Intuit QuickBooks Online

この記事では、Tableau を Intuit QuickBooks Online データに接続し、データ ソースを設定する方法について説明します。

: Tableau では代替コネクタを作成中です。完成後、このページに追加されます。

警告: Intuit QuickBooks コネクタは、2023.1 リリースで非推奨になりました。コネクタは廃止されるまで使用できます。コネクタが廃止されると、Tableau ユーザー インターフェイスから削除され、そのコネクタを使用するデータ ソースは期待通りに動作しなくなります。代替コネクタが利用可能になると、非推奨のコネクタは 1 ~ 2 回のリリースを経てから廃止されます。

注: このコネクタの最新情報については、Tableau の現在のバージョンの Intuit QuickBooks Online のヘルプ トピックを参照してください。

はじめる前に

開始する前に、次の接続情報を収集します。

  • QuickBooks Online アカウント用の電子メール アドレスまたはユーザー ID とパスワード

注:Tableau を QuickBooks Online データに接続するには、QuickBooks Online の会社管理者である必要があります。会社で 1 人の管理者のみが Tableau を QuickBooks Online に接続できます。

QuickBooks Online は [在庫調整] トランザクションの取得をサポートしていません。[在庫調整] トランザクションが QuickBooks Online API で利用可能になる時期については、Intuit Developer Web サイトのこちらの質問(新しいウィンドウでリンクが開く) (英語) に対する回答を参照してください。

接続してデータ ソースを設定する

  1. Tableau を起動し、[接続] の下で [Intuit QuickBooks Online] を選択します。データ接続の完全なリストについては、[サーバーへ][詳細] を選択します。既定のブラウザーのタブで Tableau を開き、以下を実行します。
    1. QuickBooks Online アカウント用の電子メール アドレスまたはユーザー ID とパスワードを入力します。
    2. [サインイン] を選択します。

      QuickBooks Online は定期的に 2 段階検証を要求するプロンプトを表示します。これが表示されたら、プロンプトに従って Intuit アカウントを確認するためのコードを取得します。

    3. アカウントと関連付けられている会社が 1 つ以上ある場合、接続先の会社を選択します。
    4. Tableau Desktop とデータを安全に共有するには、[認証] を選択して Intuit を認証します。
    5. Tableau が接続できない場合は、認証資格情報が正しいことを確認します。引き続き接続に失敗する場合は、コンピューターにおけるサーバーの検出に問題があります。サポートが必要な場合は、ネットワーク管理者またはデータベース管理者にお問い合わせください。

  2. データ ソース ページで次の手順を行います。

    1. (任意) ページ上部にある既定のデータ ソース名を選択し、Tableau で使用する一意のデータ ソース名を入力します。たとえば、データの他のユーザーが、どのデータ ソースに接続するか推測するのに役立つ命名規則を使用します。

    2. [表] から表を選択し、キャンバスの一番上にドラッグします。
    3. [シート 1] タブを選択して分析を開始します。

      シート タブを選択すると、Tableau は抽出を作成してデータをインポートします。Tableau Desktop では QuickBooks Online 用の抽出のみサポートされることに注意してください。データを更新するには、抽出を更新します。詳細については、データの抽出を参照してください。

      抽出の作成には、含まれるデータの量に応じて時間がかかる場合があります。

販売および費用項目表を使用して会計レポートを作成する

QuickBooks Online では、損益計算書や貸借対照表など、さまざまなレポートを作成するのに必要な情報を集計します。データは QuickBooks Online により集計されるため、これらの種類のレポートを Tableau で作成することはできません。これを修正するため、販売および費用項目表を Tableau に追加しました。この表には、これらのレポートを作成するのに必要なすべてのフィールドを含む行項目の詳細が記載されています。

販売および費用項目表の構造

販売および費用項目表には、QuickBooks Online による次の取引 (またはドキュメント) に関する情報が記載されています。

請求

請求支払

貸方票

保証金

予測

請求書

仕分記入

支払

発注

発注書

払い戻しレシート

売上レシート

ベンダー クレジット

ほとんどの取引には子 (またはサブ項目) があり、たとえば、請求書には詳細項目があります。以下の例のとおりです。

一部の取引には、他の行項目のグループで構成されるグループ項目があります。以下の例のとおりです。

販売および費用項目表は、項目ごとに 1 行を含め、各行で取引フィールドを複製することで、"取引対項目" の関係を非正規化します。子を持つグループ行項目の場合、表にはグループではなくグループ子項目が含まれます。

