スライス フィルターの作成
フィルターのスライス (スライサーまたは計算フィルター) はディメンション フィルターであり、リレーショナル データ ソースに対する多次元データ ソースの処理とは異なる動作を行います。
Tableau では、Windows のみで多次元データ ソースをサポートしています。
スライス フィルターは、次のような場合に存在します。
[フィルター] シェルフに配置したディメンションが、他のシェルフで使用されていない場合。
複数の値を含めるようにフィルターが定義されている場合。例は次のとおりです。
リレーショナル データベースの場合、フィルターのスライスに関して特に目立ったことはありません。Tableau は構成済みの集計を使用して、各メジャーの値を再計算します。
ただし、多次元データ ソースにはデータ ソースに集計されるデータが含まれているため、ディメンション フィルターが個々のメジャーの値を切断する「スライス」に集計を定義することはできません。従って、Tableau は自動的に合計を実行します。複数の値が定義されているため、結果は合計グループの合計です。
たとえば、下のビューには、地域および州ごとの収益が表示されています。
"Quarter (四半期)" ディメンションの Q3 (第 3 四半期) および Q4 (第 4 四半期) メンバーを含むスライス フィルターがデータに適用されます。
結果のビューでは、オレゴンの収益が 2,567 ドルとなっています。この数値は第 3 四半期と第 4 四半期のデータを合計して計算されました。
上記のビューの [フィルター] シェルフにある合計記号 (Σ) は、それがスライス フィルターであることを示します。フィールドの元の集計が非加算的 (Count Distinct など) な場合、スライス フィルターを適用した後に表示される値が予期しないものとなる可能性があります。