フローの状態およびパフォーマンスの監視

フローをパブリッシュし、定期的な実行スケジュールを設定したら、フローが予想どおりに実行されたことや、問題の発生時にどのように解決したかを確認できます。また、フローを監視してそのパフォーマンスを確認することもできます。

このトピックでは、Tableau Server および Tableau Online でフローを監視するためのさまざまな方法について説明します。

発生した問題を検出して解決する

Tableau Server を設定して、フローが失敗したときにメール通知を送信したり、Tableau Server で [アラート] メニューを使用してエラーを見つけて確認したりできます。また、関心のあるフローを [フロー] ページで確認することもできます。この種類の監視では、問題が発生した時点で問題を検出できます。

フローが失敗したときにメール通知を受け取る

フローが失敗したときに、フローの所有者にメール通知を送信するよう、Tableau Server を構成できます。

Tableau Server およびサイトのメール通知を設定するには、手順 2 - Tableau Server のフロー設定の構成の手順に従ってください。

Tableau Online では、サイトのメール通知は、既定で有効に設定されています。この設定は、[設定] > [全般] ページに移動すると確認できます。

エラーを表示して解決する

: バージョン 2020.4.1 以降では、Tableau Server および Tableau Online でフローの作成と編集を行えるようになりました。このセクションの内容は、特に記載がない限り、すべてのプラットフォームに適用されます。Web 上でのフローの作成の詳細については、Web 上の Tableau Prepを参照してください。

フローの実行中は、次のようなエラーが発生する場合があります。

  • 接続エラー: 通常、接続エラーは Tableau Server または Tableau Online で 1 つ以上のデータ入力に接続できないか、1 つ以上の出力ステップで接続を確立できない場合に発生します。

    • 入力接続エラーの場合は、[接続] タブの [接続の編集] オプションを使用して接続の詳細を変更してから、フローを再度実行します。
    • 出力接続エラーの場合は、フローの出力ステップが出力する場所を確認します。フローの出力がネットワーク共有で実行される場合は、出力ステップで安全な場所を指定していることを確認してください。変更を行うと、フローが再パブリッシュされ、実行が再試行されます。

      : ファイルまたはネットワーク共有に出力されるフローの出力接続エラーを修正するには、フローを Tableau Prep Builder にダウンロード してから、フローをサーバーにもう一度パブリッシュします。パブリッシュされたデータ ソースまたはデータベースに出力されるフローは、Web 上で直接編集できます。

  • フロー内のエラー: フローの 1 つ以上のステップでエラーがある場合、エラー メッセージが表示されます。フローは、Web 上で直接編集してもう一度パブリッシュできます。フローを Tableau Pre Builder にダウンロードしてエラーを解決し、フローをサーバーにパブリッシュし直して、もう一度実行します。

  • フロー タスクの中断: スケジュールされたフロー タスクの実行が構成した回数失敗すると、このフロー タスクは中断されます。1 つのフローに複数のスケジュール タスクを割り当てることができますが、失敗したタスクのみが中断されます。他のすべてのフロー タスクは、エラーが発生しない限り引き続き実行されます。中断したタスクを再開するには、エラーを確認して問題を解決してから、フローをオンデマンドで実行するか、割り当てられたスケジュールに基づいて自動的にフローを実行するようにします。

    注: 既定では、フロー タスクが 5 回連続して失敗すると、中断されます。サーバー管理者は、tsm configuration set オプションを使用すると、この既定を変更することができます。詳細については、手順 5 - オプションのサーバー構成を参照してください。

エラーは、次のページで確認することができます。

フローの [概要] ページ

このページでは、最新のフロー実行とエラーのステータスを確認できます。エラー テキストにカーソルを合わせて、エラーの詳細を確認します。スケジュール タスクが中断された場合は、警告アイコンがスケジュールの横に表示されます。アイコンにカーソルを合わせるとステータスが表示されます。

