Cloudera Hadoop
この記事では、Tableau を Cloudera Hadoop データベースに接続し、データ ソースを設定する方法について説明します。
注: Impala データベースへの新しい接続の場合は、 この接続ではなく、Impala コネクターを使用してください。 (このコネクタは、既存の接続に対して引き続き使用できます)。
はじめる前に
開始する前に、次の接続情報を収集します。
接続するデータベースをホストするサーバーの名前とポート番号
データベースのタイプ: Hive Server 2 または Impala
認証方法:
認証なし
Kerberos
注: Kerberos ドメイン コントローラー (KDC) の制約により、MIT Kerberos との接続はサポートしていません。
ユーザー名
ユーザー名とパスワード
Microsoft Azure HDInsight Service (バージョン 10.2.1 以降)
転送オプションは選択する認証方法によって異なり、次が含まれることがあります。
バイナリ
SASL
HTTP
サインイン認証資格情報は選択する認証方法によって異なり、次が含まれることがあります。
ユーザー名
パスワード
領域
ホスト FQDN
サービス名
HTTP パス
SSL サーバーに接続している場合
(オプション) Tableau が接続するたびに初期 SQL ステートメントを実行する
必要なドライバー
このコネクタにはデータベースとやり取りするためのドライバーが必要です。ドライバーがコンピューターにインストールされていない場合、Tableau によって「ドライバー ダウンロード」(新しいウィンドウでリンクが開く)ページへのリンクを含むメッセージが接続ダイアログ ボックスに表示されます。このページで、ドライバーのリンクとインストール手順を確認できます。
注: 利用可能な最新のドライバーを使用していることを確認します。最新のドライバーを取得するには、Tableau ドライバー ダウンロード ページで「Cloudera Hadoop」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
接続してデータ ソースを設定する
Tableau を起動し、[接続] の下で [Cloudera Hadoop] を選択します。データ接続の完全なリストについては、[サーバーへ] の [詳細] を選択します。その後、次を実行します。
データベースをホストするサーバー名および使用するポート番号を入力します。Cloudera Impala を使用して接続する場合、ポート 21050 を使用する必要があります。これは、2.5.x ドライバーを使用する場合の既定のポートです (推奨)。
[タイプ] ドロップダウン リストで、接続するデータベースの種類を選択します。Hadoop のバージョンとインストールしたドライバーに応じて、次のいずれかに接続できます。
Hive Server 2
Impala
[認証] ドロップダウン リストで、使用する認証方式を選択します。
要求された情報を入力します。要求される情報は、選択する認証方法によって異なります。
(任意) ワークブックを開いたときや、抽出を更新、Tableau Server にサインイン、または Tableau Server にパブリッシュするときなど、毎回接続の始めに実行する初期 SQL コマンドを指定するには、[初期 SQL] を選択します。詳細については、初期 SQL の実行を参照してください。
[サインイン] を選択します。
SSL サーバーに接続する場合は、[SSL が必須] オプションを選択します。
Tableau が接続できない場合は、認証資格情報が正しいことを確認します。引き続き接続に失敗する場合は、コンピューターにおけるサーバーの検出に問題があります。サポートが必要な場合は、ネットワーク管理者またはデータベース管理者にお問い合わせください。
データ ソース ページで次の手順を行います。
(任意) ページ上部にある既定のデータ ソース名を選択し、Tableau で使用する一意のデータ ソース名を入力します。たとえば、データの他のユーザーが、どのデータ ソースに接続するか推測するのに役立つ命名規則を使用します。
[スキーマ] ドロップダウン リストで、検索アイコンを選択するかテキスト ボックスにスキーマ名を入力して検索アイコンを選択し、スキーマを選択します。
[表] テキスト ボックスで、検索アイコンを選択するか表名を入力して検索アイコンを選択し、表を選択します。
表をキャンバスにドラッグしてから、シート タブを選択して分析を開始します。
カスタム SQL を使用して、データ ソース全体ではなく、特定のクエリに接続します。詳細については、カスタム SQL クエリへの接続を参照してください。
注: このデータベース タイプは同等の (=) 結合操作のみをサポートします。
Mac でのサインイン
Mac で Tableau Desktop を使用する場合、サーバー名を入力して接続するときに、mydb または mydb.test などの相対ドメイン名の代わりに mydb.test.ourdomain.lan などの完全修飾ドメイン名を使用します。
また、Mac コンピューターの [検索ドメイン] リストにドメインを追加し、接続する際には、サーバー名のみを提供する必要があります。[検索ドメイン] リストを更新するには、[システム環境設定] > [ネットワーク] > [詳細] に移動し、[DNS] タブを開きます。
Hadoop Hive データの操作
日付/時刻のデータの操作
Tableau はネイティブで TIMESTAMP および DATE タイプをサポートします。ただし、Hive 内に日付/時刻データを文字列として格納する場合は、ISO 形式 (YYYY-MM-DD) で格納する必要があります。また、DATEPARSE または DATE 関数を使用して文字列を日付/時刻形式に変換する計算フィールドを作成できます。抽出を操作している場合は DATEPARSE()、それ以外の場合は DATE() を使用します。詳細については、日付関数を参照してください。
Hive データ型の詳細については、Apache Hive Web サイトの「日付」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
NULL 値が返される
Tableau 9.0.1 以降および 8.3.5 以降の 8.3.x リリースで、それより前のバージョンで作成され、Hive がサポートしていない形式で日付/時刻データが文字列として格納されたワークブックを開くと、NULL 値が返されます。この問題を解決するには、フィールド型を文字列に変更し、DATEPARSE() または DATE() を使用して日付に変換する計算フィールドを作成します。抽出を操作している場合は DATEPARSE()、それ以外の場合は DATE() 関数を使用します。
高レイテンシの制限
Hive は、バッチ指向システムであり、単純なクエリに非常に迅速な対応で応答することがまだできません。この制限により、新しいデータ セットの探索や計算フィールドの拡張が困難な場合があります。また、新しい SQL-on-Hadoop 技術の一部 (Cloudera の Impala、Hortonworks の Stringer プロジェクトなど) は、この制限に対処するように設計されています。
関連項目
- データ ソースの設定 – このデータ ソースにさらにデータを追加したり、データ分析の前にデータを準備したりします。
- グラフの構築とデータの分析 – データ分析を開始します。