セットアップの実行

この章では、Tableau Server 2021.3 on Windows をインストールし、サーバーを起動して実行する重要な構成手順の実施方法について説明します。ワークブックの共有および接続のための最初のステップは、ソフトウェアをインストールすることです。本ガイドの後の章ではユーザーがどこからでも接続し、データを共有、表示、パブリッシュするよう Tableau Server を構成する方法について説明します。

サーバーをアップグレードしている場合は、「Tableau Server のアップグレード」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

簡単インストール ガイドは、最新バージョン (2021.3) の Tableau Server に対してのみパブリッシュされています。以前のバージョンの Tableau Server をインストールする必要がある場合には、インストールを希望するバージョンの展開内容を参照してください。「アーカイブされているヘルプ コンテンツ」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

レビューしてみる

前の章 (展開の計画) では次の内容について学習しました。

  • サーバーにライセンスを供与する方法 (ユーザーごとまたはコアごと)。

  • サーバーを実行するために必要なハードウェア。

  • ユーザーが、Windows Active Directory または Tableau Server でローカル認証を使用して、Tableau Server で認証する方法。

  • 実行ユーザー アカウントにドメイン アカウントを作成する必要があるかどうか。

よろしいでしょうか。分からない方は、前に戻ってこれらの問題をしばらく確認してください。予防は、修正にかかる時間を大幅に削減します。たとえば、この章を先へ進み、推測に基づいて認証構成を行います。うまく行かなければ、サーバーをアンインストールして最初からやり直す必要があります。さらにひどい場合は、組織が必要とする使用量に対し、ハードウェア仕様が下回ると、最終的に実行速度が非常に遅くなり、全員が影響を受けます。

インストールの前に

世界中で販売されているその他のサーバー製品の約 98.7% と比較して、Tableau Server には驚くほどシンプルなインストール プログラムがあります。それでも、先に進む前にいくつかの手順を実行する必要があります。

Tableau Server ソフトウェアのバージョンが正しいことを確認する

組織全体で、同じバージョン (2021.3 など) の Tableau Desktop と Tableau Server を使用することをお勧めします。最新バージョンの Tableau Server ソフトウェアを取得するには、カスタマー ポータル(新しいウィンドウでリンクが開く)に移動してください。Tableau を購入すると、カスタマー ポータルへのサインイン用ユーザー名とパスワードを入手できます。

古いバージョンの Tableau Server を取得するには、「Tableau Server Product Downloads and Release Notes」に移動してください。

さまざまなコンピューターでさまざまバージョンの Tableau を実行する状況にある場合は、「Desktop と Server の互換性」(新しいウィンドウでリンクが開く)の記事をお読みください。

プロダクト キーの取得と登録の確認

Tableau の購入時に受け取ったユーザー名とパスワードを使用してカスタマー ポータル(新しいウィンドウでリンクが開く)にログインし、プロダクト キーを取得します。

また、電子メール アドレスを登録していることを確認してください。各プロダクト キーと関連付ける連絡先メールが必要となります。弊社に知らせる電子メール アドレスは、頻繁に確認するアドレスで、有効期限がないものにしてください。

Windows のバージョンが正しいことを確認する

次の 64 ビット Windows Server オペレーティング システムがサポートされています。

  • Windows Server 2016

  • Windows Server 2019

管理者パーミッションを持っていることを確認する

Tableau Server インストール プログラムを実行するには、コンピューターに「ローカル管理者」、つまり Windows の [ローカル ユーザーおよびグループ] 管理コンソールの [管理者] グループのメンバーとしてサインインする必要があります。"local" という部分は、ネットワーク上の他のリソースやコンピューターに対してではなく、ローカルのコンピューターのみの管理者であることを意味します。

Active Directory を使用する環境で実行中であっても、ローカル管理者として Tableau Server をインストールできるため、セキュリティを重視する IT 担当者にも歓迎されます。(インストール後のタスクである実行ユーザー アカウントを構成する際には Active Directory ユーザーでなければならない場合があります。実行ユーザー アカウントについては後ほど説明します。)

「クリーンな」コンピューターへのインストールを確認する

計画の章で説明したように、Tableau Server の実行専用コンピューターに Tableau Server をインストールすることをお勧めします。理由は次のとおりです。

