ダッシュボードの拡張機能の使用

拡張により、固有の機能をダッシュボードに追加したり、Tableau 以外のアプリケーションに直接統合できます。拡張の追加は簡単です。他のダッシュボード オブジェクトと同じようにダッシュボードのレイアウトに組み込みます。

拡張によりダッシュボードの機能は、サードパーティー開発者により作成された Web アプリケーションで改善しました。開発者が独自の拡張機能を作成したい場合は、GitHub のドキュメンテーション「Tableau 拡張機能 API」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

: Tableau 管理者は、Tableau Desktop(新しいウィンドウでリンクが開く)Tableau Server(新しいウィンドウでリンクが開く)、および Tableau Cloud(新しいウィンドウでリンクが開く) のダッシュボードの拡張機能をオフにすることができます。

拡張機能をダッシュボードに追加する

  1. Tableau ワークブックで、ダッシュボード シートを開きます。

  2. [オブジェクト] セクションから、 [拡張機能] をダッシュボードにドラッグします。

    ダッシュボードに拡張機能を追加する方法を示した矢印。

  3. [Add an Extension (拡張機能の追加)] ダイアログ ボックスで、次のいずれかを実行します。

    • 拡張機能を検索して選択します。

    • [Access Local Extensions (ローカルの拡張機能にアクセス)] をクリックして、先ほどダウンロードした .trex ファイルを開きます。

  4. プロンプトが表示されたら、ワークブックにあるデータへのダッシュボードの拡張機能のアクセスを許可または拒否します。詳細については、データ セキュリティ、Tableau の信頼できる拡張機能、ネットワーク対応拡張機能を参照してください。

    アクセスを許可する場合は、画面上の指示に従って拡張機能を設定します。

    注: Tableau Server または Tableau Cloud を使用している場合、拡張機能オブジェクトは、印刷物、PDF、およびダッシュボードの画像 (登録メールの画像を含む) で空白表示されます。

ダッシュボードの拡張機能の構成

機能をカスタマイズできる構成オプションを提供するダッシュボードの拡張機能もあります。

  1. 拡張機能をダッシュボードで選択し、右上隅のドロップダウンメニューから[構成]をクリックします。

  2. 画面上の指示に従って拡張機能を構成します。

    ダッシュボードで拡張機能を設定するためのコンテキスト メニュー。

ダッシュボードの拡張機能の再読み込み

ダッシュボードの拡張機能が応答しなくなったら、再読み込みする必要があります。これは、ブラウザーでWeb ページを更新するのと似ています。

  1. 拡張機能をダッシュボードで選択し、右上隅のドロップダウンメニューから[再読み込み]をクリックします。

    ダッシュボードの拡張機能が更新され、その元々の状態に設定されます。

  2. 拡張機能を再読み込みしても使用できる状態に復元できない場合は、ダッシュボードから削除して再度追加してみてください。

データ セキュリティ、Tableau の信頼できる拡張機能、ネットワーク対応拡張機能

拡張機能は、次の 2 つの標準形式で提供される Web アプリケーションです。

  • Tableau の信頼できる拡張機能 は、厳密に審査され、Tableau が管理するホスト上で展開されます。これらには、Tableau が開発および管理する拡張機能、Tableau Exchange パートナーが作成し、Tableau の拡張機能審査およびホスト サービスを通じて展開される拡張機能、および従来のサンドボックス拡張機能ホスト内の拡張機能が含まれます。

  • ネットワーク対応拡張機能は、サードパーティーのホストに展開されています。これらの拡張機能を使用すると、開発者は Tableau を介さずに拡張機能の配信を管理できます。これらには、より優れた本番環境サポートを提供するためにパートナーが直接管理する拡張機能、ローカル ネットワーク内でホストおよび展開される拡張機能、および Tableau 外部のサードパーティー サービスとの通信を必要とする拡張機能が含まれます。

ネットワーク対応拡張機能を追加する前に、機能をホストする Web サイトが信頼できるサイトであることを確認します。

既定では、拡張機能は HTTPS プロトコルを使用します。これにより、データの送受信用の暗号化チャネルが保証され、ある程度のプライバシーとセキュリティが保証されます。ダッシュボードの拡張機能を使用する際のデータ セキュリティの詳細については、「拡張機能のセキュリティ - 展開に関するベスト プラクティス(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。