次の図は、この 2 つの請求書が非正規化データを使用して Tableau でどのように表示されるかを示しています。

取引の表に加え、販売および費用項目表には、アカウント表に関する情報が含まれます。

表を販売および費用項目表と結合する

販売および費用項目表を使用する場合、アカウント表とそれを含む取引表を結合し、作成するレポートに必要な詳細情報を取得できます。

アカウント表を取引の各行と結合するには、販売および費用項目表の [Line Detail Account Ref Value (行詳細アカウント参照値)] をアカウント表の [ID Account (ID アカウント)] に結合します。

QuickBooks Online 取引表 (たとえば請求予測発注書など) の場合、販売および費用項目表の [Transaction Type (取引タイプ)]、[ID]、および [Line ID (行 ID)] を取引表の相当するフィールドに結合します。たとえば、請求取引表との結合を作成する場合、請求に対して結合する [ID] フィールドは [(ID) Bill (ID (請求))]、請求に対して結合する [Line ID (行 ID)] フィールドは [Line ID (Bill) (行 ID (請求))] などになります。

次の図は、左側については販売および費用項目表との複数の結合、右側についてはアカウント表と請求表の結合句の例を示しています。

QuickBooks Online データ ソースの作成

損益計算報告書などさまざまなレポートの作成に使用可能なデータ ソースを作成し始めるための一般的な手順を示します。

  1. QuickBooks Online に接続します。
  2. [データ ソース] ページの [表] で、販売および費用項目表を選択します。
  3. 販売および費用項目表の構造に記載されている 1 つ以上の表を販売および費用項目表に結合し、作成するレポートに必要なデータを含めることができます。
  4. データ ソースを作成したら、ステートメントを作成し、データを分析できます。

QuickBooks Online エラーのトラブルシューティング

Tableau を QuickBooks Online データに接続しようとすると、次のいずれかのエラーが表示される場合があります。

Tableau の前のバージョンで保存されたワークブック

Tableau のバージョン 2018.2 以前で作成されたワークブックやデータ ソースは、以降のバージョンのコネクタに追加された表やフィールドにアクセスできません。これを解決するには、新しいワークブックを開き、QuickBooks Online データ ソースへの新しい接続を作成してください。以前の接続から保持する必要があるワークシートをコピーして貼り付けるか、Tableau で再作成します。

申し訳ありません。管理者のみがアプリを購入できます。

QuickBooks Online では、QuickBooks Online アプリに接続する各ユーザーが会社管理者である必要があります。会社アカウントの管理者でない場合、次の Intuit エラーが表示されます。

申し訳ありません。<email address> の会社の管理者のみがこの会社でアプリを購入できます。会社の管理者に連絡するか、別の会社を選択してください。

この問題を解決するためには、システム管理者に問い合わせてアカウントの会社管理者にしてもらう必要があります。

エラー コード: app_already_purchased

アプリケーション (Tableau Desktop など) ごとに、1 人の会社管理者だけが接続を許可されます。会社内の他のユーザーが既に Tableau を QuickBooks Online アカウントに接続している場合、次の Intuit エラーが表示されます。

申し訳ありません。エラーが発生しました。ウィンドウを閉じて再試行してください。

エラー コード: app_already_purchased

メッセージ: アプリケーションは既にこの会社の別のユーザーによってサブスクライブされています。このサブスクリプションを変更するには、<email address> にお問い合わせください。

この問題を解決するために、ユーザーは会社管理者に Tableau Desktop へのアプリケーション特権を譲ってもらう必要があります。これができない場合、(管理者が Tableau をアクティブに使用しているなど)、別のオプションとして管理者がデータ ソースを Tableau Server または Tableau Cloud にパブリッシュすると、パーミッションを持つユーザーはデータにアクセスできます。

接続を変更すると [マイ アプリ] ページが開く

別の QuickBooks Online の会社にアクセスする必要がある場合、サインイン後 (および 2 ステップの認証プロセスを実行後)、Intuit に「接続先の会社を選択」ページではなく [マイ アプリ] ページが表示される場合があります。この問題を解決するには、これらの手順に従ってください。

  1. [マイ アプリ] ページを閉じます。

  2. Tableau の [接続] ペインで、[Intuit QuickBooks Online] を選択します。

  3. アカウントと関連付けられている会社が 1 つ以上ある場合、接続先の会社を選択します。

  4. [認証] を選択して Tableau データ ソース ページを開きます。

 

関連項目