  • パフォーマンス。Tableau Desktop ユーザーは Tableau Server が実現するデータの自由化に気付き、日常的な意思決定プロセスの一部として、Tableau Server を使用してデータ ソースを共有し、ワークブックを表示、共有、ホストします。このデータ変換には、高速で安定したサーバー コンピューターが必要です。Tableau Server を他のリソース併用していない場合、特に他のデータベース アプリケーションを一緒に使用していない場合は、パフォーマンスの調整はさらに直接的です。

  • セキュリティ。一般的なセキュリティのベスト プラクティスは、サーバー アプリケーションをできるだけ隔離することです。Tableau Server は、ネットワーク全体に広がる可能性があるユーザーとデータの間のコンジットとしての役割を果たします。また、Tableau Server は重要なデータの抽出も保存します。すべての Tableau Software は規律化されたセキュリティ エンジニアリングの実践によって構築されているため、データやアカウント、機密情報を保護するための多数の作業を、既定のインストールで行っています。ただし、セキュリティ インシデントのリスクを軽減するには、その他のサーバー ソフトウェアを削除する (またはインストールしない) ことにより、Tableau Server を実行するコンピューターの攻撃表面を減らすことをお勧めします。

  • 相互運用性。経験の豊富な管理者は、Tableau Software を、同じコンピューター上にインストールされている可能性のある、その他多数のサーバー ソフトウェアと問題なく相互運用することができます。ただし、ユーザーはサーバーを手動で構成する時間を最小限に抑えることを希望していると推定しています。

    たとえば、サーバー コンピューターに Microsoft Internet Information Services (IIS) がインストールされている場合、IIS は既にポート 80 を使用するよう構成されている可能性が高くなります。つまり、そのポートを Tableau Server で使用することはできません。確かに、Tableau Server で別のポート (8000 など) を使用するよう構成できます。ユーザーは Tableau Server に接続するたびに、そのポート番号を URL に入力する必要はありません (http://your-server:8000/)。これにより、Tableau Server への接続方法に関し、メールの安定した流れを実質上保証できます。これは望ましいことではなく、データ革新にも貢献しません。従って、ベスト プラクティスは、Tableau Server が専用のコンピューターを持つことです。

準備は整いましたか? では、それらを少し置いておきましょう …

ステップ 1:サーバーのセットアップの実行

Tableau Server インストール ファイルをダウンロードしたら、インストール ファイルをダブルクリックし、画面の指示に従ってアプリケーションのセットアップとインストールを完了してください。

インストール パスの選択

セットアップ プロセスで、Tableau Server を既定のパス (C:\Program Files\Tableau\Tableau Server) にインストールすることをお勧めします。パスを変更した場合は、セットアップ後に一部のパーミッションを手動で変更しなければならない場合があります。別のパスを指定する場合は、「フォルダー パーミッションの検証」(新しいウィンドウでリンクが開く)をお読みください。

ファイル パスを変更できる設定からの画像

[次] をクリックします。

[インストール タイプ] ページが表示されます。

新規サーバーをインストールしているので、既定の選択をそのままにし、[新規 Tableau Server 設定][次]をクリックします。

インストールの準備完了ページが表示されます。[インストール] をクリックします。

インストール完了後、[次へ] をクリックして Tableau Services Manager (TSM) を開始します。TSM の起動には数分間かかります。

ステップ 2:TSM にログインします。

残りのセットアップ プロセスは Web ブラウザーの TSM で行います。インストールの最初の部分が完了したら、セットアップ プログラムがブラウザを起動し、認証資格情報の入力を求めます。

セットアップ実行に使用した管理者認証資格情報で TSM にサインインします。

ステップ 3:Tableau Server のライセンス認証と登録

TSM が起動したら、[ライセンス認証]ページを起動します。

Tableau Server には、サーバーをライセンス認証し、ライセンス タイプ (ユーザー ベースまたはコア ベース) を設定するプロダクト キーが少なくとも 1 つ必要です。

Tableau Server を実行するコンピューターがインターネットに接続されていない場合は、サーバーをオフラインでライセンス認証する必要があります。この場合は、[オフラインでの Tableau のライセンス認証](新しいウィンドウでリンクが開く) をお読みください。