ネットワーク対応拡張機能の許可または拒否

既定では、ネットワーク対応拡張機能を実行するには、パーミッションを要求する必要があります。このパーミッション ダイアログには、ホスト元のサードパーティー サーバーと、拡張機能に必要なデータ アクセス レベルに関する情報が表示されます。拡張機能の実行を許可する前に、この情報を確認することをお勧めします。

拡張機能は、通常、ビュー内の表示データにアクセスします。拡張機能が「フル データ アクセス」を要求する際に、ワークブック内のより深いデータへのアクセスを要求することがあります。これには、参照元データへのフル アクセス、データ ソースのテーブル名とフィールド名、データ ソース接続に関する情報が含まれます。ワークブックで拡張機能の実行を許可する前に、拡張機能のパーミッション ダイアログで宣言された情報を確認し、拡張機能の実行とこのデータへのアクセスを許可するか拒否するかを決定する必要があります。

フルデータ アクセスを必要とするがアクセスが拒否されている拡張機能を含むダッシュボードを表示している場合は、拡張機能の代わりにメッセージが表示されます。拡張機能を信頼しこれを使用したい場合は、パーミッションをリセットして拡張機能の実行を許可します。

ダッシュボード上の拡張機能のパーミッションをリセットするためのコンテキスト メニュー。

  1. ダッシュボードで拡張機能を選択し、右上隅のドロップダウン メニューから [パーミッションのリセット] をクリックします。

  2. [許可] をクリックして拡張機能を実効しデータにアクセスするか、または [拒否] をクリックして拡張機能の実行を防ぎます。

Tableau Desktop で JavaScript が有効になっていることを確認する

ダッシュボードの拡張機能は JavaScript ライブラリである Tableau 拡張 APIライブラリを使用してデータを操作します。拡張機能を使用する場合は、ダッシュボードのセキュリティ設定で JavaScript が有効になっていることを確認します。

[ヘルプ][設定とパフォーマンス][ダッシュボード Web 表示セキュリティの設定][JavaScript の有効化] の順に選択します。

拡張機能が Tableau Cloud または Tableau Server で実行していることを確認する

拡張機能を、Tableau Desktop からパブリッシュするワークブックに追加したり、Tableau Cloud および Tableau Server の Web 作成モードに直接追加したりすることが可能です。Tableau 管理者は、拡張のサイトでの実行を可能にし、ネットワーク対応拡張を安全なリストに追加する必要があります。管理者は、テスト済みで信頼できる拡張だけを許容すべきです。

ダッシュボードの拡張機能を Tableau Cloud または Tableau Server で使用する場合は、管理者に「ダッシュボードの拡張機能を Tableau Cloud で管理」または「ダッシュボードの拡張機能を Tableau Server で管理」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照するように指示します。

サンドボックス拡張機能でサポートされる Web ブラウザー

サンドボックス拡張機能は、Internet Explorer 11 を除くすべてのブラウザーでサポートされている Tableau Server(新しいウィンドウでリンクが開く)Tableau Cloud(新しいウィンドウでリンクが開く) で実行されます。

サンドボックス拡張機能でサポートされているバージョンの Tableau Server

サンドボックス拡張機能は、Tableau Server 2019.4 以降で使用できます。

サードパーティーおよびパートナーが構築したダッシュボードの拡張機能についてのサポートを受ける

パートナーおよびサードパーティーの拡張機能は、Tableau では直接サポートされていません。ただし、サポートが必要な場合は、詳しい情報を確認できる方法がいくつかあります。

  • Tableau Exchange の一部のパートナー ページには、サポートを直接受けることができるリンクが用意されています。
  • Tableau Exchange の開発者 Web サイトのリンクから、コネクタの作成者に連絡できます。

拡張機能 API に関する質問については、DataDev Slack チャネルを通じて質問を共有してサポートを求めるか、拡張機能 API に関する問題を GitHub から送信することをお勧めします。


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