フローの失敗やタスクの中断の原因となったエラーを解決したら、フローを手動で実行するか、割り当てられたスケジュールに基づいてフローを実行できます。フロー タスクの中断の場合は、中断したタスクのツールヒントで [スケジュールされたタスクに移動] リンクをクリックして [スケジュールされたタスク] ページに移動し、[スケジュールされたタスクの再開] ボタンをクリックして中断したタスクを再開します。

[接続] ページ

[接続] ページには、最新のステータスと関連するすべての接続エラーが表示されます。入力エラーを修正するには、入力接続の [その他のアクション] メニューをクリックして接続を編集し、サーバー名、ポート、ユーザー名、パスワードを変更します。

出力接続のエラーを修正するには、Tableau Prep Builder でフローを直接変種するか、フローをダウンロードしてファイル パスを修正し、フローをもう一度パブリッシュして実行します。

[スケジュール タスク] ページ

: このタブを表示するには、Data Management アドオン が必要です。

フローに割り当てられている、スケジュール タスクが表示されます。スケジュール タスクが中断している場合は、そのタスクのステータスが表示され、このページから手動でフロー タスクを再開できます。中断しているタスクを再開する前に、フローにあるすべてのエラーを解決してください。このページにはエラーは表示されませんが、[フローの概要] ページまたは [実行の履歴] ページでエラーを確認できます。

フローの接続を編集するか、フロー タスクを手動で実行すると、中断したスケジュール タスクは、フロー タスクが再パブリッシュされた時点で自動的に再開されます。中断したタスクを手動で再開するには、[スケジュールされたタスク] ペインで [スケジュールされたタスクの再開] をクリックします。この操作により、中断していたすべてのフローのタスクが再開されます。

タスクを個別に再開するには、スケジュールされたタスクの [その他のアクション] メニューをクリックして、[再開] を選択します。 [今すぐ実行] をクリックして、フローのすべてのタスクをすぐに実行することもできます。

[実行の履歴] ページ

: このタブを表示するには、Data Management アドオン が必要です。

[実行の履歴] ページには、完了済みおよび処理中のすべてのフロー実行の詳細が、出力ごとに表示されます。[エラー] 列のエラーにカーソルを合わせると、エラーの詳細が表示されます。[時間] 列には、フローの実行時間が表示されます。

: バージョン 2020.2.1 以降では、[実行タイプ] フィールドに出力の更新タイプが表示されます。以前のリリースでは、このフィールドに、出力をスケジュールに従って実行したか、オンデマンドで実行したかが示されていました。出力の更新タイプを設定する方法の詳細については、増分更新を使用したフロー データの更新を参照してください。

アラート

フローが失敗すると、[アラート] メニューに、フローの再実行や、フローをダウンロードしてトラブルシューティングを行うオプションと共にエラーの詳細が入力されます。

: Tableau Server でこのメニューを表示できるのは、フローの所有者とサーバーまたはサイトの管理者です。Tableau Online でこのメニューを表示できるのは、フローの所有者とサイトの管理者です。

Tableau Prep Conductor プロセスのステータス

  • Tableau サービス マネージャー (TSM) のステータス ページには、TSM でアクセスでき、TSM 管理者が表示可能です。このページを表示するには、TSM にログインする必要があります。

  • Tableau Server ステータス ページは、Tableau Server の Web UI に表示され、Tableau Server 管理者がアクセス可能です。プロセスのステータス インジケーターにカーソルを合わせると、そのプロセスを実行しているノード名とポートを示したツールヒントが表示されます。Tableau Server のステータス ページには、TSM プロセスが表示されません。

    Tableau Server が正常に機能している場合、Tableau Prep Conductor は [アクティブ] または [ビジー] として表示されます。

    • アクティブ: プロセスは意図したとおりに機能しています。

    • ビジー: プロセスは一部のタスクを処理中です。

    • 停止中: プロセスが停止しています。この意味合いはプロセスによって異なります。

    • ステータスを使用できません: Tableau Server はプロセスのステータスを判定できません。

管理ビューでフローの活動とパフォーマンスを監視する

管理ビューを使用して、フローに関する活動、パフォーマンス履歴、および使用済みディスク領域を監視できます。[ステータス] ページに含まれている埋め込みワークブックには、使用するとさまざまな種類のサーバーやサイトの活動を監視することができる、多様な管理ビューがあります。