ステップ 4:重要な Tableau Server 設定の構成

ライセンス認証と登録が完了すると、Tableau Server 構成オプション ページが表示されます。

認証タイプを設定する必要があります(つまり、アイデンティティ ストア)。展開計画でそのアカウントを Active Directory ユーザー アカウントにアップデートする必要がある場合は、今すぐ実行ユーザーも設定することをお勧めします。

さらに、ポート 80 をリスンする別のアプリケーションを実行中のコンピューターに Tableau Server をインストールした場合、その競合をどのようにして解決するかを決定する必要があります。

一連のサンプル ワークブックもインストールできます。これらは、Tableau Server になれていない組織には便利です。実際のワークブックをロスしたり、意図した編集のリスクなしで、ユーザーに実際の Tableau Server に慣れてもらうことが可能です。 ユーザーは Tableau Server にログオンして、サンプル ワークブックを表示、編集、ダウンロードすることができます。

認証タイプの設定

[アイデンティティ ストア] から、認証タイプを設定します。

認証タイプが正しいことを確認する

[初期化] をクリックするに、これが適切に設定されていることを確認してください。ここで [初期化] をクリックすると、インストールされたサーバーの製品寿命に対して認証タイプが設定されます。その後で変更が必要な場合は、Tableau Server を再インストールする必要があります。

既定ではローカル認証(ローカル)になっているため、Active Directory 認証を使用する場合にのみ変更する必要があります。

Active Directory を使用する場合は、[Active Directory] を選択します。次に、[ドメイン] フィールドでドメインの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力し、[NetBIOS] フィールドで、ドメインのNetBIOS 名を入力します。

NetBIOS 名は FQDN の一番左のノードです。最初にサインインするときには、完全修飾ドメイン名 (例: example.lan\jsmith) を使用する必要があります。次回のサインインでは、ニックネーム (example\jsmith) を使用できます。

実行サービス アカウントの設定

展開計画で実行サービス アカウントをドメイン アカウントに更新する必要があると判断した場合は、[ユーザー アカウント] フィールドにアカウントを入力します。

重要: ドメイン名にユーザー名を含めます (例: example\tableaurunas)。

このアカウント用に作成したパスワードを入力します。

ポートの設定

[ゲートウェイ] セクションに表示されているポート番号が 80 の場合は、問題ありません。

ポート番号が 80 以外 (8000 の場合)、サーバー上のどのアプリケーションが HTTP ポート 80 を既に要求しているかを突き止める必要があります(前述のとおり、ポート 80 を利用できない場合は、サーバー コンピューターで Microsoft IIS を実行中の場合があります)。

この方法に確信がない場合は、IT 専門家のサポートを受けてください。

サーバー上の他のアプリケーションの既定でポート 80 を使用する必要がある場合は、Tableau Server がポート 80 を使用できるよう、他のアプリケーションのポートをリセットすることをお勧めします。

構成を続行

構成を続行するには、 [初期化]をクリックします。

Tableau Server は構成変更を保存し、初期化します。これにはしばらく時間がかかります。

終了したら、以下のページが表示されます。

[続行] をクリックし、設定の最後のステップを起動します。

ステップ 5:Tableau Server 管理者ユーザーの作成

最後の手順として、Tableau Server の管理者ユーザーを追加します。構成が完了した後、Tableau はブラウザーを起動し、Tableau Server の管理者ユーザーの設定ページを表示します。

Tableau Server 管理者は、Tableau のあらゆる側面 (サイトやユーザー、グループ、プロジェクトの管理、およびサーバー構成設定の変更を含む) を管理する、Tableau Server 内のユーザーです。

  • 認証に Active Directory を使用している場合は、ここで指定するアカウントはディレクトリ内のユーザーである必要があります。

  • 一方、Tableau Server をローカル認証で実行している場合、ここで指定するユーザー名とパスワードは、管理者アカウントの作成に使用されます。このアカウントには強力なパスワードを使用してください。

このアカウントを使用して、Tableau Server admin ウェブページにアクセスします。「Tableau Server 管理者エリアへのサインイン」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

管理者のユーザー名とパスワードは安全な場所に保管してください。最初に、Tableau Server の管理者ユーザーはサーバーを完全にコントロールすることができます。そのため、この認証資格情報が秘密に保たれていることを確認してください。次に、サーバー上に追加ユーザーを作成するには、これらの認証資格情報が必要です。このユーザーは、何かが発生した際、サーバーへの究極のエントリー ポイントとなります。

サーバー管理者アカウントはいつでも追加または変更できます。これについては、後ほどユーザーの作成の章で説明します。

待ってください... 2 つの異なる管理ツールがありますが?

