アクティビティ ログ

Tableau Cloud は、テナントとサイトのアクティビティのイベント ログを記録します。既定では、Tableau ライセンス エディションの場合、最大 14 日間のデータにアクセスできます。Advanced Management、Tableau Enterprise、または Tableau+ エディションをご利用の場合、このアクセス権は 365 日まで延長されます。ライセンスによって、特定のデータ保持、アクセス方法、および更新頻度が決まります。詳細については、「イベントの更新頻度とデータ保持期間」を参照してください。

これらのログを使用すると、以下を行うことができます。

  • イベント データの表示と分析: Tableau Cloud の詳細なイベント データにアクセスすることができ、コンプライアンス情報を収集したり、テナントやサイト上のアクティビティを追跡したりすることができます。すべてのイベントには、タイムスタンプと行為者の ID、および、関連がある場合、影響を与えたたコンテンツの ID が含まれます。

  • パーミッション変更の監査: コンテンツのパーミッションの変更を追跡および監査します。これには、グループへのユーザーの追加やグループからの削除、プロジェクト間でのコンテンツの移動、コンテンツのパーミッションの明示的な変更などが含まれます。これは、コンプライアンス目的で堅牢な制御を実装するために不可欠です。

  • 管理者インサイトの補足: 管理者インサイトと管理ビューが提供する情報を強化して、サイトのアクティビティと使用状況のメトリクスを追跡します。アクティビティ ログのデータを Splunk や Amazon EventBridge などの監視ツールと統合すると、ログのフィールドをクエリすることにより、ユーザーが実行した最後の 10 件のアクション、コンテンツに対して最後にイベントを実行したユーザー、コンテンツに対する最後のアクションは何であったかなどの質問に答えることができます。アクティビティ ログのデータは、Snowflake、Data Bridge、Google BigQuery などのクラウド データ ウェアハウスにインポートして分析することもできます。

アクティビティ ログのイベントへのアクセス

アクティビティ ログに進む前に、Tableau Cloud のさまざまなイベント タイプとそれらにアクセスする方法を理解することが重要です。

テナント イベント

テナント イベントは、Tableau Cloud Manager (TCM) テナント内で発生した変更を記録します。これには、サイト上でのユーザーのアクセス権限とロールの割り当て、サイト ロールの容量制限の変更、複数のサイトにわたるライセンス消費の監視などのアクティビティが含まれます。テナント イベントには、Cloud 管理者ロールを持つユーザーが TCM REST API(新しいウィンドウでリンクが開く) 管理メソッド (プラットフォーム データ API とも呼ばれます) を使用してアクセスします。詳細については、TCM REST API リファレンスに記載されている「テナント アクティビティ ログのパスの一覧表示(新しいウィンドウでリンクが開く)」および「(新しいウィンドウでリンクが開く)テナント アクティビティ ログのダウンロード URL の一括生成」のメソッドを参照してください。

アクティビティ ログのテナント イベントの完全なリストについては、アクティビティ ログのテナント イベント タイプのリファレンスを参照してください。

サイト イベント

サイト イベントは、Tableau サイト内で発生した変更を記録します。これには、ログインの成功と失敗、パーミッションの変更、ユーザーによるコンテンツの操作などのアクティビティが含まれます。

サイト イベントには、次の 2 つの方法でアクセスします。

アクティビティ ログのサイト イベントの完全なリストについては、アクティビティ ログのサイト イベント タイプのリファレンスを参照してください。

イベントの更新頻度とデータ保持期間

ご利用のライセンス エディションに応じて、ログの更新頻度とデータ保持期間の値が異なります。

 Tableau (既定)Advanced Management、Tableau Enterprise、Tableau+
   
アクセス方法Tableau Cloud Manager REST API

Tableau Cloud Manager REST API

顧客が管理する Amazon Simple Storage Service (S3) バケット

   
更新頻度1 日15 分未満
   
データ保持期間14 日

365 日

  • 2025 年 9 月 1 日より、Tableau Cloud Manager REST API 管理メソッドのデータ保持が開始されます。Tableau ライセンス エディションから Enterprise または Tableau+ ライセンスにアップグレードすると、最大 365 日間の履歴データにアクセスできるようになります。

  • Amazon S3 のデータ保持期間は、S3 ライフサイクル設定に基づいて決定されます。詳細については、 AWS ヘルプの「バケットに S3 ライフサイクルを設定する」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

注: ログは毎日一括処理され、前日分のアクティビティ ログは通常、真夜中を数時間過ぎた頃に届きます。利用可能時間は、ご利用サイトのポッドのローカル タイム ゾーンに基づきます。たとえば、prod-useast-a でホストされているサイトでは、東部標準時に基づいてログが利用可能になります。

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