Tableau Server のインストールでは、管理ビューを表示するために、PostgreSQL ドライバーを事前にインストールする必要があります。詳細については、「データベース ドライバー(Link opens in a new window) (Linux)」、「データベース ドライバー(Link opens in a new window) (Windows)」を参照してください。サーバー管理者は、これらのビューを使用して、サーバー レベル (すべてのサイトの集計) または特定のサイトの活動をどちらも表示することができます。サーバー管理者のみ、サイトでフィルターできます。

実行可能な人物

  • Tableau Server: Tableau Server 管理者および Tableau サイト管理者は、管理ビューの表示と操作の両方が実行できます。サーバー管理者のみ、サイトでフィルターできます。

  • Tableau Online: Tableau サイト管理者は、管理ビューを表示して操作できます。

すべてのユーザーによるアクション

このビューを使用して、フローがどのように使用されているかインサイトを収集します。これには、パブリッシュ、ダウンロード、フローの実行などのアクションが含まれます。このビューは、アクション、サイト、および期間でフィルターできます。合計ユーザー数には、アクションを実行したユーザーの数が表示されます。この値がフィルターの影響を受けることはありません。アクティブ ユーザー数には、選択した期間中にアクティブであり、選択したアクションのいずれかを実行したユーザーの人数が表示されます。

特定のユーザーによるアクション

このビューを使用して、個々のユーザーがフローをどのように処理しているかインサイトを収集します。

Tableau Server では、このビューをユーザー名、アクションの種類、期間、およびサイトでフィルターできます。

Tableau Online では、このビューをユーザー名、アクションの種類、および期間でフィルターできます。

最近のユーザーによるアクション

このビューには、過去 24 時間に Tableau Server または Tableau Online でアクティブになっているユーザーが表示されます。

これは、サーバーでメンテナンス作業を行う必要がある場合や、これによる影響を受けるユーザーが何人でどのユーザーか、およびユーザーの現在のアクションを把握する場合に便利です。

このビューの [アクティブ][最近アクティブ]、および [アイドル中] の各ユーザーは、Tableau Server または Tableau Online に現在サインインしています。

このビューでは、アクティブ ユーザーは過去 5 分以内にアクションを実行したユーザー、最近アクティブ ユーザーは 30 分以内にアクションを実行したユーザー、アイドル中ユーザーは最後にアクションを実行してから 30 分以上経過しているユーザーをそれぞれ表します。

ユーザーが最後に行ったアクションのみを表示するには、ユーザーを選択します。アクションの上にカーソルを合わせると、アクションの詳細が表示されます。

バックグラウンダー タスクの遅延

[バックグラウンド タスクの遅延] ビューには、抽出の更新タスク、サブスクリプション、およびフロー タスクの遅延、つまり、スケジュールが設定された実行時刻と実際に実行された時刻の相違を示す時間が表示されます。このビューは、タスクのスケジュールを分散したり、タスクを最適化したりすることでサーバーのパフォーマンスを改善できる方法を特定するために役立ちます。

考えられる遅延の原因と、遅延の改善に役立つ方法には、次のようなものがあります。

  • 多数のタスクが同時刻にスケジュール設定されている。前述したサンプルのビューで、長時間の遅延が表示されたタスクは、毎日同じ時刻にクラスタリングされているため、待機時間の急上昇が作成されています。タイムラインのフィルターを 1 日に設定して、タスク遅延を時間単位で表示するようにすると、同時刻にスケジュール設定されたタスクが多数存在する時間を特定できます。この問題を解決する 1 つの方法として、タスクをオフピーク時に分散してサーバーの負荷を軽減することが考えられます。

