計算されたメンバーの作成方法
多次元データ ソースを使用している場合は、Tableau の式を使用する代わりに MDX 式を使用して計算されたメンバーを作成することができます。計算されたメンバーは、計算されたメジャー (計算フィールドと同様のデータ ソース内の新しいフィールド) または計算されたディメンション メンバー (既存の階層内の新しいメンバー) です。たとえば、"Product (製品)" というディメンションが 3 つのメンバー ("Soda (ソーダ)", "Coffee (コーヒー)"、"Crackers (クラッカー)") を持つ場合は、"Soda (ソーダ)" および "Coffee (コーヒー)" メンバーの合計である "Beverages (飲み物)" という新しい計算されたメンバーを定義できます。その後、"Products (製品)" ディメンションを [行] シェルフに配置すると、"Soda (ソーダ)"、"Coffee (コーヒー)"、"Crackers (クラッカー)"、"Beverages (飲み物)" の 4 つの行が表示されます。
注: Tableau では、Windows のみで多次元データ ソースをサポートしています。
計算されたメンバーの定義
計算されたディメンション メンバーを定義するには、[データ] ペインのメニューで [計算されたメンバー] を選択します。[計算されたメンバー] ダイアログ ボックスが開き、計算されたメンバーの作成、削除、編集ができます。
新しい計算されたメンバーを作成するには、次の手順を行います。
[新規] をクリックして、ダイアログ ボックス上部にある計算されたメンバーのリストに新しい行を追加します。
ダイアログ ボックスの [計算されたメンバーの定義] エリアで、新しいメンバーの名前を入力します。
新しい計算されたメンバーの親メンバーを指定します。[すべてのメンバー] は既定で選択されています。ただし、[選択されているメンバー] を選択して階層を参照し、特定の親メンバーを選択することもできます。
注: Oracle Essbase に接続している場合は、親メンバーの指定は利用できません。
新しいメンバーに解決順序を指定します。
データ ソース内の 1 つのセルを 2 つの異なる式で定義できる場合があります。解決順序では、各式の優先順位を定義します。解決順序が低い式は先に解決されます。既定の解決順序はゼロです。
Microsoft Analysis Services データ ソースに接続している場合は、計算エディターに [SSAS の前に実行] チェック ボックスが含まれています。Microsoft Analysis Services による計算の前に Tableau 計算を実行するには、このオプションを選択します。Microsoft Analysis Services データ ソースへの接続については、「Microsoft Analysis Services」を参照してください。
大きな白いテキスト ボックスに MDX 式を入力するか貼り付けます。
[式の確認] をクリックして、式が有効であることを確認します。
終了したら、[OK] をクリックします。
新しいメンバーは、[メジャー] を親メンバーとして選択した場合は [データ] ペインの [メジャー] エリアに表示され、それ以外の場合は [ディメンション] エリアで指定された親メンバーの下に表示されます。新しいメンバーはビュー内の他のフィールドと同じように使用できます。