Tableau Server コンテンツ探索サービス
Tableau Server コンテンツ探索サービスは、検索および参照の処理機能を拡張したものであり、Tableau Server のすべてのコンテンツのインデックス作成を行います。このサービスは Tableau Server 2021.1 以降で利用でき、データベースやテーブルなどの外部アセットを検索して参照するために必要です。データベースとテーブルは、Tableau Catalog を有効にしている場合にのみ使用できます。
このコンテンツ探索サービスは、クイック サーチとフィルター検索の両方に適用できます。このサービスは SOLR に基づいていませんが、Elastic Search に依存して機能を実行します。
サーバー構成
コンテンツ探索サービスは最初のノードに自動的にインストールされています。
マルチノード構成
高可用性と優れたパフォーマンスを実現するには、アプリケーション サーバーを実行している各ノードに少なくとも 1 つのコンテンツ探索サービスのインスタンスをインストールすることをお勧めします
プロセス | |
ステータス | |
ロギング | /var/opt/tableau/tableau_server/data/tabsvc/logs/ contentexploration にあります。詳細については、Tableau Server ログとログ ファイルの場所を参照してください。 |
コンテンツ探索サービスが失敗するとどうなりますか?
コンテンツ探索サービスが動作を停止すると、そのコンテンツ タイプに対する検索要求は検索結果に表示されません。サービスの複数のインスタンスがインストールされている場合、後続の要求は正常に稼働しているインスタンスにルーティングされます。
失敗したコンテンツ探索サービスは、コンピューター自体が正常に稼働している限り、自動的に再起動されます。
パフォーマンスの調整
コンテンツ探索サービスには、ノードで使用可能なメモリに基づいて、必要に応じてスケールアップする機能があります。ただし、サービスで使用できるメモリの最大量を決定するメモリ割り当てがデフォルトで設定されています。メモリ割り当ての不足によるパフォーマンスの問題が発生する場合は、次のコマンドを実行して最大メモリ割り当ての設定を変更できます。ただし、通常、この設定を変更することはお勧めしません。
まず、次のコマンドを実行して、現在の最大メモリ割り当てを取得します。
tsm configuration get -k contentexploration.vmopts
次の set コマンドを実行して、-Xmx 値を更新し、保留中の変更を適用することで最大メモリ割り当てを変更します。その他のオプションは変更しないでください。
tsm configuration set -k contentexploration.vmopts -v "-Xmx<new value>m -XX:+ExitOnOutOfMemoryError -Dspring.profiles.active=monolith"
例:
tsm configuration set -k contentexploration.vmopts -v "-Xmx1024m -XX:+ExitOnOutOfMemoryError -Dspring.profiles.active=monolith"
tsm pending-changes apply
ログ ファイル
コンテンツ探索サービスにより以下の 2 つのセットのログ ファイルが作成されます。
control_contentexploration*.log
: これらのログには、開始したり有効にしたりするサービスに関する情報が含まれます。contentexploration_*.log
: エラーや問題は、ここに記録されます。
詳細については、Tableau Server ログとログ ファイルの場所を参照してください。
検索精度
コンテンツ探索サービスは、いくつかの方法で検索可能なコンテンツを最新の状態に保ちます。
- Tableau Server または Tableau Cloud が管理するコンテンツが変更されるたびに (パーミッションの変更も含む)、コンテンツ探索サービスは、関連するドキュメントのインデックスを再作成して、検索インデックスを最新の状態に保ちます。
- システムが生成した Backgrounder タスクで、すべてのコンテンツが適切に同期されていることを定期的に検証し、見つかった不一致を再インデックス化します。
インデックスの再作成
復元プロセスでは、Tableau Server が管理するコンテンツと外部アセットを完全に再インデックスする処理が開始されます。このインデックスの再作成プロセスは CPU リソースを消費するため、バックアップや復元中にその消費が顕著になる可能性があります。