厳密に言うと、そうではなく、tableau Server の管理には 5 つの異なるパスがあります。この表で明確になるでしょう。(最初の 2 つのツールが必要なすべてです。)

管理ツール ...に使用 必要なアカウントは?アクセス方法は?
Tableau Server 管理者ページ コンテンツに関連する Tableau 固有のタスク作成および管理:ユーザー、グループ、プロジェクト、サイト、パーミッションなど。

上記の最後のステップで作成したばかりのアカウントを使用します。

「Tableau Server 管理者エリアへのサインイン」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

TSM Web UI

これは Tableau Server のセットアップと構成に使用するツールです。TSM で作成する構成の種類はサーバー設定に関連しています。例えば、SAML の有効化をする場合、またはより多くのプロセスを Tableau Server コンポーネントに構成する場合、TSM Web UI を使用します。

古いバージョンの Tableau Server になれている場合、TSM Web UI を Tableau Server 構成ユーティリティの代替として考慮します。

Tableau Server が実行されているローカル PC で管理者権限を持つアカウントは、TSM Web UI にアクセスできます。

「Tableau Services Manager の Web UI へのサインイン」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

TSM コマンド ライン インターフェイス (CLI)

これは TSM Web UI のシェル バージョンです。コマンドラインに問題がない場合は、これはあなた向けのツールです。TSM CLI は Tableau サービスマネージャーの全構成コンポーネントへのアクセスがあり、TSM Web UI はサブセットです。

CLI ユーザーで、古いバージョンの Tableau Server になれている場合、TSM CLI を tabadmin cli ツールの代替として考慮します。

Tableau Server が実行されているローカル PC で管理者権限を持つアカウントは、TSM CLI を使用してサーバーを管理できます。

「tsm コマンド ライン リファレンス」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

tabcmd tabcmd コマンドライン ユーティリティを使用して、Tableau Server サイトの管理タスクを自動で実行できます。サイトの管理タスクを自動で実行できます (ユーザー、プロジェクト、グループの作成や削除など)

Tableau Server で使用しているアカウントと同じアカウントを tabcmd で使用します。このアカウントを使用すると、Tableau にサインインするときに使用するパーミッションと同じパーミッションでサイトとコンテンツにアクセスできます。

「tabcmd」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

API および開発者ツール

REST API、抽出 API、Web データコネクタ、および GitHub にツールとサンプルがあります。これらのツールや API は御社のデータ空間向けに Tableau Server を自動化、拡張、カスタマイズ、最適化する大きな可能性を現しています。

アカウント要件は何を構築するかによります。

ここから始める:「Tableau 開発者用ツール」(新しいウィンドウでリンクが開く)

サーバーがインストールされました。

管理者ユーザーを作成したら、Web インターフェースを使用し、Tableau Server に管理者としてサインインします。いろいろな UI を操作し、何ができるか調べてください。また、Tableau Desktop からサーバーへのワークブックのパブリッシュ(新しいウィンドウでリンクが開く)も試してください。

Tableau Server をすべての同僚に公開する前に、いくつかの手順を実行する必要があります。最初に、サーバーをバックアップします。Tableau Server 上にユーザーやデータがない場合でも、簡易バックアップを実行することをお勧めします。バックアップは、すばやく直接的に行うことができます。次の章、Tableau Server のバックアップでは、重要な手順について説明します。

サーバーをバックアップした後、通常は、SSL を構成してサーバーへのアクセスを保護し、(オプションとして) インターネット クライアントからの安全なアクセスを提供する必要があります。

その後で、ユーザーの追加方法、グループの作成方法、および正しいユーザーが正しいコンテンツへのアクセス権を持つようプロジェクトを構成する方法について説明します。

Tableau Server のバックアップに進みます。

ありがとうございます!