フィルターと詳細レベル表現

Tableau にはいくつか異なる種類のフィルターが含まれており、それらは上から下へ次の順序で実行されます。

右側のテキストは、このシーケンスで詳細レベル表現が評価される位置を表します。

抽出フィルター (オレンジ色) は、Tableau Extract をデータ ソースから作成する場合にのみ関係します。表計算フィルター (ダーク ブルー) は、計算が実行された後に適用されるので、計算に使用される参照元のデータを除外せずにマークを非表示にします。

SQL に詳しいのであれば、メジャー フィルターがクエリ内の HAVING 句に相当し、ディメンション フィルターが WHERE 句に相当すると考えることができます。

FIXED 計算はディメンション フィルターの前に適用されるので、[フィルター] シェルフ上のフィールドを コンテキスト フィルターの使用 にプロモートしない限り、フィールドは無視されます。たとえば、ビューの中で、1 つのシェルフに次のような計算があり、別のシェルフに [State] があるとします。

SUM([Sales]) / ATTR({FIXED : SUM([Sales])})

この計算からは、総売上高に対する州の売上高の比率が計算されます。

その後、[フィルター] シェルフに [State] を配置して州の一部を非表示にすると、フィルターは計算の分子の部分にのみ影響します。分母は FIXED 詳細レベルの式なので、ビューに表示されたままの州の売上が、ビューから除外された州を含む全州の総売上に対して割り算されます。

INCLUDE および EXCLUDE 詳細レベル表現は、ディメンション フィルターの後に考慮されます。そのため、FIXED 詳細レベル表現にはフィルターを適用するけれども、コンテキスト フィルターは使用しないのであれば、INCLUDE 式または EXCLUDE 式としてフィルターを書き換えることを考慮してください。

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