか。
--request-timeout <timeout in seconds>
オプション。
コマンドが終了するまで指定した時間待機します。既定値は 1500 (25 分) です。
--ignore-prompt
オプション。
再起動のメッセージを表示せずに Tableau Server を再起動します。
tsm data-access repository-access list
Tableau PostgreSQL データベースへのアクセス権を持つユーザーを一覧表示します。
シノプシス
tsm data-access repository-access list [global options]
tsm data-access set-saml-delegation configure
SAML SAP HANA のシングル サインオンを設定します。これにより Tableau Server は、SAP HANA にデータ接続するシングル サインオンをユーザーに提供するアイデンティティ プロバイダー (IdP) として機能します。
シノプシス
tsm data-access set-saml-delegation configure [options] [global options]
オプション
-kf, --cert-key <cert-key>
オプション。
SAML 証明書キー ファイル。
-cf, --cert-file <file-path>
オプション。
SAML 証明書ファイルの場所。
-uf, --username-format <username-format>
オプション。
ユーザー名の形式。有効な形式キーは、'username'、'domain_and_username'、'email' です。
-uc,--username-case <username-case>
オプション。
ユーザー名の大文字/小文字の指定。有効な大文字/小文字の指定キーは、'lower'、'upper'、'preserve' です。
.
tsm data-access set-saml-delegation disable
SAML SAP HANA でのシングル サインオンを無効にします。
シノプシス
tsm data-access set-saml-delegation disable [global options]
tsm data-access set-saml-delegation enable
SAML SAP HANA でのシングル サインオンを有効にします。
シノプシス
tsm data-access set-saml-delegation enable [global options]
tsm data-access web-data-connectors add
Web データ コネクタ (WDC) を WDC セーフ リストに追加します。
シノプシス
tsm data-access web-data-connectors add [options] [global options]
オプション
-n, --name <name>
必須。
Tableau Server のデータ ソース リストに表示される WDC の名前。この名前は単一引用符 (') または二重引用符 (") で囲う必要があります。名前にスペースが含まれる場合は、二重引用符 (") を使用します。
-sec, --secondary <secondary-URL-1>, <secondary-URL-2>
WDC がセカンダリ ドメインを使用する場合に必要となります。
コネクタからリクエスト送信またはデータ受信が可能なドメインを示す URL のコンマ区切りリスト。例: 外部 JavaScript ライブラリ、REST API、またはローカルファイルなどURL を引用符で囲まないでください。この 2 番目の許可リストにドメイン全体を追加するには、次の例に示すように、URL の末尾にワイルドカードの式
.*
を使用します。例:https://www.example.com/.*
Windows では、ワイルドカードの前後にかっこ
(.*)
を付けることができますが、必須ではありません。Linux では、かっこを付けるとエラーが発生します。.*
をワイルドカードとして使用します。WDC がセカンダリ ドメインを使用しているかどうか、またはセカンダリ ドメインが何であるかがわからない場合は、WDC の開発者に問い合わせる必要がある場合があります。また、
http://.*
やhttps://.*
のようなワイルドカード URL を使用してすべてのドメインを許可することもできます。ただし、セキュリティを強化するために、より具体的な URL を使用することを強くお勧めします。--url <URL>
必須。
WDC の URL (
<scheme>://<host>:<port>/<path>
として書式設定。例:https://www.tableau.com:443/example/
)多くの WDC では、HTTP 接続に使用される既定のポート <port> 値 は 443 ですが、Tableau Server または Tableau Cloud のデータ ソースの詳細からお使いのコネクタの値を確認することができます。WDC の URL の一部としてワイルドカード (.*
) を使用することはできません。
tsm data-access web-data-connectors allow
WDC 更新を有効または無効にします。また、Tableau Server での WDC の使用を有効または無効にします。
シノプシス
tsm data-access web-data-connectors allow [options] [global options]
オプション
一方または両方のオプションを使用します。少なくとも --refreshes
または --type
のいずれかが必要です。
-r, --refreshes <refreshes-allowed>
--type
が指定されている場合は省略可能です。false
に設定すると WDC の更新が却下され、true
に設定すると WDC の更新が許可されます。-t, --type <WDC-allowed>
--refreshes
が指定されている場合は省略可能です。none
に設定すると、Tableau Server での WDC の使用が却下 (およびバックアップで WCD が省略) され、all
に設定すると WDC の使用が許可されます。
tsm data-access web-data-connectors delete
特定の WDC、またはすべての WDC を Tableau Server のセーフ リストから削除します。
シノプシス
tsm data-access web-data-connectors delete [options] [global options]
オプション
--all
オプション。
このオプションを使用するとすべての WDC が削除されます。
--url <URL>
オプション。
削除する WDC の URL。
tsm data-access web-data-connectors list
セーフ リストにあるすべての WDC をリストします。
シノプシス
tsm data-access web-data-connectors list [options] [global options]
オプション
グローバル オプション
-h, --help
オプション。
コマンドのヘルプを表示します。
-p, --password <password>
アクティブなセッションがない場合は、必要に応じて
-u
または--username
と一緒に使用します。-u
または--username
で指定されたユーザーのパスワードを指定します。パスワードにスペースや特殊文字が含まれる場合、パスワードを引用符で囲みます。
--password "my password"
-s, --server https://<hostname>:8850
オプション。
Tableau Services Manager で指定したアドレスを使用します。URL は
https
で始まる必要があります。また、ポート 8850 を含めるとともに、IP アドレスではなくサーバー名を使用します。例:https://<tsm_hostname>:8850
。サーバーが指定されていない場合は、仮にhttps://<localhost | dnsname>:8850
とします。--trust-admin-controller-cert
オプション。
このフラグは、TSM コントローラーで自己署名証明書を信頼するために使用します。証明書の信頼および CLI 接続の詳細については、TSM クライアントの接続を参照してください。
-u, --username <user>
アクティブなセッションがない場合は、必要に応じて
-p
または--password
と一緒に使用します。ユーザー アカウントを指定します。このオプションが含まれていない場合は、コマンドがサインインに使用した認証資格情報を使用して実行されています。