手順 5 - オプションのサーバー構成
このトピックで説明するオプションは、Tableau Server でのフローのパブリッシュやフローのスケジュールを有効化するために必須というわけではありません。これらを使用すると、要件に応じた環境のカスタマイズができます。
フローのタイムアウト期間を設定する
フローを実行できる時間の上限を設定すると、後続タスクの実行が、停止しているタスクのために延期されないようにできます。次の 2 つの tsm コマンドのオプションにより、フローのバックグラウンド タスクがキャンセルされるまでの、フロー タスクの実行可能時間が決まります。これらの 2 つのコマンドの組み合わせで、フロー タスクの合計タイムアウト値が決まります。
backgrounder.default_timeout.run_flow
は、フロー実行タスクがキャンセルされるまでの秒数を設定します。
例:
tsm configuration set -k backgrounder.default_timeout.run_flow -v <new value>
tsm pending-changes apply
(既定値: 14400 秒または 4 時間)
backgrounder.extra_timeout_in_seconds
コマンドは、backgrounder.querylimit
の設定を超えてバックグラウンド ジョブがキャンセルされるまでの秒数を設定します。この設定により、停止したジョブが後続のジョブを保持しないようにします。設定は、backgrounder.timeout_tasks
にリストされているプロセスに適用されます。
例:
tsm configuration set -k backgrounder.extra_timeout_in_seconds -v <value>
(既定値: 1800 秒または 30 分)
フローを実行しているサーバーで使用可能なリソースを確認してください。Tableau Prep Conductor の専用ノードを設けることをお勧めします。
フロー タスクを中断するしきい値を設定する
既定では、フロー タスクが 5 回連続して失敗すると、中断されます。フロー タスクが中断される前に、失敗が可能な回数のしきい値を変更するには、次の tsm configuration set コマンドを使用します。
tsm configuration set -k backgrounder.flow_failure_threshold_for_run_prevention -v <number>
これにより、タスクが中断される前に必要となる、フロー タスクの連続失敗回数のしきい値が設定されます。これはサーバー全体の設定です。
実行可能なユーザー
Tableau Server 管理者は、サーバー構成を変更することができます。