  • Tableau Server で他の複数のサーバー プロセスが同時に実行中で、サーバー リソースを消費しているためにパフォーマンスが低下している。サーバー プロセスの CPU およびメモリ使用量を監視して、どのプロセスがリソースを最も消費しているかを把握してからサーバー プロセスの構成を調整します。プロセスの監視の詳細については、「Windows Performance Monitor でデータを収集する」(Link opens in a new window)を参照してください。

抽出以外のバックグラウンド タスク

バックグラウンド タスクは、フロー (スケジュールおよびアドホック) を実行するために作成されます。このビューを使用して、このサイトで成功または失敗したフロー タスクの数を確認することができます。タスクのアイコンにカーソルを合わせると、詳細が表示されます。

フロー実行のパフォーマンス

このビューは、サイト上のすべてのフローのパフォーマンス履歴を表示するために使用します。フロー名、出力ステップ名、フロー所有者、実行タイプ (スケジュールまたはアドホック)、およびフロー実行の開始時刻でフィルターできます。

このビューを使用して回答可能な質問には次のものがあります。

  • 現在スケジュールされているフロー タスクは何か? – これを確認するには、[開始時刻] フィルターを使用して、調べたい時間枠を選択します。たとえば、今後 3 時間でスケジュールされているフロー タスクを表示するには、[時間] -> [今後] を選択し、「3」と入力します。

  • フロー タスクの期間はどの程度か? – これに回答するには、ビュー内のマークをクリックし、タスク実行期間を含む詳細を表示します。

アドホックで実行されたフローの数、スケジュールされた実行の数はいくつか? – これに回答するには、[実行タイプ] フィルターを使用し、[アドホック] または [スケジュール] を選択します。

: 今回のリリースではこの機能に対応しておらず、実際にはデータはフィルターされません。

上記の質問以外にも、収集可能なインサイト例には次のようなものがあります。

  • 最も頻繁に実行されるフローに、最も多くマークが付けられます。

  • 現在いくつのフローが同時に実行されているかを表示するには、[進行中] または [保留中] と表示されているマークにカーソルを合わせて [保持] を選択し、現在実行中のすべてのフロー実行をフィルターします。

  • 特定の期間に同時に実行されているフロー数を確認するには、[開始時刻] フィルターで範囲を選択します。たとえば、[今後 3 時間] を選択すると、今後 3 時間にどのフローが実行されるかを表示することができます。

領域使用量の統計

[領域使用量の統計] ビューを使用すると、サーバーで最もディスク領域を使用しているフローを特定できます。ディスク領域の使用率は、ユーザー、プロジェクト、およびフローの出力サイズごとに表示され、最も近い整数に丸められます。

[最小サイズ] フィルターを使用して、フローの出力が占有する領域の大きさに基づいて、どのフローの出力が表示されるかを制御します。フローの表示には [オブジェクト タイプ] フィルターを使用します。

  • [最も領域を使用しているユーザー] – このセクションには、最も多くの領域を占有しているフロー (フローでフィルターしている場合) を所有するユーザーが表示されます。そのユーザーの次の 2 つのグラフをフィルターするには、ユーザー名をクリックします。

  • [最も領域を使用しているプロジェクト] – このセクションには、最も多くの領域を占有しているフロー (フローでフィルターしている場合) を持つプロジェクトが表示されます。

  • [最も領域を使用しているワークブック、データ ソース] – このセクションには、最も多くの領域を占有しているフロー (フローでフィルターしている場合) が表示されます。

実行可能なユーザー

  • Tableau Server の管理者は、次のことが実行できます。
    • サーバー レベルでメール通知を設定する
    • サイトのメール通知を設定する
    • エラーを表示する
    • 中断したタスクを再開する
    • アラートを表示する
    • プロセスのステータスを表示する
  • Tableau サイト管理者は、次のことが実行できます。
    • サイト レベルでメール通知を設定する
    • エラーを表示する
    • 中断したタスクを再開する
    • アラートを表示する
  • フローの所有者、プロジェクト リーダー、およびフローを表示する権限を付与されているすべてのユーザーは、次のことが実行できます。
    • エラーを表示する
    • 中断したタスクを再開する
    • アラートを表示する (フローの所有者)
ありがとうございます!